もっと長く健康で楽しむために:チルゼパチドがもたらす新しい可能性|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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もっと長く健康で楽しむために:チルゼパチドがもたらす新しい可能性




1.治療薬「チルゼパチド」とは

ここでは、チルゼパチドの大まかな仕組みや注目されている理由をわかりやすくまとめました。

 


1-1 チルゼパチドとは何か?

  • もともとは血糖値を管理する目的で開発された薬です。GLP-1受容体作動薬などの新しいカテゴリーと比較されることも多く、近年急速に普及しつつあります。
  • マンジャロの主要成分でもあり、海外の臨床データでも話題を集めています。糖尿病患者だけでなく、体重コントロールが必要な人にも注目されています。

1-2 どんな仕組みで作用する?

  • 血糖値の調整や食欲抑制の仕組みに働きかける作用があるとされています。主にホルモンバランスを整え、胃の内容物をゆっくり排出する性質があるため、満腹感を持続しやすいのが特長です。
  • 血糖値の急激な上昇を防ぎやすくするため、適切な量のインスリン分泌をサポートすると言われています。過食を抑えたい方にはメリットが大きいと考えられています。

1-3 世界で注目される理由:糖尿病ケア・体重管理での期待

  • 過度な食欲をコントロールするだけでなく、糖尿病リスクの高い方にも役立つ可能性があるため、国内外で多くの研究が進んでいます。
  • 肥満が社会問題化している地域では、マンジャロを含むチルゼパチド製剤に対する需要が高まりつつあります。医師の管理下で正しく使えば、生活の質向上を目指せるのがポイントです。


 

2.チルゼパチド製剤の効果

チルゼパチドには血糖値を改善する役割があるだけでなく、肥満やメタボリックシンドロームの対策にも良い報告が出ています。ここでは、具体的にどのような効果が期待できるのかを見ていきましょう。

2-1 血糖コントロールの効果

  • 食後の血糖値の急上昇を抑制しやすいと考えられています。毎日の測定が必要な糖尿病の方には、数値管理がしやすくなる可能性があります。
  • 胃から腸へ食物が移動するスピードを緩やかにすることで、インスリン分泌のタイミングが安定すると言われています。結果として、血糖値の乱高下による疲労感が抑えられる方もいます。

2-2 肥満に対する効果

チルゼパチドは血糖コントロールだけでなく、体重の減少を後押しする可能性が高い薬剤です。Jastreboffら(2022)による海外の大規模臨床試験では、72週間にわたって投与した場合、以下のような平均体重減少率が示されています

  • 5mg投与群:平均で約15.0%の体重減少
  • 10mg投与群:平均で約19.5%の体重減少
  • 15mg投与群:平均で約20.9%の体重減少


また、Aronneら (2025)の研究でも、72週間で、ウエスト周囲径18.4cmの減少が報告されています。

用量を増やすと効果が高まる一方で、副作用が増える可能性もあります。医師との相談を通じて、適切な用量を選んで定期的に経過観察することが大切です。日常生活では、食事内容や運動習慣を合わせて見直すことで、さらに高い効果を見込むことができます。

 


2-3 医療機関でのサポート体制とアフターフォロー

  • 自己注射タイプが多いですが、医療機関で打ってもらうケースもあります。最初は看護師が指導するところも多いので、不安な方でも始めやすいです。
  • 定期的な血液検査やカウンセリングが実施される場合が多く、副作用や体調の変化に素早く対応できます。もし継続が難しいと感じたときも、医師のアドバイスで投薬量の調整や中止のタイミングを判断しやすくなります。


 

3.Q&A

チルゼパチド(マンジャロ)を検討している方が抱きやすい疑問についてまとめました。初めての治療法に戸惑う方は、基本的なポイントから確認してみてください。
  • チルゼパチド製剤はどのように入手する?
    通常は医療機関での処方がメインです。薬局で市販されていない場合が多いため、まずは糖尿病外来や内科などを受診し、医師の判断を仰ぐ流れとなります。オンラインでの診療もあります
  • どれくらいの期間で効果を実感できる?
    個人差が大きいですが、早ければ数週間で血糖値や体重の変化に気づく方がいます。2~3か月ほど続けると目に見える数値改善を体感するケースが多いです。
  • 飲み合わせに注意すべき薬はある?
    インスリン製剤など、糖尿病関連の薬や心臓の薬を服用している場合、低血糖リスクなどに注意が必要です。医師にすべての処方薬やサプリメントの情報を伝えておきましょう。

 



4.まとめ

チルゼパチドは、血糖値を安定させるだけでなく、肥満へのアプローチにも活用され始めています。医師の指導を受けながら利用すると、生活習慣そのものを見直すきっかけにもなります。

また、大阪・布施のM&B美容皮フ科クリニックでは、ダイエットや体型管理の悩みも含めて相談が可能です。メンタル面を含めたサポートで、より健やかな毎日を目指してみてください。


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参考文献

日本イーライリリー株式会社(2025) マンジャロ(チルゼパチド)電子化された添付文書https://medical.lilly.com/jp/answers/168941

 

Jastreboff AM et al. (2022)“Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity.” N Engl J Med. 387(3):205-216. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038

 

Aronne MD et al.(2025) “Tirzepatide as Compared with Semaglutide for the Treatment of Obesity” N Engl J Med. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2416394

 

この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞
この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞