ポテンツァダイヤモンドチップの効果とは?ハイフとの違いも含めて解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ポテンツァダイヤモンドチップの効果とは?ハイフとの違いも含めて解説

ポテンツァのカートリッジのひとつであるダイヤモンドチップは、肌に機械を当て、針を刺さずに高周波を照射して、肌の悩みにアプローチする施術です。


肌に負担が少ないとはいえ、「本当に効果があるの?」「施術の注意点を知りたい」と気になる方も多いでしょう。


この記事では、ダイヤモンドチップの仕組みや効果、注意点について解説します。また、針を使わない施術として知られる「ハイフ」との違いも紹介します。自身に合った治療法を選ぶ参考にしてみてください。






ポテンツァに使用されるダイヤモンドチップとは


ポテンツァは、細い針を皮膚に刺し、そこから周波数の高い電気(高周波)を流して施術を行う美容機器です。目的や施術箇所により、肌に触れる部分のカートリッジを付け替えられる仕組みとなっています。[1]


カートリッジは10種類以上あり、そのひとつがダイヤモンドチップです。


ダイヤモンドチップには針がなく、皮膚に穴を空けずに肌に働きかけます。下記の2種類の高周波を連続で照射する、独自の機能が特徴です。

  • モノポーラ:皮膚の深い部分まで熱を届ける高周波
  • バイポーラ:皮膚の浅い部分に均等に熱を届ける高周波

2種類の高周波を照射すると、肌の浅層から深層まで、均一に電気の熱エネルギーが伝わります。この仕組みにより、肌への高い引き締め効果が期待できるのです。[2]







ポテンツァダイヤモンドチップの3つの効果


ダイヤモンドチップで肌に高周波を当てると、皮膚に弾力をもたらす物質である、コラーゲンやエラスチンを収縮・増加させます。


その結果、以下のような効果が期待できます。[2]


  • しわやたるみを軽減する
  • 小顔にする
  • 毛穴の開きを改善する

それぞれ詳しく見ていきましょう。


【しわやたるみを軽減する】

しわやたるみは、加齢による真皮のコラーゲンやエラスチン減少が原因といわれています。[3]


ダイヤモンドチップによる高周波が真皮まで届くと、コラーゲンやエラスチンを生成する”線維芽細胞”を刺激します。


コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで、目元や口元の細かいシワが目立たなくなったり、頬のたるみが引き締まったりと、肌全体にハリと弾力が出るのです。


その結果、しわやたるみが目立たなくなり、若々しい印象の肌へと近づけられます。


【小顔にする】

ダイヤモンドチップは、小顔効果も期待できる施術です。高周波によりフェイスラインのたるみやもたつきが軽減し、全体的に顔が引き締まって見えます。


骨格そのものは変わらず、劇的に顔が小さくなるわけではありません。ただし、たるみやむくみが改善されるだけでも、すっきりとした印象を与えられます。


継続的に施術を受ければ、より長期的に小顔効果を実感できるでしょう。


【毛穴の開きを改善する】

高周波を当てて肌を引き締めると、毛穴の開きの改善も期待できます。


この毛穴の開きは、皮脂の過剰分泌によるつまりと、肌の弾力性の低下が原因です。


高周波による熱を与えると、皮脂腺が減少することがわかっています。ポテンツァダイヤモンドチップによって皮脂の分泌量のバランスが整い、コラーゲンやエラスチンの増加で肌の弾力が増せば、毛穴の開きが目立ちにくくなるでしょう。[4]








ダイヤモンドチップとハイフとの違い

ダイヤモンドチップと同様に、針を使用しない施術方法として、ハイフ(HIFU)が知られています。


ハイフは、ダイヤモンドチップと同様に、顔のたるみやしわなどの肌悩みに対する治療です。


それぞれの違いを以下の表にまとめました。



ハイフは、皮下組織の下にある筋膜に高密度の超音波を当てる施術です

 

ポテンツァよりも深い部分に強力に熱を与えて引き締めるため、肌の内側からリフトアップする効果が期待できます。[5][6]

 

ポテンツァのダイヤモンドチップは、表皮〜真皮を高周波で刺激する施術です。アプローチする部分の深さがハイフとは異なり、浅い層に届けられます。

 

深いしわや、顔についた脂肪によるたるみが気になる方は、ハイフの方が向いているといえるでしょう。

 

ハイフは皮下の深い部分に強い刺激を与えるため、神経を傷つけるリスクが高まる点はデメリットです。ハイフは施術によって照射できない部位がありますが、ポテンツァの場合はほぼ全顔に施術できます。[7]








ダイヤモンドチップで施術を受ける際の注意点


ダイヤモンドチップの施術前に、把握しておくべき注意点がいくつかあります。

 

  • 薬剤を併用できない
  • 健康状態によっては施術が受けられない
  • 複数回の施術が必要である
  • 赤みや腫れが出ることがある

 

それぞれの内容に納得したうえで治療を検討しましょう。

 

【薬剤を併用できない】

ポテンツァには、マックームやエクソソームなどの薬剤を皮下に届ける、ドラッグデリバリーシステムという機能があります。針を刺した皮膚の穴に、薬液を浸透させるシステムです。

 

針を使用しないダイヤモンドチップには、ドラッグデリバリーシステムは備わっていません。

 

そのため、ダイヤモンドチップはエクソソームやマックームなどと併用ができません。使用したい薬剤がある方は、注意しましょう。

 

【健康状態によっては施術が受けられない】

健康状態によっては、ダイヤモンドチップによる施術を受けられないことがあります。

 

たとえば、以下に当てはまる方です。

 

  • 妊娠中の方
  • 施術部位に金属が入っている方
  • 皮膚が弱い方
  • 埋め込み型医療機器を使用している方 など

 

自身の健康状態に不安がある方は、施術前に必ず医師に相談しましょう。

 

【複数回の施術が必要である】 

ダイヤモンドチップによる施術は、一度の施術で肌悩みの改善を期待できます。しかし、徐々に効果は薄れ、元の肌の状態に戻ってしまう施術です。

 

施術の効果を持続させるためには、複数回受けることが推奨されています。2週間〜3ヶ月ごとに1回、全体で3〜5回程度の施術を推奨するクリニックが多いようです。

 

適切な施術の回数や頻度は、肌の状態や目的により異なります。自身の肌の悩みに合わせて、医師と相談しながら進めていきましょう。

 

【赤みや腫れが出ることがある】

針を刺さないダイヤモンドチップでの施術は、個人差はありますが、ダウンタイムがほとんど現れないといわれています。

 

場合によっては、施術後に肌の赤みやほてり・腫れなどが出現する人もいるでしょう。基本的には、症状が出た場合も数日で治まるケースが多いですが、気になることがあれば医師に相談してください。

 

また、治療後は肌がデリケートな状態になり、刺激や乾燥に弱い状態になります。普段以上に保湿や紫外線対策を行いましょう。








ダイヤモンドチップに関するよくある質問

ここからは、ポテンツァのダイヤモンドチップに関するよくある質問をまとめています。

 

【ダイヤモンドチップに痛みはある?】

ダイヤモンドチップの施術には、痛みはほとんどありません。ほんのりと温かさを感じたり、軽く圧迫感を受けたりする程度であることが多いようです。針を使わないため、刺す痛みや出血の心配もありません。

 

ただし、痛みの感じ方には個人差があります。心配な方は事前にクリニックに相談しましょう。

 

【費用はどのくらいかかる?】

ダイヤモンドチップによる施術は自由診療です。施術を受けたいクリニックの料金設定を確認しましょう。一般的なショット数と相場は以下のとおりです。

 

  • 全顔の場合のショット数:400〜700ショット
  • 費用の目安:3万円〜6万円

 

部分的な施術を行う場合や、他の治療と組み合わせる場合にも費用は変動します。

 

【効果は何日後に実感できる?】

個人差はありますが、早い方は施術直後から肌のハリや引き締まりを感じるようです。

 

効果のピークは、施術後2〜4週間後ごろです。以降は徐々に元の肌の状態に戻っていきます。定期的に施術を受けて回数を重ねれば、より高い効果と長い持続期間が期待できるでしょう。








まとめ

ポテンツァのダイヤモンドチップは、フェイスラインのたるみや毛穴の開きが気になる方、肌を引き締めて小顔になりたい方におすすめの施術です。

 

2種類の高周波を同時に照射することで、効果的に肌を引き締めます。ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐに効果を実感しやすいこともメリットです。

 

ダイヤモンドチップの効果を持続させるには、定期的な施術が推奨されます。肌質や生活習慣などにより、持続期間や推奨回数は異なるので、まずは医師に相談してみてください。

 

M&B美容皮フ科クリニックでは、ポテンツァ・ダイヤモンドチップを取り扱っています。

完全予約制で待ち時間が少なく、当日施術にも対応可能で気軽に通院いただけます。

ご予約は24時間LINEで承りますので、ぜひ友だち登録してみてくださいね。






参考文献

[1]POTENZA – Jeisys Global

https://jeisys-inc.com/products/potenza/

 

[2] Oh S, Rho NK, Byun KA, Yang JY, Sun HJ, Jang M, Kang D, Son KH, Byun K. Combined Treatment of Monopolar and Bipolar Radiofrequency Increases Skin Elasticity by Decreasing the Accumulation of Advanced Glycated End Products in Aged Animal Skin. Int J Mol Sci. 2022 Mar 10;23(6):2993. doi: 10.3390/ijms23062993. PMID: 35328415; PMCID: PMC8950306.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35328415/

 

[3]日本香粧品学会誌 シワ形成メカニズムと抗シワ製品

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/43/2/43_430207/_article/-char/ja/

 

[4]Selective Sebaceous Gland Electrothermolysis Using a Single Microneedle Radiofrequency Device for Acne Patients: A Prospective Randomized Controlled Study

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002249963725089

 

[5]ULTRAcel Q+ – Jeisys Global

https://jeisys-inc.com/products/ultracelq/

 

[6]sonoqueen(ソノクイーン)・HIFU(ハイフ)|公式ホームページ

https://sonoqueen.jp/

 

[7]エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故 | 消費者庁

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20230712/