ヒアル顔にご注意!不自然になる原因と失敗しない施術方法を徹底解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ヒアル顔にご注意!不自然になる原因と失敗しない施術方法を徹底解説

ヒアルロン酸注射は手軽に受けられる美容施術として人気ですが、不適切な施術によって不自然な仕上がりになってしまうヒアル顔のリスクがあることをご存じでしょうか。最近では芸能人の顔の変化なども話題になり、多くの方が心配されています。

この記事では、ヒアル顔と呼ばれる不自然な顔立ちがなぜ起こるのか、その原因と対策について美容皮膚科医の視点から詳しく解説いたします。また、自然で美しい仕上がりを得るための施術方法やクリニック選びのポイントもお伝えします。正しい知識を身につけることで、安心して美容施術を受けることができます。



ヒアル顔とは

ヒアル顔とは、ヒアルロン酸注射によって顔が不自然に膨らんだり、バランスが崩れたりした状態を指す言葉です。

具体的には、頬がパンパンに張った状態や、唇が異常に大きく膨らんでいる状態、涙袋が過度に強調されて目の下が膨らんでいる状態などが挙げられます。また、顔全体が腫れぼったく見えたり、表情が硬くなったりすることもあります。

本来のヒアルロン酸注射は自然な若返り効果や美しさを目指すものですが、適切でない施術によって逆に不自然な印象を与えてしまうのがヒアル顔の特徴です。


近年、一部の芸能人の顔の変化が話題になることで、ヒアル顔芸能人という言葉も生まれています。テレビや雑誌で見かける有名人の中にも、明らかに顔のバランスが変わってしまった方がいらっしゃいます。これらの例を見ることで、多くの方がヒアルロン酸注射のリスクについて関心を持つようになりました。

ヒアル顔は一度なってしまうと、元の状態に戻すまでに時間がかかる場合があります。ヒアルロン酸は時間とともに体内で分解されますが、完全に元に戻るまでには数ヶ月から1年以上かかることもあるのです。





ヒアル顔になってしまう原因

ヒアル顔は、ヒアルロン酸注射自体が悪いのではなく、施術方法や注入量、そして医師と患者の間の意識のズレによって起こります。どんなに良い製剤を使っても、注入設計を誤れば自然な美しさを損なってしまうのです。ここでは、主な原因を3つの視点から解説します。

過剰注入とデザインミス

もっとも多いのが、必要以上にヒアルロン酸を注入してしまうケースです。大きな変化を出そうとして過剰に入れると、頬や唇がパンパンに膨らみ、顔全体のバランスが崩れます。特に一部のパーツを強調しすぎると、全体の調和が取れず不自然な印象になります。

また、骨格や顔立ちに合わないデザインも失敗の原因です。日本人の顔型に欧米人風の立体感をそのまま再現しようとすると、違和感が出やすくなります。自然な仕上がりのためには、個々の骨格と筋肉の動きを踏まえた施術計画が必要です。

医師の技術不足と施術頻度の問題

医師の経験や技術が不足していると、適切な層への注入やバランス調整ができず、ヒアル顔のリスクが高まります。ヒアルロン酸注射はシンプルに見えて、実は高度な解剖学的知識と繊細な手技が求められる施術です。

また、ヒアルロン酸が完全に吸収される前に繰り返し注入を行うと、製剤が蓄積して顔が徐々に膨張してしまうこともあります。定期的な診察と医師の判断による施術タイミングの管理が大切です。

理想像の過剰さ

「もっと変わりたい」「SNSで見た顔になりたい」という過剰な理想が、ヒアル顔を招くケースもあります。加工アプリやインフルエンサーの影響で、現実的ではない美の基準を追い求めてしまう方も少なくありません。

理想を持つことは大切ですが、医師の専門的な意見を尊重し、骨格や年齢に合った自然なデザインを目指すことが成功の鍵です。信頼できる医師と丁寧に相談しながら、段階的に施術を進めるのが理想的です。





不自然になりやすい部位と失敗例

ヒアル顔は、特定の部位にヒアルロン酸を過剰に注入した場合に起こりやすくなります。中でも「唇」「頬」「涙袋」は、人気が高い反面、不自然な印象になりやすい要注意ポイントです。それぞれの部位でよく見られる失敗例と原因を理解しておくことで、自然で美しい仕上がりを目指すことができます。

唇のヒアルロン酸注射は、ふっくらとしたボリューム感を出す人気の施術ですが、過剰に注入すると「アヒル口」や「常に半開きの口」のような不自然な印象になります。特に上唇だけを極端に厚くすると、顔全体のバランスが崩れ、年齢に合わない仕上がりになりがちです。

唇の施術では、全体のバランスと自然なカーブを意識し、少量ずつ注入していくことが大切です。医師がデザインを丁寧に確認しながら行うことで、自然で柔らかい印象を保つことができます。

頬へのヒアルロン酸注入は、顔のリフトアップ効果や若々しいハリを出すためによく行われます。しかし、注入量を誤ると頬がパンパンに膨らみ、表情が硬くなる原因になります。特に、加齢変化を無視して若い頃の丸みを再現しようとすると、かえって不自然な印象を与えることがあります。

また、頬の左右差を考慮せずに注入すると、顔全体のバランスが崩れることもあります。経験豊富な医師による微調整が、自然なリフトアップを実現する鍵です。

涙袋

涙袋は、目元を明るく見せ、優しい印象を与える人気のパーツです。しかし、ヒアルロン酸を入れすぎると目の下が不自然に膨らみ、まぶたが腫れたような印象になってしまいます。過剰注入による「ふくらみすぎ涙袋」は、疲れて見えたり、老けて見える原因にもなります。

涙袋の施術は特に繊細なバランスが求められるため、微量の注入で自然なふくらみを作ることが大切です。医師の技術力とセンスが仕上がりを大きく左右します。

これらの部位は、ヒアルロン酸注射の中でも特に「変化がわかりやすい部分」であるため、わずかな過剰注入でも不自然に見えやすい傾向があります。各部位ごとの特性を理解し、医師と十分に相談した上で施術を受けることが、ヒアル顔を防ぐ最良の方法です。






自然な仕上がりを得るためのポイント

ヒアルロン酸注射で自然な仕上がりを得るためには、単にボリュームを出すだけでなく、顔全体のバランスや個々の骨格、表情の動きを考慮した総合的なアプローチが必要です。ここでは、施術を成功させるための3つの重要なポイントを紹介します。

全体バランスを重視する

自然な仕上がりを得るための第一歩は、顔全体のバランスを考えたデザイン設計です。特定のパーツだけに注目すると、他の部位との調和が崩れ、かえって不自然な印象を与えてしまいます。顔には「黄金比」と呼ばれる美の基準があり、これに近づけるように全体を見ながら調整することが重要です。

部分的な修正ではなく、全体の調和を意識したデザイン設計こそが自然で美しい仕上がりにつながります

控えめな注入から段階的に調整

初回から大きな変化を求めると、ボリューム過多になってヒアル顔になりやすくなります。自然な印象を保つには、控えめな量からスタートして、仕上がりを見ながら少しずつ調整していく方法が安全で確実です。

また、施術直後はむくみや腫れによって実際よりも膨らんで見えることがあるため、数日〜1週間ほど様子を見てから再調整するのが理想的です。この段階的アプローチにより、より自然で柔らかな変化を実現できます。

製剤選びと注入技術の重要性

使用するヒアルロン酸の種類や性質も、仕上がりに大きく影響します。唇や涙袋のような柔らかさが求められる部位には低粘度の製剤を、頬や顎のように形をキープしたい部位には高粘度の製剤を使うのが一般的です。

さらに、注入する層の深さや角度も重要です。浅すぎると凹凸が出やすく、深すぎるとボリューム効果が出にくくなります。医師の技術力と経験によって、ヒアルロン酸の効果は大きく変わるため、信頼できる医師を選ぶことが何よりも大切です。

自然な仕上がりは、デザイン力・製剤選び・注入技術の3つの要素がバランスよく組み合わさることで初めて実現します。






信頼できるクリニックと医師の選び方

ヒアル顔を避けるためには、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが最も重要です。

まず、医師の資格や経歴を確認しましょう。美容皮膚科や形成外科の専門医であることが望ましく、ヒアルロン酸注射の経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。クリニックのホームページや口コミサイトで、医師の実績や患者さんの評価を調べることができます。

カウンセリングの質も重要な判断材料です。良い医師は、患者さんの希望を聞くだけでなく、リスクやデメリットについても正直に説明してくれます。また、無理な施術を勧めたり、高額なプランを強引に提案したりすることはありません。

施術前のカウンセリングでは、医師が患者さんの顔を詳しく分析し、個別の施術プランを提案してくれるかどうかも重要な判断基準です


クリニックの設備や衛生管理も確認すべきポイントです。清潔な環境で施術が行われ、緊急時の対応体制が整っているクリニックを選びましょう。また、使用するヒアルロン酸製剤が正規品であることも重要です。

料金体系が明確で、追加費用などについても事前に説明があるクリニックは信頼できます。異常に安い料金を提示するクリニックは、質の低い製剤を使用していたり、十分な時間をかけずに施術を行ったりする可能性があるので注意が必要です。

アフターケアやフォローアップの体制も確認しておきましょう。施術後に何らかのトラブルが発生した場合に、適切に対応してくれるクリニックを選ぶことが大切です。







施術後の注意点とアフターケア

ヒアルロン酸注射を受けた後は、適切なアフターケアを行うことで、より良い結果を得ることができます。

施術直後は、注入部位に腫れや赤みが生じることがありますが、これは正常な反応です。氷嚢などで軽く冷やすことで、腫れを軽減することができます。ただし、強く押したりマッサージしたりするのは避けてください。注入したヒアルロン酸が移動してしまう可能性があります。

施術当日は、激しい運動やサウナ、長時間の入浴など、血行が良くなりすぎる活動は控えましょう。これらの活動により腫れが強くなったり、内出血のリスクが高まったりする可能性があります。

顔の印象変化を正しく評価するためには、腫れが完全に引いてから判断することが重要であり、通常は1週間程度様子を見る必要があります

もし施術後に異常な腫れや痛み、発熱などの症状が現れた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡してください。まれに感染や血管塞栓などの重篤な副作用が起こる可能性があります。

定期的な経過観察も大切です。ヒアルロン酸は時間とともに分解されていくため、効果を維持するためには適切な間隔での追加施術が必要です。ただし、前回の注射が完全に分解される前に追加施術を行うと、蓄積効果により不自然な仕上がりになる可能性があります。

また、施術後の生活習慣も重要です。十分な睡眠を取り、バランスの良い食事を心がけることで、肌の状態を良好に保つことができます。紫外線対策も忘れずに行い、肌の老化を防ぐことが大切です。






まとめ

ヒアル顔は適切でないヒアルロン酸注射によって起こる不自然な顔立ちですが、正しい知識と適切な施術によって避けることができます。過剰な注入量や骨格に合わない施術、医師の技術不足などが主な原因となるため、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが最も重要です。

自然で美しい仕上がりを得るためには、顔全体のバランスを考慮し、控えめな量から始めて段階的に理想の状態に近づけていくことが基本となります。また、施術後の適切なアフターケアも良い結果を得るために欠かせません。

ヒアルロン酸注射をご検討の際は、十分な情報収集とカウンセリングを行い、信頼できる医師のもとで安全な施術を受けるようにしてください。

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この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科