【医師監修】マンジャロとトルリシティの違いを徹底比較|効果・副作用・選び方ガイド|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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【医師監修】マンジャロとトルリシティの違いを徹底比較|効果・副作用・選び方ガイド

1. マンジャロとトルリシティの違いとは?


マンジャロとトルリシティは、どちらも週に1回の注射で血糖値を安定させながら、食欲を抑える働きのある薬です。主に2型糖尿病の治療に使われていますが、近年では「痩せ薬」として注目され、医師の管理のもとでメディカルダイエットに利用されるケースも増えています。


ただし、この2つの薬は「似ているようで、まったく違う」仕組みで体に働きかけます。マンジャロは、GLP-1とGIPという2つのホルモンに作用する“ダブルアクション”が特長で、より強力な減量効果が期待できます。一方、トルリシティはGLP-1単独に働きかける薬で、効果はマイルドながら長い使用実績があり、副作用も比較的少ないとされています。


それぞれに強みと弱みがあるため、「何を重視するか」によって選び方が変わります。痩身効果を第一に考えるならマンジャロ、安定性や副作用の少なさを重視するならトルリシティが選ばれる傾向にあります。


以下では、両者の詳しい特徴を解説しながら、あなたに合った選択を見つけるお手伝いをしていきます。


1-1 マンジャロの特徴|GLP-1とGIPの“W効果”で減量も期待


マンジャロは、GLP-1(インクレチン)だけでなく、GIP(耐糖ホルモン)にも作用する新しいタイプの注射薬です。2つのホルモンを同時に刺激することで、食欲の抑制・インスリン分泌・脂肪の燃焼といった作用を強化します。


この“ダブルホルモン戦略”により、マンジャロは従来のGLP-1製剤よりも高い体重減少効果が見込まれています。実際、海外の臨床試験では体重の10〜15%減が報告されており、これまでのGLP-1製剤と比べても明らかに大きな成果が出ています。


また、週1回の注射で済み、注射デバイスも使いやすい設計となっているため、治療の継続率も高い傾向にあります。


1-2 トルリシティの特徴|実績が豊富で副作用が少なめ


トルリシティは、GLP-1単独で作用する薬です。2015年から日本でも使われており、長い臨床実績があります。血糖値を穏やかに下げながら、胃の動きをゆっくりにすることで自然と食欲を抑え、体重を少しずつ減らす効果も見られます。


副作用が比較的少ないことも特徴で、特に初めて注射治療をする方や、体調に不安のある方にとっては安心感があります。ペン型の注射器を使い、週1回の投与で済む手軽さも魅力です。


減量効果はマンジャロに比べてやや穏やかですが、「まずは安全に始めたい」という方には適した選択肢となります。


1-3 マンジャロ トルリシティの違いを比較表でチェック


それぞれの薬の違いを、項目ごとに比較表で整理しました。どちらが自分に合っているかを見極めるヒントにしてください。






2. マンジャロのメリット・デメリット


2-1 マンジャロのメリット|体重減少・血糖改善・手軽な投与


マンジャロの最大の魅力は、体重の減少効果が高いことです。GLP-1とGIPの2つのホルモンに作用することで、満腹感が得られやすくなり、食欲を自然に抑えることができます。その結果、無理な食事制限をしなくても体重が落ちていく人が多く見られます。


また、血糖値のコントロールにも優れているため、2型糖尿病の治療薬としても効果的です。注射は週に1回だけで済むので、飲み忘れなどの心配も少なく、スケジュール管理も簡単。さらに、マンジャロはペン型のデバイスで、自宅で自分でも簡単に注射ができるよう設計されています。


このように、痩身効果と血糖改善、そして使いやすさを兼ね備えているのがマンジャロの大きな特長です。


2-2 マンジャロのデメリット|副作用・費用・長期使用の不安


一方で、デメリットもいくつか存在します。まず、副作用としては吐き気や下痢、便秘といった消化器症状が比較的多く報告されています。特に使い始めの時期に出やすいため、体が慣れるまで注意が必要です。


また、マンジャロは保険適用外で使用されるケースが多いため、費用が高額になりやすいという現実もあります。月々の負担が2〜3万円以上になることも珍しくなく、継続的に使用するには経済的な余裕も求められます。


さらに、マンジャロはまだ登場して間もない薬です。そのため、長期間使用したときのリスクや安全性に関する十分なデータがまだ揃っていません。特に、持病がある方や複数の薬を併用している方は、必ず医師と相談した上で使用する必要があります。


このように、効果の高さが魅力的な一方で、コストや副作用、将来的なリスクには十分な理解と注意が求められます。






3. トルリシティからマンジャロへ切り替えるときの注意点


近年、トルリシティを使っていた方がマンジャロに切り替えるケースが増えています。理由はシンプルで、「より強い効果を求めたい」という声が多いからです。特に体重の減少を目的とした方や、トルリシティで思ったほどの効果が出なかった方にとって、マンジャロは魅力的な選択肢です。


ただし、切り替えにはいくつかの注意点があります。自己判断で変更するのではなく、医師としっかり相談した上で、安全に進めることが大切です。


3-1 こんな人にマンジャロはおすすめ


マンジャロは、「もっと痩せたい」「食欲を強く抑えたい」「これまでの薬で満足できなかった」という方に特におすすめです。トルリシティよりも体重減少効果が高いことが多く、痩身目的での使用に適しています。


また、GLP-1に加えてGIPにも作用するため、より多角的に体に働きかけてくれます。食欲コントロールが難しかった方や、血糖値と体重の両方を改善したい方には、検討する価値があります。


3-2 切り替えのタイミングと方法


切り替える場合は、まずトルリシティの効果が十分に発揮されているか、そして副作用が出ていないかを確認します。その上で、次回の注射のタイミングに合わせてマンジャロに変更するのが一般的です。


マンジャロの初回投与量は2.5mgから始めることが多く、体への慣れを見ながら徐々に増量していきます。自己判断で「効果がほしいから一気に増やそう」と考えるのは危険ですので、必ず医師の指示に従ってください。


3-3 用量の換算と医師に相談すべき理由


トルリシティとマンジャロでは、含まれている有効成分が異なるため、単純な「mg換算」はできません。たとえば、トルリシティ0.75mgとマンジャロ2.5mgは同じ強さではありません。まったく別の仕組みで作用するため、医師の指導のもとで最適な量を判断する必要があります。


また、副作用の出方も人によって異なります。吐き気や腹部の違和感などが出ることもあるので、症状があればすぐに報告することが大切です。安全に、そして確実に結果を出すためには、医療のサポートを受けながらの使用が前提となります。







4. マンジャロ・トルリシティの使い方ガイド


マンジャロとトルリシティはどちらも週1回の自己注射で使用しますが、使い方や扱い方には細かい違いがあります。効果をきちんと引き出すためには、正しい手順と注意点を知っておくことがとても大切です。特に初めて使う方にとっては、注射の操作や保存方法に不安を感じるかもしれません。ここでは、基本的な使い方とよくあるミスの対処法について解説します。


4-1 投与頻度とタイミングの違い


マンジャロもトルリシティも「週に1回」の投与が基本ですが、タイミングには一貫性が必要です。たとえば、毎週月曜日の朝に注射すると決めたら、原則として同じ曜日・時間帯に打ち続けることが推奨されます。


これは体内での薬の効果を安定させるためです。時間がバラバラだと血中濃度が変動しやすくなり、副作用が出やすくなる可能性もあります。打ち忘れを防ぐために、スマートフォンのリマインダーを活用するとよいでしょう。


4-2 注射の扱い方と保存方法


どちらの薬も「ペン型注射器」を使って皮下注射を行います。事前に針を装着する必要はなく、あらかじめセットされた使い切りタイプです。ボタンを押すだけの簡単な操作なので、注射が苦手な方でも扱いやすいのが特長です。


保存は冷蔵庫(2〜8℃)が基本です。ただし、凍結してしまうと薬の効果が落ちてしまうため、冷凍庫や冷気が直接当たる場所には置かないようにしてください。旅行や外出の際には、保冷バッグを活用すると安心です。


4-3 打ち忘れやミスがあったときの対応法


「うっかり注射を忘れてしまった…」という場合も、慌てずに対応しましょう。もし、予定日から3日以内なら、気づいた時点ですぐに打って問題ありません。ただし、次の投与日との間隔が短くなりすぎる場合は、自己判断せずに医師に相談しましょう。


また、注射中に薬液がこぼれてしまったり、きちんと注射できたか不安なときは、追加で打つのはNGです。薬剤の過剰投与は副作用のリスクを高めてしまいます。少しでも不安なことがあれば、使用を続ける前に必ずクリニックに確認してください。


このように、使い方はシンプルですが「正確に・継続的に」行うことが重要です。注射に慣れていない方でも、最初の数回でコツをつかめば無理なく続けられます。





5. マンジャロ・トルリシティの副作用とリスク


薬を選ぶとき、効果だけでなく「副作用が出やすいのか」「安全性はどうか」も気になるポイントですよね。マンジャロとトルリシティは、どちらも注射薬として体に働きかけるため、少なからず副作用が出ることがあります。ただし、内容や出やすさには違いがあり、それぞれに対する備え方も異なります。


5-1 よくある副作用と重篤な症状の見分け方


マンジャロでもトルリシティでも、よくある副作用は「吐き気」「下痢」「お腹の張り」「便秘」などの消化器系の症状です。これは胃の動きをゆっくりにする作用があるためで、特に使い始めの1~2週間に出やすい傾向があります。


ほとんどの場合、こうした症状は軽度で、時間の経過とともに改善していきます。しかし、「激しい腹痛が続く」「吐き気が長期間おさまらない」「意識がぼんやりする」など、いつもと違う強い症状が出た場合は注意が必要です。特に、急性膵炎などの重篤な副作用が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。


また、低血糖もまれに起こることがあります。特に他の糖尿病薬と併用している方は注意が必要で、めまいや冷や汗、強い空腹感を感じた場合は、早めに対処することが求められます。


5-2 安全に使用するためのポイント


副作用のリスクを減らすためには、まず「少ない量からスタートする」ことが基本です。マンジャロでは、最初は2.5mgから始めて、様子を見ながら5mg、10mgと増やしていく段階的な使い方が推奨されています。急に高用量を使うと、体への負担が大きくなってしまうためです。


次に大事なのが、「体調の変化に気づくこと」です。些細なことでも「いつもと違う」と感じたら、無理に使い続けずにクリニックへ相談しましょう。自己判断で中断したり、逆に続けてしまうことで、体に思わぬ影響を与えてしまう可能性があります。


また、薬の保管状態も重要です。特に夏場や旅行中などは、冷蔵管理ができているかどうか、定期的に確認しておくと安心です。


どんな薬にも副作用はありますが、「正しい使い方」と「早めの対応」で多くのリスクは防ぐことができます。安全に使い続けるためには、自己管理と医師との連携の両方が欠かせません。






6. マンジャロ トルリシティ 違いに関するよくある質問(Q&A)


マンジャロとトルリシティについて調べていると、ネットやクリニックへの相談でよく挙がる質問がいくつかあります。ここでは、特に多い3つの疑問にお答えしていきます。


6-1 どちらが痩せやすい?


「痩せる目的なら、マンジャロとトルリシティのどっちがいいの?」という声は非常に多く寄せられます。結論から言うと、より高い減量効果を期待できるのはマンジャロです。


マンジャロは、GLP-1とGIPの両方に作用するため、食欲の抑制に加えて脂肪代謝の促進も期待できます。トルリシティも体重減少に効果がありますが、マンジャロと比べると緩やかです。痩身を強く希望する方には、マンジャロの方が向いている可能性が高いといえるでしょう。


ただし、「確実に痩せる」わけではありません。生活習慣や食事内容も大きく関わってくるため、薬だけに頼らず、全体のバランスを意識することが大切です。


6-2 副作用が心配な人にはどちらがいい?


副作用をなるべく避けたいという方には、トルリシティの方が安心感があります。


トルリシティは使用実績が長く、臨床データも豊富にあります。副作用の頻度も比較的少なく、出たとしても軽度なケースが多いのが特徴です。一方のマンジャロは、より効果が強いぶん、副作用(とくに吐き気や胃腸の不快感)が出やすい傾向にあります。


はじめてGLP-1製剤を使う方や、もともと胃腸が弱い方、薬への反応が強く出やすい方は、まずトルリシティから始めて様子を見るのもひとつの方法です。


6-3 医師に相談する前に準備しておくことは?


初めての受診や薬の相談前に、次の3つを整理しておくと診察がスムーズになります。


過去のダイエット歴・治療歴

どんな方法で体重を減らした経験があるか、またどんな薬を使ったことがあるかを整理しておきましょう。


今の体重や目標体重

どこまで痩せたいのかを明確にしておくと、医師も提案しやすくなります。


持病や飲んでいる薬のリスト

糖尿病、高血圧、甲状腺などの病気や服用中の薬がある場合、それに応じて処方の内容が変わることがあります。


事前にこれらをまとめておくと、「自分に合った薬」を提案してもらいやすくなります。







7. まとめ|マンジャロとトルリシティ、あなたに合うのはどっち?


マンジャロとトルリシティは、どちらも血糖値の安定と体重コントロールに効果的な注射薬です。ただし、成分や働き方に違いがあり、それぞれに向いている人が異なります。


「しっかり痩せたい」「これまでの薬では物足りなかった」という方には、より強力に作用するマンジャロが適しています。GLP-1とGIPの2つのホルモンに同時に働きかけることで、食欲を抑えながら代謝を高め、体重の減少を後押しします。


一方、「まずは副作用の少ない薬で様子を見たい」「安全性を重視したい」という方には、長年の使用実績があるトルリシティも安心して使える選択肢です。


そして、どちらを選ぶにしても大切なのは、医師の判断のもとで使用すること。自己判断ではなく、体調や目的に合った適切な処方が、安心して継続するための第一歩です。


当院では、話題のマンジャロを医師の管理のもとで処方しています。

初めての方にも丁寧にご案内しておりますので、「自分に合っているか知りたい」「副作用が不安」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。


大阪 布施でマンジャロをご検討中の方へ
近鉄布施駅から徒歩3分、初めてのかたでもリラックスしてご利用いただけるよう、心温まるおもてなしと居心地の良い空間をご用意しております。

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この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞
この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞