ハイドラフェイシャルで毛穴が広がるって本当?噂の真相を医師が解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

〒577-0056 大阪府東大阪市長堂1-2-1 A+FUSEビル5F

美容トピックス TOPICS

ハイドラフェイシャルで毛穴が広がるって本当?噂の真相を医師が解説

ハイドラフェイシャルという美容治療をご存知でしょうか?水流で毛穴の汚れを吸引しながら美容成分を届ける人気の施術ですが、インターネットでは「毛穴が広がった」という噂も時々見かけます。本当にハイドラフェイシャルで毛穴が広がってしまうのでしょうか?

この記事では、ハイドラフェイシャルの仕組みを解説しながら、毛穴への影響について医学的な視点からの情報をお届けします。美肌を目指している方が安心して施術を受けられるよう、メリットとリスクを包み隠さずお伝えしていきます。



ハイドラフェイシャルとは?

ハイドラフェイシャルは、水流の力を利用して肌をクレンジングしながら美容成分を導入する最新の美容医療です。まずはその基本的な仕組みと特徴について理解しましょう。

ハイドラフェイシャルの施術方法

ハイドラフェイシャルは特殊なハンドピースを使用して行う施術です。この施術は主に3つのステップで構成されています。

まず最初に、渦巻き状の水流で肌表面の古い角質や余分な皮脂を優しく取り除きます。次に、水流の力で毛穴の汚れを吸引します。そして最後に、美容成分を含む特殊な美容液を肌に送り届けます。

これら3つのステップが一度の施術で同時に行われるのがハイドラフェイシャルの大きな特徴です。従来の美容施術では別々に行っていたクレンジング、ピーリング、美容成分の導入を一度に完了できるのです。

従来の毛穴ケアとの違い

従来の毛穴ケア方法と比較すると、ハイドラフェイシャルにはいくつかの大きな違いがあります。

  • 物理的な圧力ではなく、水流の力で優しく汚れを除去
  • 肌を傷つけにくい非侵襲的な施術
  • クレンジングと美容成分の導入を同時に行える
  • 肌質を選ばず、敏感肌の方にも受けやすい

従来のスクラブや毛穴パックなどは、肌に物理的な摩擦や刺激を与えることが多く、肌を傷つけるリスクがありました。一方、ハイドラフェイシャルは水流を利用するため、肌への負担が比較的少ないとされています。









ハイドラフェイシャルで毛穴が広がる?

ハイドラフェイシャルで毛穴が広がるという噂がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。医学的見地から検証していきましょう。

毛穴が広がるメカニズム

まず、そもそも毛穴が広がるメカニズムについて理解しておく必要があります。毛穴が広がる主な原因は以下の通りです。

  • 加齢による皮膚のたるみ
  • 過剰な皮脂の分泌
  • 紫外線ダメージによるコラーゲン減少
  • 不適切なスキンケア(強すぎる洗顔など)
  • 繰り返しの炎症

毛穴の開きは主に肌の弾力低下や皮脂の過剰分泌が原因であり、適切に行われた美容施術が直接的に毛穴を広げることはほとんどありません。

ハイドラフェイシャルと毛穴の関係

ハイドラフェイシャルは毛穴の汚れを吸引する施術ですが、適切な圧力で行われる場合、毛穴を広げる原因にはなりません。むしろ、毛穴に詰まった汚れや皮脂を除去することで、毛穴の目立ちを軽減する効果が期待できます。

ただし、施術直後は一時的に毛穴が開いたように見えることがあります。これは汚れが取れて毛穴が清潔になったことで、一時的に目立ちやすくなっている状態です。通常、数時間から数日で元の状態に戻ります。

長期的に見ると、定期的なハイドラフェイシャル施術は毛穴の健康を促進し、むしろ毛穴の目立ちを軽減する効果があるとされています。








ハイドラフェイシャルで毛穴が広がったと感じる原因

ハイドラフェイシャル後に「毛穴が広がった」と感じる人もいますが、それにはいくつかの理由が考えられます。実際の毛穴の変化と私たちの感覚の違いについて解説します。

施術直後の一時的な変化

ハイドラフェイシャルの施術直後は、以下のような変化が起こることがあります。

  • 毛穴内の汚れが除去されて一時的に毛穴が見えやすくなる
  • 吸引による一時的な血行促進で肌が赤みを帯びる
  • 水分を取り込んだ肌が一時的にふっくらする

前述の通り、これらの変化は通常一時的なもので、施術によって毛穴そのものの構造が変わったわけではありません。むしろ、毛穴の中の汚れが取れたことで、一時的に毛穴が目立って見える現象です。

肌の状態による個人差

同じハイドラフェイシャルを受けても、人によって効果や反応が異なることがあります。これは以下のような個人差が影響しています。

  • もともとの肌質(乾燥肌・脂性肌・混合肌など)
  • 年齢による肌の弾力性の違い
  • 施術前の毛穴の状態(詰まり具合)
  • 皮膚のバリア機能の強さ

特に、もともと毛穴が詰まっていた方は、汚れが取れることで一時的に毛穴が目立ちやすくなることがあります。また、敏感肌の方は施術後の赤みや腫れが出やすく、それが毛穴の目立ちに繋がることもあります。

正しい施術と不適切な施術の違い

ハイドラフェイシャルの効果は、施術者の技術や使用する機器の設定によっても大きく左右されます。

正しく行われたハイドラフェイシャルでは、肌に負担をかけずに適切な圧力で汚れを吸引します。しかし、不適切な設定や技術で行われた場合、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • 強すぎる吸引圧による毛細血管の損傷
  • 過度な刺激による一時的な炎症
  • 肌のバリア機能の低下

これらの問題を避けるためには、信頼できる医療機関や美容クリニックで、経験豊富な施術者による施術を受けることが重要です。






ハイドラフェイシャルのメリット

ハイドラフェイシャルには毛穴の改善以外にも様々なメリットがあります。正しく施術を受けることで得られる効果について見ていきましょう。

肌質の改善効果

ハイドラフェイシャルは肌質全体を改善する効果が期待できます。具体的にこのような変化が見られることがあります。

  • くすみの改善と肌のトーンアップ
  • 皮脂バランスの正常化
  • きめの細かい肌質への変化
  • 乾燥肌の改善

古い角質や余分な皮脂を取り除くことで肌のターンオーバーが促進され、新しく健康的な肌細胞が表面に出てくることが肌質改善の鍵となります。また、美容成分の浸透が良くなることで、肌本来の機能が高まるという効果も期待できます。

ニキビや黒ずみへの効果

ハイドラフェイシャルは、ニキビや黒ずみの改善にも効果が期待できます。

  • 毛穴の詰まりを解消することでニキビの発生を予防
  • 皮脂と汚れの複合物である「角栓」の除去
  • 黒ずみの原因となる酸化した皮脂の除去
  • 抗炎症作用のある美容成分の導入

特に、思春期ニキビや大人ニキビに悩む方にとって、過剰な皮脂分泌を抑えながら毛穴の詰まりを解消できるハイドラフェイシャルは効果的な選択肢となります。

肌のハリ・弾力への効果

ハイドラフェイシャルは肌のハリや弾力を改善する効果も期待できます。

  • コラーゲン生成を促進する美容成分の導入
  • 血行促進による肌の代謝アップ
  • 肌の水分保持能力の向上
  • 肌細胞の活性化

特に30代以降の方にとって、肌のハリや弾力の低下は大きな悩みとなります。ハイドラフェイシャルは非侵襲的な方法でこれらの問題にアプローチできる施術として注目されています。







ハイドラフェイシャルの注意点

ハイドラフェイシャルは比較的安全な施術ですが、まったくリスクがないわけではありません。適切な知識を持って施術を受けるために、以下の点を理解しておきましょう。

施術に向かない肌状態

以下のような肌状態の方は、ハイドラフェイシャルを避けるか、医師と相談の上で判断する必要があります。

  • 炎症を起こしているニキビや炎症がある場合
  • 慢性的に顔に赤みがある人
  • 傷口がある場合
  • 日焼けをしたばかりの肌
  • 極度の敏感肌

肌の状態が不安定な時には施術を延期し、まずは肌の落ち着きを優先することが大切です。無理に施術を受けると、肌トラブルが悪化する可能性があります。

施術後のケア方法

ハイドラフェイシャルの効果を最大化し、トラブルを避けるためには、施術後の適切なケアが重要です。

  • 施術後24時間は激しい運動や入浴(サウナ、温泉など)を避ける
  • 施術当日はメイクを控える
  • 日焼け止めをしっかり塗る
  • 刺激の強いスキンケア製品の使用を一時的に控える
  • 保湿を丁寧に行う

特に施術後は肌のバリア機能が一時的に低下している状態なので、紫外線対策と保湿ケアを徹底することが大切です。

施術の間隔

ハイドラフェイシャルは即効性がある反面、効果の持続期間には限りがあります。理想的な施術間隔は以下の通りです。

  • 一般的なメンテナンス:4〜6週間に1回
  • 特定の肌トラブル改善:2〜4週間に1回(初期段階)
  • 特別なイベント前:1週間前が理想的

個人の肌質や目的によって最適な頻度は異なりますので、施術者と相談しながら決めるのがベストです。また、あまりに頻繁に行うと肌に負担をかけることもあるため、適切な間隔を守ることが重要です。







毛穴ケアのためのハイドラフェイシャル活用法

ハイドラフェイシャルを毛穴ケアに効果的に活用するためのポイントを紹介します。施術前の準備から施術後のケアまで、トータルで考えることが大切です。

効果を最大化するための準備

ハイドラフェイシャルの効果を最大限に引き出すためには、施術前の準備も重要です。

  • 施術前日はピーリングやスクラブなどの刺激の強いケアを避ける
  • 施術当日は肌を清潔な状態にしておく(メイクは落としておく)
  • 水分をしっかり摂取して肌の水分量を保つ
  • 施術を受ける医療機関や美容クリニックの実績を事前に確認する

施術前の肌コンディションが良いほど、ハイドラフェイシャルの効果を最大限に発揮できます。特に水分補給は重要で、肌の水分量が適切であれば、美容成分の浸透も良くなります。

毛穴ケアにおすすめの追加オプション

多くの医療機関では、ハイドラフェイシャルに追加できるオプションを提供しています。毛穴ケアに特化したい場合は、以下のようなオプションを検討してみてください。

オプション 詳細
サリチル酸を含む美容液の使用 皮脂の分解と毛穴の詰まりの改善効果
ビタミンCの導入 色素沈着の改善と毛穴の引き締め効果
グロースファクターの導入 肌の再生と修復の促進効果
LED光線療法の併用 抗炎症効果と肌再生の促進効果

自分の肌状態や毛穴の悩みに合わせて、施術者と相談しながら最適なオプションを選びましょう。

日常の毛穴ケアとの組み合わせ

ハイドラフェイシャルの効果を長く維持するためには、日常のスキンケアも大切です。

  • 洗顔は刺激の少ない製品を使い、ぬるま湯で優しく洗う
  • 角質をケアする製品(AHAやBHA配合)を週1〜2回使用する
  • 保湿を徹底し、肌のバリア機能を保つ
  • 日焼け止めで紫外線から肌を守る
  • バランスの良い食事と十分な睡眠で肌の内側からケアする

特に洗顔は毛穴ケアの基本です。熱すぎるお湯や強すぎる洗顔料は皮脂の過剰分泌を促してしまうため、刺激の少ない方法で優しく洗うことが大切です。







まとめ

本記事では、ハイドラフェイシャルは、適切に行われれば毛穴を広げる原因にはならず、むしろ毛穴の健康を促進し、目立ちを軽減する効果があることを紹介してきました。施術直後に毛穴が広がったように感じるのは、汚れが取れて毛穴が見えやすくなっている一時的な現象であり、肌のターンオーバーとともに改善していきます。

効果的な毛穴ケアのためには、信頼できる医療機関での施術、適切な頻度での治療、そして日常的なスキンケアの組み合わせが重要です。正しい知識と適切なケアで、健やかで美しい肌を目指しましょう。

CONTACT

まずはお気軽にLINEでご相談ください!

費用は
どのくらい?

ダウンタイムは?

美容医療
初心者でも
大丈夫?

何回
通えばいい?

どの治療が
いいか
分からない



この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科