顎ヒアルロン酸のデメリットと失敗しないための重要ポイントを解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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美容トピックス TOPICS

顎ヒアルロン酸のデメリットと失敗しないための重要ポイントを解説

顎にヒアルロン酸を注入する施術は、シャープなフェイスラインを手軽に作れることから多くの方に選ばれています。しかし、施術を検討する際に気になるのが、どのようなデメリットやリスクがあるのかという点です。顎という目立つ部位だからこそ、失敗は絶対に避けたいものです。

この記事では、顎ヒアルロン酸注入の具体的なデメリットから、失敗例、そして後悔しないための対策まで、施術前に知っておくべき重要なポイントを詳しく解説します。正しい知識を身につけ、安心して施術を受けられるようになるでしょう。

顎ヒアルロン酸注入のデメリット

顎にヒアルロン酸を注入する施術には、いくつかの重要なデメリットがあります。まずは、これらのリスクについて詳しく見ていきましょう。

不自然な仕上がりになるリスク

顎のヒアルロン酸注入で最も多い失敗の一つが、不自然な仕上がりになってしまうことです。適切な注入量や注入位置を間違えると、顎が過度に前に出てしまったり、角ばりすぎてしまったりします。

特に、一度に大量のヒアルロン酸を注入した場合、元の顔立ちとのバランスが崩れやすくなります。顎の形は他の顔のパーツとの調和が重要なため、医師の技術不足によって トラブルが起きやすい部位でもあります。

左右非対称や形の歪み

注入技術が不十分な場合、左右の顎のバランスが崩れてしまうことがあります。わずかな注入量の差でも、顔全体の印象に大きな影響を与えてしまいます。

また、注入後に患者さんが無意識に顎を触ったり、強い圧迫を加えたりすることで、ヒアルロン酸が移動し、予期しない形になってしまう場合もあります。

しこりや凸凹の発生

顎のヒアルロン酸注入によるしこりや凸凹は、施術後によく見られるトラブルの一つです。これは、ヒアルロン酸が均等に広がらずに一箇所に集まってしまったり、皮膚の浅い層に注入されてしまったりすることが原因です。

特に硬めのヒアルロン酸製剤を使用した場合や、注入技術に問題がある場合に起こりやすくなります。一度しこりができてしまうと、自然に改善するまでに時間がかかることもあります。


顎ヒアルロン酸注入の副作用とリスク

顎へのヒアルロン酸注入で起こり得る副作用には、軽微なものから重篤なものまで様々なレベルがあります。事前にリスクを理解しておくことが大切です。

一般的な副作用

顎のヒアルロン酸注入後に見られる腫れや内出血は、多くの患者さんに見られる一般的な副作用です。これらの症状は通常、施術後数日から1週間程度で改善されます。

ダウンタイムの長さには個人差がありますが、平均して3日から1週間程度続くことが多いです。腫れが引くまでは、人と会う予定を控えると安心です。

深刻なリスク

まれではありますが顎のヒアルロン酸注入による血流障害が起こる可能性があります。これは、注入されたヒアルロン酸が血管を圧迫することで起こる症状で、皮膚の壊死につながる恐れもある重篤な合併症です。

また顎のヒアルロン酸注入に伴う感染症のリスクも完全にゼロではありません。不衛生な環境での施術や、アフターケアが不適切な場合に起こる可能性があります。

アレルギー反応について

顎のヒアルロン酸注入によるアレルギー反応は非常にまれですが、全く起こらないとは言えません。特に初回の施術の場合は、体がヒアルロン酸に対してどのような反応を示すか分からないため、注意深い観察が必要です。

アレルギー反応が疑われる場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談することが重要です。


よくある失敗例とその原因

実際に起こりやすい顎へのヒアルロン酸注入の失敗例を知っておくことで、同じような問題を避けることができます。

注入量のミスによる失敗

注入量 適正を見極めることは、美しい仕上がりのために最も重要な要素の一つです。顎の場合、0.5ccから1cc程度が一般的な注入量とされていますが、個人の骨格や希望によって適正量は大きく変わります。

過剰な注入は、顎が不自然に大きく見えたり、口元のバランスが崩れたりする原因となります。逆に、少なすぎる場合は期待した効果が得られません。

仕上がりイメージのずれによる失敗

施術前のデザイン設計が不適切だった場合、患者さんの希望と大きく異なる結果になってしまいます。特に、既存の顔立ちとのバランスを考慮せずに施術を行うと、違和感のある仕上がりになりやすいです。

自然な仕上がりのコツは、元の骨格を活かしながら、適度な改善を目指すことです

技術力不足による問題

経験の浅い医師による施術では、注入の深さや角度、速度などの技術的な問題が生じやすくなります。顎は立体的な形成が求められる部位のため、高い技術力が必要です。

また、解剖学的な知識が不足している場合、重要な血管や神経を傷つけてしまうリスクも高まります。


施術後のトラブルと対処法

万が一トラブルが発生した場合の対処法を知っておくことは、安心して施術を受けるために重要です。

仕上がりに不満がある場合の修正方法

仕上がりに満足できない場合、ヒアルロニダーゼを用いた修正が可能です。ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する酵素で、注入されたヒアルロン酸を除去することができます。

ただし、完全に元の状態に戻すには時間がかかる場合があり、複数回の処置が必要になることもあります。修正を避けるためにも、最初の施術選びが重要です。

いつ相談すべきか

以下のような症状が現れた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談しましょう。

  • 異常な腫れや痛みが続く場合
  • 皮膚の色が変わってきた場合
  • 感染の兆候(発熱、膿など)がある場合
  • 明らかに左右非対称になっている場合

早期の対応により、深刻な問題に発展することを防ぐことができます。


持続期間とメンテナンスのデメリット

ヒアルロン酸注入は永続的な効果がないため、継続的なケアが必要になります。このことも重要なデメリットの一つと考えられます。

効果の持続期間

顎へのヒアルロン酸注入の持続期間は、使用する製剤や個人の体質によって異なりますが、一般的に6ヶ月から1年程度です。顎は動きが多い部位のため、他の部位と比較して効果が短くなる傾向があります。

定期的なメンテナンスが必要になるため、長期的な費用を考慮する必要があります

施術を繰り返すことのリスク

同じ部位に繰り返しヒアルロン酸を注入することで、皮膚が徐々に伸びてしまう可能性があります。

メンテナンス 費用も考慮すべき重要なポイントです。年間で考えると、かなりの金額になることもあります。


失敗を防ぐための重要ポイント

これらのデメリットやリスクを最小限に抑えるためには、事前の準備と慎重なクリニック選びが欠かせません。

信頼できる医師・クリニックの選び方

経験豊富な医師を選ぶことが、失敗を防ぐ最も重要なポイントです。美容皮膚科や形成外科の専門医で、顎のヒアルロン酸注入の症例数が多い医師を選びましょう。

また、クリニックの設備や衛生管理状況も重要な判断基準です。清潔な環境で施術が行われているか、緊急時の対応体制が整っているかなどを確認することが大切です。

カウンセリングの重要性

カウンセリング ポイントとして、以下の項目について詳しく相談することが重要です。

  • 希望する仕上がりイメージの共有
  • 使用するヒアルロン酸製剤の種類と特徴
  • 予想される注入量と費用
  • 起こりうるリスクと対処法
  • アフターケアの内容

十分な時間をかけて相談し、納得してから施術を受けることが大切です

段階的な施術のメリット

一度に大量のヒアルロン酸を注入するのではなく、少量ずつ段階的に施術を行うことで、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。

初回は少なめの量から始めて、仕上がりを確認しながら追加の注入を検討するという方法が安全です。急激な変化よりも、自然な改善を目指すことが重要になります。

まとめ

顎のヒアルロン酸注入には、不自然な仕上がりや副作用、持続期間の短さなど、様々なデメリットやリスクが存在します。しかし、これらの問題の多くは、経験豊富な医師選びと適切な施術により避けることができるものです。

最も重要なことは、リスクを正しく理解し、信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受けることです。焦って決断するのではなく、時間をかけて検討し、納得してから施術を受けるようにしましょう。美しく自然な仕上がりを実現するために、この記事で紹介したポイントを参考に、慎重に準備を進めてください。

この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科