鼻のヒアルロン酸注入の効果と料金相場|失敗しないための注意点とリスクを解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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鼻のヒアルロン酸注入の効果と料金相場|失敗しないための注意点とリスクを解説

鼻の形や高さは、顔全体の印象を大きく左右する要素です。鼻筋を通したい、高さを出したいと感じているものの、手術には抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。そんな悩みに対して、ヒアルロン酸を使った注入治療は、メスを使わずに理想の鼻に近づける選択肢の一つとして注目されています。本記事では、鼻へのヒアルロン酸注入で期待できる効果や持続期間、料金相場から、失敗を避けるための注意点やリスク、安全なクリニック選びのポイントまでを分かりやすく解説します。美容医療が初めての方でも安心して検討できるよう、専門的な内容を丁寧にお伝えしていきます。








鼻のヒアルロン酸注入

鼻へのヒアルロン酸注入とは、ゲル状のヒアルロン酸を注射によって鼻の皮膚の下に注入し、形や高さを整える治療です。ヒアルロン酸はもともと人の体内に存在する成分であるため、異物反応が起こりにくく、アレルギーテストも基本的に不要とされています。

治療は数分から数十分程度で終わり、注射だけで完了するため、大掛かりな手術に比べて心身への負担が少ない点が大きな魅力です。仕上がりのイメージを確認しながら少しずつ調整できるため、自然な変化を希望する方にも適しています。

ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸には、さまざまな製品があり、それぞれ粘度や硬さ、持続性が異なります。鼻のように立体感や形を作りたい部位には、しっかりとした支持力のある硬めの製品が使用されることが一般的です。

代表的な製品としては、ジュビダームビスタやクレヴィエル、ニューラミスなどがあり、各製品には注入する部位に応じた特性があります。硬めのヒアルロン酸は形を作りやすく、鼻筋を通す目的には適していますが、注入技術によっては不自然な仕上がりになるリスクもあるため、注意が必要です。

医師は患者さんの希望や鼻の構造、皮膚の厚みなどを考慮して、最適な製品を選びます。事前のカウンセリングで使用する製品について詳しく説明を受けることが大切です。

期待できる具体的な変化

ヒアルロン酸注入によって、鼻の形や高さにはどのような変化が期待できるのでしょうか。まず代表的な効果としては、鼻筋を通すことが挙げられます。鼻根部と呼ばれる眉間に近い部分や、鼻背という鼻筋にあたる部分にヒアルロン酸を注入することで、横から見たときの立体感が増し、すっきりとした印象になります。

また、鼻の高さを出したい場合にも効果的です。鼻全体の高さが低いと感じる場合や、鼻先に少しボリュームが欲しい場合には、鼻尖部と呼ばれる鼻の先端近くに注入することで、顔全体のバランスが整いやすくなります。

さらに、鼻の角度や形を微調整することで、横顔の印象を大きく変えることができます。たとえば、鼻先が少し上を向いている場合に、注入によって角度を調整することも可能です。

ただし、注入による効果はあくまで形を整える範囲に留まり、大きく骨格を変えるような変化は期待できません。軽微な修正や補正を希望する方に向いている治療であるといえます。

向いている人

鼻のヒアルロン酸注入は、次のような悩みを持つ方に向いています。まず、鼻筋が通っていない、または鼻が低く見えることで顔の立体感が不足していると感じる方です。また、鼻根部が窪んでいる、鼻背が平坦であるといった形状に対しても効果を発揮します。

手術に抵抗がある、ダウンタイムをできるだけ短くしたいという希望を持つ方にも適しています。注入後すぐにメイクが可能で、日常生活への影響が少ない点も魅力です。

一方で、極端に鼻の形を変えたい、軟骨の形そのものを変えたいという希望がある場合には、注入だけでは対応が難しく、手術を検討する必要があります。また、皮膚が非常に薄い、過去にヒアルロン酸でトラブルがあったという場合には、医師による慎重な判断が求められます。

ヒアルロン酸と隆鼻手術の違い

鼻を高くする方法としては、ヒアルロン酸注入のほかに、シリコンプロテーゼを使った隆鼻手術という選択肢もあります。それぞれにメリットとデメリットがあり、希望や条件によって選ぶべき治療が変わります。

ヒアルロン酸注入は施術時間が短く、痛みや腫れも比較的軽いため、手軽に試しやすい方法です。また、気に入らなければ分解酵素を使って元に戻すことも可能です。一方で、持続期間が半年~2年程度と限られており、定期的なメンテナンスが必要です。

隆鼻手術は永続的な効果が得られ、骨格レベルでの変化も可能ですが、ダウンタイムが長く、腫れや内出血が目立つ期間があります。また、一度挿入したプロテーゼを取り除くには再手術が必要です。

どちらが優れているということではなく、ライフスタイルや希望する変化の程度によって選ぶべき治療が異なります。カウンセリングでしっかりと相談し、納得のいく選択をすることが重要です。







施術方法と経過

実際に鼻へのヒアルロン酸注入を受ける場合、どのような流れで施術が行われるのでしょうか。施術の具体的な方法や注入部位、経過やダウンタイムについて解説していきます。

注入部位別のポイント

鼻は顔の中心にあり、非常に目立つ部位であるため、注入する場所やバランスが仕上がりに大きく影響します。主な注入部位には、鼻根部、鼻背、鼻尖部の3つがあります。

鼻根部は眉間に近い部分で、ここにボリュームを持たせることで、正面から見たときの奥行きが生まれます。鼻が低く見える原因の一つが鼻根部の窪みであるため、この部分を整えることは効果的です。

鼻背は鼻筋にあたる部分で、ここを通すことで横顔のラインがシャープになります。左右のバランスを慎重に確認しながら注入することが求められます。

鼻尖部は鼻先の部分で、ここに注入すると鼻の高さや角度を調整できます。ただし、皮膚が薄く血管も集中しているため、技術と知識が必要な部位です。

どの部位にどの程度注入するかは、顔全体のバランスや希望する仕上がりによって異なります。医師は事前に顔の形を評価し、最適なデザインを提案してくれます。

注入量と仕上がり

注入するヒアルロン酸の量は、希望する変化の程度や鼻の形状によって変わります。一般的には、0.5〜1.5cc程度の範囲で調整されることが多いです。

注入量が多すぎると、不自然に高くなったり、鼻が太く見えたりするリスクがあります。逆に少なすぎると、期待した効果が得られないこともあります。

医師は患者さんの希望を聞きながら、顔全体のバランスを考慮して注入量を決定します。また、施術中に鏡で確認しながら微調整を行うことも可能です。初めて受ける場合には、少なめから始めて様子を見るという方法もおすすめです。

仕上がりは注入直後から確認できますが、数日間は腫れやむくみがあるため、最終的な形が落ち着くまでには1週間程度かかることが一般的です。

麻酔と施術の流れ

施術は以下のような流れで進みます。まず、カウンセリングで希望する仕上がりや注入部位を決定し、使用する製品や注入量について説明を受けます。

次に、麻酔を行います。鼻は痛みを感じやすい部位であるため、多くのクリニックでは表面麻酔や局所麻酔が使用されます。表面麻酔はクリーム状の麻酔薬を塗布して皮膚の感覚を鈍らせる方法で、注射が苦手な方でも受けやすいです。

麻酔が効いたら、医師が注射器または専用の器具を使ってヒアルロン酸を注入します。注入中は多少の圧迫感や違和感を感じることがありますが、強い痛みはほとんどありません。

注入後は鏡で仕上がりを確認し、必要に応じて微調整を行います。施術時間は全体で10分から30分程度です。終了後は注入部位を冷却し、注意事項の説明を受けて帰宅できます。

術後の経過とダウンタイム

ヒアルロン酸注入後は、軽い腫れや赤み、内出血が出ることがあります。これらの症状は通常2日~1週間程度で落ち着きます。ダウンタイムが短いとはいえ、個人差があるため注意が必要です。

施術直後は注入部位を強く押したり、マッサージしたりしないようにしましょう。ヒアルロン酸が安定する前に圧力をかけると、形が崩れたり左右差が生じたりする可能性があります。

また、施術当日は激しい運動や長時間の入浴、飲酒を避けることが推奨されます。血行が良くなりすぎると、腫れが強く出ることがあるためです。

メイクは施術直後から可能ですが、注入部位を避けて優しく行うことが大切です。洗顔も当日から可能ですが、こすらずに泡で優しく洗うよう心がけましょう。

経過に不安がある場合や、予想以上に腫れが続く場合には、早めにクリニックに連絡して相談することをおすすめします。








鼻のヒアルロン酸のリスク

ヒアルロン酸注入は比較的安全性の高い施術ですが、リスクや副作用がまったくないわけではありません。失敗を防ぎ、安心して治療を受けるためには、起こりうるトラブルや対処法、費用相場、そしてクリニック選びのポイントを知っておくことが重要です。

副作用と予防策

鼻へのヒアルロン酸注入で起こりやすい副作用には、腫れ、赤み、内出血があります。これらは施術の過程で避けられない場合もありますが、いずれも一時的なもので、数日から1週間程度で自然に治まります。

内出血が目立つ場合には、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることも可能です。注入直後の冷却や安静が、腫れや内出血を最小限に抑える助けになります。

また、まれに注入部位にしこりができることがあります。これはヒアルロン酸が一部に固まってしまった状態で、多くの場合は数週間で吸収されますが、気になる場合には医師に相談しましょう。

感染症も注意すべき副作用の一つです。施術後に注入部位が赤く腫れ、痛みや熱感が続く場合には、感染の可能性があるため、すぐに受診する必要があります。

これらの副作用を予防するためには、清潔な環境で施術を受けること、経験豊富な医師を選ぶこと、そして施術後の注意事項を守ることが大切です。

血管塞栓などの重篤な合併症

鼻の周辺には多くの血管が通っており、その中には目や脳へとつながる重要な血管もあります。もし注入時にヒアルロン酸が誤って血管内に入ると、血管塞栓という重篤な合併症を引き起こすことがあります。

血管塞栓が起こると、注入部位の皮膚が白く変色したり、激しい痛みが生じたりします。さらに深刻な場合には、血流が途絶えることで皮膚が壊死したり、視力障害が起きたりする危険性もあります。

このようなリスクを避けるためには、解剖学的知識が豊富で、注入技術に優れた医師を選ぶことが何より重要です。また、クリニックには緊急時に対応できる体制が整っていることが求められます。

万が一異常を感じた場合には、すぐに施術を受けたクリニックに連絡し、指示を仰ぎましょう。迅速な対応が、重篤な後遺症を防ぐ鍵となります。

再注入のタイミング

ヒアルロン酸注入後、仕上がりに満足できなかった場合や、左右差が気になる場合には、修正することが可能です。ヒアルロン酸を分解する酵素であるヒアルロニダーゼを使用すれば、注入したヒアルロン酸を溶かして元に戻すことができます。

ヒアルロニダーゼは注入後数日以内に効果を発揮し、1週間ほどで形が落ち着きます。ただし、完全に元の状態に戻るまでには個人差があるため、医師とよく相談することが大切です。

また、時間の経過とともにヒアルロン酸は体内に吸収されていきます。効果の持続期間は製品や注入部位、個人の代謝によって異なりますが、一般的には6か月~2年程度です。

再注入を希望する場合には、前回の注入から3か月以上空けることが推奨されます。これは、前回のヒアルロン酸が完全に吸収されていない状態で追加すると、不自然な形になるリスクがあるためです。

定期的なメンテナンスを行うことで、理想の鼻の形を保ち続けることができます。







費用相場とクリニックの選び方

鼻へのヒアルロン酸注入の料金は、使用する製品の種類や注入量、クリニックの立地や医師の技術によって大きく異なります。一般的な相場としては、1回あたり3〜10万円程度です。

安価なクリニックでは2万円台で受けられることもありますが、使用する製品の品質や医師の経験、アフターケアの充実度などを確認することが重要です。料金だけで選ぶと、期待した効果が得られなかったり、リスクが高まったりする可能性があります。

クリニックを選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。まず、医師の経験と実績です。美容医療の専門医であるか、鼻への注入経験が豊富かを確認してください。症例写真を見せてもらうことも有効です。

次に、カウンセリングの丁寧さです。希望をしっかり聞いてくれるか、リスクやデメリットについても説明があるか、無理に高額なプランを勧めてこないかを見極めましょう。

また、緊急時の対応体制が整っているかも重要なポイントです。万が一のトラブルに備えて、連絡先や対応方法を事前に確認しておくと安心です。

口コミやレビューも参考になりますが、個人の感想には偏りがあるため、複数の情報源を比較することが大切です。無料カウンセリングを実施しているクリニックも多いので、実際に足を運んで雰囲気や対応を確かめることをおすすめします。

料金だけでなく、安全性と信頼性を重視してクリニックを選ぶことが、満足のいく結果につながります






まとめ

鼻へのヒアルロン酸注入は、メスを使わずに鼻筋を通したり高さを出したりできる美容治療です。ダウンタイムが短く手軽に受けられる一方で、注入量や部位の選択、医師の技術によって仕上がりが大きく変わるため、慎重な準備と判断が求められます。血管塞栓などの重篤なリスクもゼロではありませんが、経験豊富な医師と信頼できるクリニックを選ぶことで、安全性を高めることができます。料金相場は3~10万円程度と幅がありますが、価格だけでなく技術や対応の質を重視して選ぶことが大切です。自分に合った治療かどうかをよく見極め、納得のいくカウンセリングを受けた上で施術に臨んでください。

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この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科