硬毛化したら脱毛は続けるべき?続けながらの対策や中断する際の注意点|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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硬毛化したら脱毛は続けるべき?続けながらの対策や中断する際の注意点

脱毛中、まれに起こる副作用の1つに「硬毛化」があります。脱毛した部分の毛が、太く濃くなる現象です。

せっかく脱毛したのに、毛が濃くなってしまっては「このまま続けて大丈夫?」と不安を感じる人も少なくないでしょう。

硬毛化を疑っている人は、脱毛を続けたほうがより早く硬毛化を改善できる可能性があります。「脱毛を続けながらの硬毛化対策」や「中断するとどうなるのか」などを見ていきましょう。


 

<この記事の内容>
・硬毛化しても医療脱毛は続けるべき
・脱毛で硬毛化が起きる原因
・硬毛化の見分け方
・脱毛を続けながら行う硬毛化対策
・Q:硬毛化した後脱毛を中断すると?
・Q:サロン脱毛で硬毛化は起きる?
・Q:硬毛化になりやすい部位はどこ?
・Q:硬毛化はどのくらいの確率で起こる?




<硬毛化しても医療脱毛を続けるべき?>


硬毛化が起きたとき、脱毛をしているのに太い毛が生えてくるので、このまま続けるべきなのか迷うかもしれません。医療脱毛を続けていれば、硬毛化した部分の毛にも徐々に脱毛効果が現れます。一方、そのまま放置した場合、自然に治ることもありますが改善までに長期間かかることがほとんどです。
硬毛化を疑っている場合、医療脱毛を中断するかどうかは自己判断せず、クリニックの医師に相談しましょう。




-脱毛で硬毛化が起きる原因-

レーザーや光を照射すると、毛の黒い部分(メラニン色素)に反応して、毛根が熱ダメージを受けることで脱毛効果を発揮します。脱毛で硬毛化が起きる原因は、はっきりわかっていませんが、熱エネルギーが十分に毛根まで届かないことで起きると言われています。
毛根に中途半端な熱が伝わるため、発毛細胞が刺激され太い毛が生えてくるのです。特に産毛や細い毛など、メラニン色素が薄い部分に起きやすいトラブルです。


-硬毛化の見分け方-

脱毛後に硬毛化を疑うケースは以下の通りです。


カミソリを使った自己処理の後に、剃った部分に断面ができ、毛が濃く見えることがあります。これは硬毛化と勘違いしやすいので注意が必要です。
もし、硬毛化かどうか判断したいのであれば、施術を受けたクリニックに相談して判断してもらうのがいいでしょう。


-脱毛を続けながら行う3つの硬毛化対策-

たとえ硬毛化が起きてしまっても、脱毛を続けながら硬毛化対策ができます。硬毛化したときの対策を3つ確認しておきましょう。




①ニードル脱毛に変える

ニードル脱毛とは、永久脱毛が可能な脱毛方法です。細い針を毛穴に挿入して、毛1本1本に電気を流し毛根を確実に破壊させます。毛根まで強い刺激があるため、硬毛化が起きる可能性はほとんどありません。

レーザー脱毛や光脱毛で硬毛化したときは、その部分だけニードル脱毛をするのがおすすめです。部分的に硬毛化した毛をピンポイントで脱毛できます。ニードル脱毛について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

ニードル脱毛 レーザー脱毛


②出力を上げる

出力とは、レーザー脱毛や光脱毛の熱エネルギーの強さを指します。上述の通り、硬毛化はレーザーのエネルギーが弱く、毛根まで届かないときに起こると言われています。硬毛化した毛に出力の高いレーザーを当てることで、脱毛できる可能性が高いのです。

とはいえ、レーザーの出力を上げすぎると火傷のリスクも高まります。肌への負担が少ない出力の強さをクリニックと相談することが大切です。


③波長を変える

レーザー脱毛には、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「YAGレーザー」の3種類があり、それぞれ波長(周波数)が異なります。波長が異なると、肌の中へ届くレーザーの距離が変わります。


毛根の深い部分まで届き、硬毛化が起きにくいのは波長が長いレーザー脱毛です。たとえば、アレキサンドライトレーザーで硬毛化した場合、波長が長いYAGレーザーに変更することをおすすめします。

現在使っているレーザーよりも長い波長の機器を選択できるかどうか、クリニックに相談してみましょう。[1]




<硬毛化した後脱毛を中断すると自然に治る?>

硬毛化したときに、脱毛を中断して放置しても自然に治ることがあります。硬毛化した毛が何度も毛周期と呼ばれる成長サイクルをくり返し、生え変わることで徐々に元の毛の細さに戻っていくのです。
ただ、完全に元に戻るまでには、数年もの長い時間がかかることがあることは知っておきましょう。



-自己処理には注意が必要-

硬毛化した毛をそのままにしておくと部分的に黒く太い毛が目立つため、多くの人は自己処理が必要になります。自己処理には、肌への負担が少ない電気シェーバーを使うのがおすすめです。

ここで毛抜きとカミソリを使った自己処理は、肌への負担が大きくトラブルの原因になりやすいため使わないようにしてください。
カミソリを使うと肌が乾燥して色素沈着が起き、肌の色が黒ずむ可能性があります。また、毛抜きで毛根ごと引き抜くと、次回脱毛するときにレーザーが反応しないので脱毛効果が弱まるリスクがあります。硬毛化した毛を抜いてもすぐには改善しないことがほとんどです。

<サロン脱毛で硬毛化は起きる?>

医療脱毛よりも出力が弱い光脱毛(エステ脱毛)でも、硬毛化が起きる可能性があります。
光脱毛で硬毛化した場合は、医療脱毛の「ニードル脱毛」か「レーザー脱毛」に変更しましょう。硬毛化した部分を徐々に脱毛できる可能性があります。[2]


<硬毛化になりやすい部位はどこ?>

硬毛化は「顔」「背中」「二の腕」「顎」など、産毛が密集している部位に起こりやすい傾向があります。また、毛の密度が高い部分や毛の方向性が異なる部分もなりやすいため、注意してチェックしてみましょう。
硬毛化になりやすい部位について詳しく知りたい人は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。

「脱毛硬毛化なりやすい人」


<硬毛化はどのくらいの確率で起こる?>

硬毛化が起こる確率は、全体の10%ほどと言われています。ただ、実際のところ正確な割合はわかっていません。地域や肌の色によっても硬毛化の度合いが異なるからです。
硬毛化は誰しも起こる可能性があるので、濃い毛が生えてきたと感じたときは、遠慮せずにクリニックに相談しましょう。[2]





<まとめ>
レーザー脱毛や光脱毛が毛の毛根まで十分に届かないと、太く濃い毛が生える「硬毛化」と呼ばれる現象が起きることがあります。

そこで「ニードル脱毛」や「レーザー脱毛」などの医療脱毛を続けることで、硬毛化した毛を脱毛することが可能です。脱毛を中断してもすぐに改善するのは難しいので注意しましょう。

M&B美容皮フ科クリニックでは、硬毛化した毛の脱毛におすすめのニードル脱毛を取り扱っております。脱毛の痛みに配慮した対応で、リラックスできる環境作りに努めております。


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参考文献
[1]美容医療における合併症実態調査と診療指針の作成及び医療安全の確保に向けたシステム
構築への課題探索(20IA1011)美容医療の診療指針(令和 3 年度版)報告
[2]レーザーと強力なパルス光による光脱毛後の毛髪の刺激: 543 件のケースと管理方法のレビュー