ゴルゴ線を消す整形治療とは?原因と効果的な施術方法を徹底解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ゴルゴ線を消す整形治療とは?原因と効果的な施術方法を徹底解説

目の下から頬にかけて斜めに入るゴルゴ線は、疲れ顔や老け顔の原因となり、多くの方が悩まされています。この気になるラインは、年齢とともに目立つようになりますが、実は骨格や生活習慣も大きく影響しているのです。

セルフケアだけでは限界があるゴルゴ線ですが、美容医療による整形治療では、ヒアルロン酸注射や脂肪注入、最新の再生医療まで、さまざまな選択肢があります。今回は、ゴルゴ線の原因から効果的な治療方法、それぞれの特徴や費用相場まで、専門医の視点から詳しく解説いたします。


ゴルゴ線とは

ゴルゴ線は、目の下から頬骨の上を通って口元に向かって斜めに走る線のことです。別名ミッドチークラインとも呼ばれ、漫画「ゴルゴ13」の主人公の頬にある特徴的な線にちなんで名付けられました。

この線は、表情を作った時だけでなく、無表情の状態でも見えることが特徴です。ほうれい線とは位置が異なり、頬骨の下あたりから斜め下に向かって伸びています。

ゴルゴ線が目立つと、実年齢よりも老けて見えたり、常に疲れているような印象を与えてしまいます。そのため、多くの方が改善を望まれる美容上の悩みの一つとなっています。


ゴルゴ線ができる主な原因

ゴルゴ線の原因は複合的で、加齢による変化だけでなく、生まれ持った骨格や生活習慣も深く関わっています。主な原因を詳しく見ていきましょう。

加齢による皮膚と筋肉の変化

年齢を重ねると、皮膚を支えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった成分が減少します。これにより皮膚の弾力性が失われ、重力に負けて下垂することで、ゴルゴ線が目立つようになります。

また、目の周りの眼輪筋や口の周りの口輪筋などの表情筋も加齢とともに衰えます。筋肉の衰えは皮膚を支える力を弱くし、しわやたるみを生じさせる要因となります。

骨格と脂肪の影響

頬骨が平坦で突出が少ない骨格の方は、若い頃からゴルゴ線が目立ちやすい傾向があります。これは骨格による影の関係で、構造的にくぼみが生じやすいためです。

また、痩せ型で目の下の脂肪が少ない方や、加齢により頬の脂肪が減少した方も、ゴルゴ線が目立ちやすくなります。脂肪がクッションの役割を果たしているため、これが不足すると皮膚の凹凸が表面に現れやすくなるのです。

生活習慣による影響

睡眠不足や喫煙は血流を悪化させ、皮膚の新陳代謝を低下させます。また、紫外線によるダメージも皮膚の老化を促進し、ゴルゴ線を目立たせる原因となります。

長時間のスマートフォンやパソコン使用による表情筋の緊張も、ゴルゴ線の形成に影響を与える可能性があります


セルフケアでのゴルゴ線対策とその限界

多くの方がまず試されるのがセルフケアによる改善方法です。表情筋トレーニングや適切なスキンケアは、予防や軽度の改善には効果が期待できますが、根本的な解決には限界があります。

表情筋トレーニングの効果

目の周りや頬の筋肉を鍛える表情筋トレーニングは、筋肉の衰えによるたるみには一定の効果があります。しかし、既に深く刻まれたゴルゴ線や、骨格的な要因によるものには大きな改善は期待できません。

継続的に行うことで予防効果は得られますが、即効性や劇的な変化は望めないのが現実です。

スキンケアによる改善

保湿や美容成分を含んだ化粧品の使用は、皮膚の状態を整え、軽度のしわの改善には効果があります。レチノールやビタミンC誘導体、ペプチド成分などが配合された製品が推奨されます。

しかし、深いゴルゴ線や構造的な問題による凹みは、クリームなどを塗るだけでは改善しにくいです。セルフケアは予防や軽度の改善には有効ですが、既に目立つゴルゴ線には医療による治療が効果的です


美容整形によるゴルゴ線治療

医療機関で行われる美容整形では、ゴルゴ線の根本的な改善が期待できる様々な治療法があります。それぞれに特徴やメリット、デメリットがあり、患者様の状態や希望に応じて選択します。

ヒアルロン酸注射による治療

ヒアルロン酸注射は、最も手軽で人気の高いプチ整形の一つです。ゴルゴ線の凹んだ部分にヒアルロン酸を注入することで、皮膚を内側から押し上げて線を目立たなくします。

施術時間は15分程度と短く、即効性があるのが大きなメリットです。また、ダウンタイムも比較的軽く、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

ヒアルロン酸注射の持続期間は一般的に6ヶ月から1年程度です。体内で自然に吸収されるため、効果を維持するには定期的な治療が必要になります。

脂肪注入による治療

脂肪注入は、患者様自身の脂肪を採取し、精製してゴルゴ線の凹み部分に注入する治療法です。マイクロCRF(濃縮脂肪)注入とも呼ばれ、自然な仕上がりと長期間の効果が期待できます。

自分の組織を使用するため、アレルギー反応のリスクが低く、定着した脂肪は半永久的に効果が持続します。また、脂肪に含まれる幹細胞により、皮膚の質感改善も期待できます。

一方で、脂肪の採取が必要なため、ダウンタイムはヒアルロン酸注射より長くなります。腫れや内出血が1〜2週間程度続くことがあります。

最新の再生医療による治療

真皮線維芽細胞移植やACRS療法といった再生医療も注目されています。これらの治療では、患者様自身の細胞を培養して注入することで、皮膚の根本的な若返りを目指します。。

真皮線維芽細胞移植では、耳の後ろなどから採取した皮膚組織から線維芽細胞を培養し、ゴルゴ線の部位に注入します。注入された細胞がコラーゲンを産生し、自然な改善が期待できます。

ACRS療法では、患者様の血液から抽出した抗炎症性サイトカインを利用し、皮膚の再生力を高める治療を行います

その他の治療法

HIFU治療では、高密度焦点式超音波を使用して、皮膚の深層にある筋膜層を引き締めます。メスを使わない治療法として人気があり、リフトアップ効果も期待できます。

ボトックス注射を用いて、表情筋の過度な収縮を抑えることで、ゴルゴ線の目立ちを改善する方法もあります。

レディエッセなどのカルシウムハイドロキシアパタイト系の注入剤を使用する場合もあります。ヒアルロン酸より持続期間が長く、コラーゲンの産生を促進する効果があります。


各治療法の効果と持続期間の比較

ゴルゴ線治療を選択する際には、それぞれの治療法の効果の現れ方や持続期間を理解することが重要です。患者様のライフスタイルや希望に合わせた選択をしていただけるよう、詳しく比較していきます。

即効性と自然な仕上がりの比較

ヒアルロン酸注射は施術直後から効果を実感できる即効性が最大の特徴です。腫れがおさまる1〜2日後には、ゴルゴ線の改善を確認できます。ただし、注入量や技術により、不自然な盛り上がりが生じるリスクもあります。

脂肪注入は、効果の実感までに1〜3ヶ月程度かかります。これは、注入した脂肪が定着し、周囲の組織と馴染むまでに時間が必要だからです。しかし、定着後は非常に自然な仕上がりが得られます。

再生医療による治療は、細胞の働きにより徐々に改善していくため、効果の実感には3〜6ヶ月程度かかります。しかし、根本的な皮膚の質感改善も同時に得られるため、総合的な若返り治療として優れた効果があります

持続期間とコストパフォーマンス

ヒアルロン酸の持続期間は6ヶ月から1年程度で、定期的なメンテナンスが必要です。1回の費用は比較的リーズナブルですが、長期的に見ると総費用は高くなる可能性があります。

脂肪注入は一度定着すれば半永久的な効果が期待できるため、長期的なコストパフォーマンスに優れています。初回の費用は高めですが、メンテナンスの必要性が低いのが特徴です。

再生医療は1〜2年程度の持続期間で、皮膚の根本的な改善により自然な若返りが期待できます。費用は高額ですが、総合的な美容効果を考慮すると満足度の高い治療法です。


治療のリスクと副作用

どの治療法にも一定のリスクが伴います。安全に治療を受けるためには、事前にこれらのリスクを理解し、信頼できる医療機関を選択することが重要です。

ヒアルロン酸注射のリスク

ヒアルロン酸注射では、注射部位の腫れや内出血、一時的な痛みが生じることがあります。これらは通常1週間以内におさまりますが、まれに長期間続く場合があります。

より深刻な副作用として、血管塞栓による皮膚壊死のリスクがあります。これは血管内にヒアルロン酸が誤って注入された場合に起こる可能性がある合併症です。

また、副作用ゴルゴ線治療として、ヒアルロン酸の塊による不自然な膨らみや、しこりの形成が報告されています。これらは適切な製剤選択と注入技術により予防可能です。

脂肪注入のリスクと注意点

脂肪注入では、脂肪採取部位と注入部位の両方にダウンタイムが発生します。採取部位では1〜2週間程度の腫れや痛みが、注入部位では腫れや内出血が生じることがあります。

注入した脂肪がすべて定着するわけではなく、一般的に30〜50%程度の定着率といわれています。そのため、希望する効果を得るために、やや多めに注入する必要があります。

脂肪を塊で注入すると壊死のリスクがあるため、細かく分散して注入する技術が重要です。また、注入脂肪の質を維持するための適切な処理も必要不可欠です。

再生医療のリスクと制約

再生医療による治療は比較的安全性が高いとされていますが、細胞培養に時間がかかるため、治療開始まで数週間から数ヶ月を要します。また、すべての方に同じ効果が期待できるわけではありません。

費用が高額であることや、まだ新しい治療法であるため長期的なデータが限られていることも考慮すべき点です。


クリニック選びのポイントと費用

ゴルゴ線の治療を成功させるためには、適切な医療機関選びが重要です。技術力だけでなく、アフターケアや安全性への配慮も含めて総合的に判断する必要があります。

信頼できるクリニックの選び方

クリニック選びのポイントとして、まず医師の資格と経験を確認しましょう。美容外科や形成外科の専門医資格を持ち、ゴルゴ線治療の豊富な実績がある医師を選ぶことが重要です。

カウンセリングでは、患者様の状態を詳しく診察し、複数の治療選択肢を提示してくれるクリニックを選びましょう。一つの治療法のみを強く勧める場合は注意が必要です。

施設の清潔性や設備の充実度、スタッフの対応なども重要な判断材料です。また、万が一のトラブルに対するアフターケア体制についても事前に確認しておきましょう。

費用相場と治療計画

ゴルゴ線治療の費用は、治療法により大きく異なります。ヒアルロン酸注射は1回あたり5〜15万円程度、脂肪注入は30〜80万円程度が一般的な価格帯です。

再生医療による治療は100〜200万円程度と高額になりますが、長期的な効果を考慮すると妥当な価格設定といえるでしょう。

HIFUによる治療は10〜30万円程度、ボトックス注射は3〜10万円程度が相場です。治療計画を立てる際は、初期費用だけでなく、メンテナンスにかかる長期的なコストも考慮することが大切です

プチ整形から本格的な治療まで

プチ整形として、頬の凹み改善に人気の高いヒアルロン酸注射は、手軽に始められる治療法です。効果に満足できない場合は、より本格的な治療に移行することも可能です。

段階的なアプローチを取ることで、患者様にとって最適な治療法を見つけることができます。まずは負担の少ない治療から始めて、必要に応じてステップアップしていく方法もおすすめです。


治療後のケアと効果を長持ちさせるポイント

どの治療を選択しても、治療後の適切なケアが効果の持続と満足度の向上につながります。日常生活での注意点や、効果を長持ちさせるポイントをご紹介します。

治療直後のアフターケア

ダウンタイム期間中は、患部への刺激を避けることが重要です。マッサージや激しい運動、サウナや長時間の入浴は控えましょう。また、紫外線対策も念入りに行ってください。

腫れや内出血が生じた場合は、冷却パックで適度に冷やすことで症状を軽減できます。ただし、直接氷を当てるのではなく、タオルに包んで使用してください。

処方された薬がある場合は、指示通りに服用し、気になる症状があれば早めに医療機関に相談しましょう。

効果を長持ちさせる生活習慣

治療効果を長持ちさせるためには、日常生活での老け顔対策を併用すると効果的です。十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事、適度な運動により、皮膚の新陳代謝を促進しましょう。

紫外線対策は一年中欠かさず行い、保湿ケアも継続することで皮膚の状態を良好に保てます。喫煙や過度の飲酒は血流を悪化させるため、控えることをおすすめします。

疲れ顔の治療法として、表情筋トレーニングやマッサージを継続することで、治療効果をサポートできます

定期的なメンテナンス

ヒアルロン酸注射や一部の再生医療では、定期的なメンテナンス治療が必要になります。効果が薄れてきた段階で追加治療を行うことで、常に良好な状態を維持できます。

脂肪注入の場合も、年齢による変化に応じて、数年後に追加治療を検討することがあります。定期的な診察を受けて、適切なタイミングでのメンテナンスを心がけましょう。


まとめ

ゴルゴ線は加齢とともに目立つ線で、その原因は筋肉の衰えやコラーゲンの減少、骨格的要因などが複合的に関与しています。セルフケアでの改善には限界があるため、根本的な解決には美容整形による治療が効果的といえるでしょう。ヒアルロン酸注射から脂肪注入、最新の再生医療まで、患者様の状態や希望に応じた様々な選択肢があります。

それぞれの治療法には異なるメリットとデメリットがあり、効果の現れ方や持続期間、費用も大きく異なります。信頼できる医療機関でしっかりとカウンセリングを受け、ご自身に最適な治療法を選択することが、満足のいく結果につながるでしょう。まずは専門医との相談から始めて、理想の若々しい印象を手に入れてください。

この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科