こめかみのヒアルロン酸注射の効果とリスク|注入量・ダウンタイム・失敗しない注意点|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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こめかみのヒアルロン酸注射の効果とリスク|注入量・ダウンタイム・失敗しない注意点

こめかみのへこみや老けた印象にお悩みの方にとって、ヒアルロン酸注射は注目される施術のひとつです。年齢を重ねると、こめかみ部分の脂肪や筋肉のボリュームが減少し、くぼんだ印象になりやすくなります。このくぼみを自然に補正できるヒアルロン酸注入は、顔全体のバランスを整え、若々しい印象を取り戻す効果が期待されています。

一方で、こめかみには血管や神経、複雑な組織構造があり、適切な注入層や注入量を誤ると、腫れやしこり、まれに重大な合併症が起きるリスクもあります。この記事では、こめかみへのヒアルロン酸注射で得られる効果、注入量やダウンタイムの目安、起こりうるリスクと失敗を避けるための注意点を詳しく解説していきます。施術を検討されている方が安全に選択できるよう、必要な情報を網羅的にお届けします。





こめかみヒアルロン酸で得られる見た目の変化

こめかみへのヒアルロン酸注入により、顔の印象が大きく変わることがあります。施術前と比べて、側面からのシルエットがなめらかになり、全体的に若々しく見えるようになるのです。

輪郭と顔のバランスが整う

こめかみがくぼんでいると、頬の高さばかりが目立ち、顔の横幅が狭く見えてしまいます。ヒアルロン酸を注入してこめかみにボリュームを与えると、頬からこめかみへの移行が滑らかになり、顔全体のプロポーションが整います。

特に、横から見たときの印象が大きく改善されるでしょう。側面のラインが自然な曲線になることで、顔が立体的に見え、バランスの取れた美しい輪郭に近づきます。この効果は、顔の骨格構造や脂肪の分布を理解した上で、適切な層に注入することで得られるものです。

若返りと凹みや溝の改善

加齢により、こめかみ周辺の脂肪が減少したり、側頭部の筋肉や骨格の変化が起きたりすると、顔全体が痩せて見えます。こめかみの凹みが目立つと、疲れた印象や老けた印象を与えやすくなります。

ヒアルロン酸注入でこめかみの凹みを補正すると、顔のボリュームが回復し、若々しい印象を取り戻すことができます。また、目尻やこめかみ周辺のたるみも目立ちにくくなるため、全体的にリフトアップされた仕上がりにつながります。

施術後は、自然な範囲で顔のふっくら感が増し、健康的で明るい表情に見える効果が期待できます。体重減少や遺伝的要因でこめかみがくぼんでいる場合も、同様の改善が見込まれます。

持続期間と長持ちさせるポイント

ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収される性質を持っているため、効果は永続的ではありません。こめかみへの注入では、一般的に6か月から1年程度の持続期間が見込まれます。使用する製剤の種類や注入量、個人の代謝速度によって持続期間は変わります。

効果を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが重要です。一度に大量に注入するのではなく、適切な量を複数回に分けて注入し、自然なボリュームを維持する方法が推奨されています。また、術後に強い圧迫を避けたり、血流を良くしすぎる激しい運動を控えたりすることで、注入したヒアルロン酸が定着しやすくなります。

医師との定期的なフォローアップを通じて、効果の減少を確認しながら追加注入を行うことで、長期的に若々しい印象を保つことができます。








こめかみヒアルロン酸の施術の流れ

施術を受ける際には、事前のカウンセリングから術後のケアまで、一連の流れを理解しておくことが大切です。安全で満足度の高い結果を得るために、各段階でどのようなことが行われるのかを見ていきましょう。

カウンセリング

施術の最初のステップは、医師との詳細なカウンセリングです。患者さんの悩みや希望する仕上がりをしっかりヒアリングし、実際の顔の状態を確認します。こめかみの凹み具合や皮膚の厚み、血管の走行などを評価し、ヒアルロン酸注入が適しているかどうかを判断します。

ヒアルロン酸注入が適さないケースもあります。たとえば、重度のアレルギー体質や、過去にヒアルロン酸製剤でトラブルを経験したことがある場合、妊娠中や授乳中の方などは慎重な判断が必要です。医師はこれらのリスクを説明し、患者さんが納得した上で施術に進めるかを確認します。

注入方法と使用量の目安

カウンセリング後、実際の注入に移ります。こめかみへの注入では、注入する層が重要なポイントです。筋膜下や深い脂肪層、あるいは側頭筋の下など、患者さんの解剖学的構造に合わせて最適な層を選びます。

注入量は通常、片側につき1〜2ml程度が目安とされます。ただし、くぼみの程度や希望する仕上がりによって調整されます。過剰に注入すると不自然な膨らみや左右差が生じるため、医師は慎重に少量ずつ注入しながら、バランスを確認していきます

注入には、針やカニューレと呼ばれる特殊な管を使います。カニューレは針よりも先端が丸く、血管を傷つけにくいため、内出血や血管閉塞のリスクを減らせるとされています。施術時間は両側合わせて15〜30分程度で終わることが多いです。

術中の痛み対策と術後のケア

注入時の痛みは、麻酔クリームや冷却、製剤に含まれる麻酔成分で軽減されます。チクッとした刺激を感じることはありますが、我慢できない痛みではないことがほとんどです。敏感な方には、局所麻酔を追加することも可能です。

術後は、注入部位に軽い腫れや内出血が出ることがあります。これらは数日から1週間程度で自然に引いていきます。施術直後は、強く揉んだり圧迫したりせず、患部を清潔に保つことが大切です。激しい運動や入浴、飲酒など、血流が急激に増える行為は当日から数日間は控えるよう指導されます。

メイクは翌日から可能ですが、注入部位を避けて優しく行いましょう。腫れや痛みが長引く場合、発熱や異常な赤みが出た場合は、速やかに施術を受けた医療機関に相談してください。適切なアフターケアが、満足のいく結果につながります。








こめかみヒアルロン酸のリスクと対処法

ヒアルロン酸注入は比較的安全な施術ですが、リスクがゼロではありません。特にこめかみは血管や神経が複雑に走行しているため、慎重な対応が求められます。起こりうる合併症と対処法を知っておくことで、万が一のトラブルにも冷静に対応できるでしょう。

合併症

施術後によく見られる症状には、腫れや内出血、軽い痛みがあります。これらは通常、数日から1週間程度で自然に治まります。内出血が目立つ場合は、コンシーラーやファンデーションでカバーすることも可能です。

注意が必要なのは、しこりや凸凹、左右差が残る場合です。これは注入量が多すぎたり、注入層が浅すぎたりすることで起こります。また、ヒアルロン酸が皮膚の浅い層に入り込むと、青白く透けて見えるチンダル現象が発生することもあります。

これらの症状が現れたら、早めに医師に相談しましょう。ヒアルロン酸を分解する酵素を使った修正が可能です。不自然な仕上がりや違和感を放置せず、早期に対処することが重要です

まれにアレルギー反応や感染症が起こることもあります。強い痛み、発熱、赤みや熱感が続く場合は、すぐに医療機関を受診してください。

血管閉塞と視力障害の予防と対応

ヒアルロン酸が誤って血管内に入り込むと、血管閉塞が起こる可能性があります。特にこめかみ周辺には浅側頭動脈など重要な血管が走っており、血流が遮断されると皮膚の壊死や、最悪の場合、視力障害につながることがあります。

このリスクを避けるため、経験豊富な医師は注入前に血管の位置を確認し、カニューレを用いた注入や、少量ずつゆっくり注入する技術を用います。注入中に患者さんが強い痛みや視界の異常を感じた場合は、すぐに中断して対応する必要があります。

万が一、血管閉塞が疑われる症状が出た場合、速やかにヒアルロン酸を溶解する酵素を使った治療が必要です。この対応が早ければ早いほど、重篤な後遺症を避けられる可能性が高まります。患者さん自身も、施術後に異常を感じたらすぐに連絡できるよう、クリニックの緊急連絡先を確認しておきましょう。

失敗を避けるクリニックの選び方

失敗を避けるためには、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが最も重要です。美容医療において、価格の安さだけで選ぶのは危険です。医師の経験や技術、過去の症例、カウンセリングの丁寧さなどを総合的に判断しましょう。

確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 医師が形成外科や美容外科の専門的なトレーニングを受けているか
  • こめかみへの注入実績が豊富か
  • カウンセリングでリスクや合併症について詳しく説明してくれるか
  • 万が一のトラブル時の対応体制が整っているか
  • 使用する製剤が信頼できるメーカーのものか

施術後に不満が残る場合、修正も可能です。ヒアルロン酸は酵素で溶かせるため、しこりや左右差、不自然な膨らみは調整できます。ただし、修正には追加の費用や時間がかかるため、最初から慎重にクリニックを選ぶことが大切です。

口コミや症例写真を参考にしつつ、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。納得できる説明と、安心して任せられる医師を見つけることが、満足のいく結果への第一歩です。







まとめ

こめかみへのヒアルロン酸注入は、顔の凹みを改善し、若々しく自然な印象を取り戻すための有効な施術です。適切な注入量と技術により、顔全体のバランスが整い、横から見たシルエットも美しくなります。ただし、血管や神経が複雑に走行する部位だけに、腫れや内出血、まれに血管閉塞などのリスクも存在します。

施術を受ける際は、経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングと、リスクの説明を受けることが欠かせません。ダウンタイムや術後のケアを正しく理解し、異常を感じたら早めに相談する姿勢も大切です。信頼できるクリニックを選び、納得のいく施術を受けることで、安全で満足度の高い結果が得られます。こめかみの印象を改善したいとお考えの方は、まずは専門医に相談し、ご自身に合った治療計画を立ててみてください。

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この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞
この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞