ジュビダームビスタとは?種類・効果・持続期間を徹底解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ジュビダームビスタとは?種類・効果・持続期間を徹底解説

年齢とともに気になる顔のシワやたるみは、多くの方が抱えるお悩みですね。そんな中で注目を集めているのが、ヒアルロン酸注射による美容施術です。特にジュビダームビスタシリーズは、厚生労働省の承認を受けている製剤として、安心して利用できる選択肢のひとつとされています。この記事では、ジュビダームビスタの種類や効果、持続期間といった基本情報から、どの部位にどの製剤が適しているかまで、分かりやすく解説していきます。あなたのお悩みに合った製剤選びのヒントとして、ぜひ参考にしてください。





ジュビダーム製品について

ジュビダームは、アメリカのアラガン社が開発したヒアルロン酸注射の製品群です。製品にはさまざまな種類があり、それぞれ硬さや馴染みやすさ、持続期間といった特性が異なります。注入する部位や目的に応じて、適切な製剤を選ぶことが大切です。

主なジュビダーム製品と特徴

ジュビダームビスタシリーズには、主に以下の製品があります。それぞれ異なる特性を持っており、注入部位に合わせて使い分けが行われます。

  • ボリューマXC:硬めで形がしっかりしており、頬や顎などのボリュームを出したい部位に適しています
  • ボリフトXC:中程度の硬さで、ほうれい線などのシワに対して使われることが多い製剤です
  • ボルベラXC:柔らかく、唇のような動きのある部位でも自然に馴染むように設計されています
  • ボライトXC:水分を保持する力が高く、肌全体の質感改善や浅いシワへのアプローチに向いています
  • ウルトラプラスXC:硬さと持続性のバランスが取れた製剤で、深いシワや鼻筋の形成などに使われます
  • ボラックスXC:非常に硬く、顎や鼻など形をしっかり維持したい部位に適しています

このように、製品ごとに役割が異なるため、どの製剤をどこに使うかという判断が、仕上がりの自然さや持続性を左右します。医師は患者さんのお悩みや顔の構造を見ながら、最適な組み合わせを提案してくれます。

VYCROSS技術と持続性の違い

ジュビダームビスタの一部製品には、VYCROSS(バイクロス)技術と呼ばれる独自の製造方法が採用されています。この技術は、ヒアルロン酸の分子の大きさや結合の仕方を工夫することで、体内での分解を遅らせ、持続期間を長くする効果が期待できる仕組みです。

VYCROSS技術を用いた製剤としては、ボリューマXCやボリフトXC、ボルベラXCなどがあります。これらは約18〜24か月程度効果が続くとされるケースもあり、注入の頻度を減らしたい方に適した選択肢となっています。

一方で、VYCROSS技術を使っていない製品でも、9〜12か月程度の持続が見込まれます。どちらが良いかは、患者さんのライフスタイルや予算、希望する仕上がりに応じて判断されます。

代表的な注入部位別の使い分け

製剤の使い分けは、注入する部位の特性に合わせて行われます。以下は代表的な例です。

部位 適した製剤 理由
ボリューマXC ボリュームを出してリフトアップ効果を得るため、硬めで形が維持しやすい
ほうれい線 ボリフトXC 中程度の硬さでシワの溝を持ち上げ、自然な仕上がりになる
ボルベラXC 動きが多い部位なので、柔らかく馴染みやすい製剤が向いている
肌全体 ボライトXC 水分保持力が高く、浅いシワや肌質改善に効果的
鼻・顎 ボラックスXC、ウルトラプラスXC 輪郭形成には硬くて形を維持できる製剤が適している

医師は、皮膚の厚さや動きの多さ、周囲の構造とのバランスを考えながら、どの製剤をどこに注入するかを設計します。複数の製剤を組み合わせて使うことで、より理想的な仕上がりを目指すケースも少なくありません。







ジュビダームの効果と適応部位

ジュビダームビスタは、さまざまなお悩みに対応できる幅広い適応範囲を持っています。ここでは、代表的な効果と注入部位について詳しく見ていきましょう。

ほうれい線やシワへの効果

ほうれい線は、鼻の横から口の両端にかけて伸びるシワのことで、年齢とともに深くなりやすい部位です。ジュビダームビスタでは、主にボリフトXCやウルトラプラスXCが使われます。

ヒアルロン酸を注入することで、シワの溝を内側から持ち上げて目立ちにくくする効果が期待できます。自然な仕上がりになるよう、製剤の硬さや注入量が調整されるため、いかにも注入したという印象になりにくいのが特徴です。

また、目尻や額の横ジワなど、他の部位のシワにも応用できます。ただし、眉間や額の縦ジワのように筋肉の動きが原因のシワには、ヒアルロン酸注射よりもボトックス注射のほうが適している場合もあります。医師と相談しながら、適切な施術方法を選びましょう。

リップや鼻・顎などの輪郭形成への効果

ジュビダームビスタは、シワの改善だけでなく、顔のパーツそのものの形を整える輪郭形成にも利用されます。

唇へのアプローチでは、ボルベラXCが使われることが多いです。柔らかい製剤なので、唇の自然な動きを妨げず、ふっくらとしたボリュームを出せます。上唇と下唇のバランスを整えたり、輪郭をくっきりさせたりすることも可能です。

鼻や顎の輪郭形成には、ボラックスXCやウルトラプラスXCといった硬めの製剤が選ばれます。鼻筋を通したり、顎先にボリュームを足して顔全体のバランスを整えたりする際に役立ちます。ただし、鼻への注入は血管の走行に注意が必要な部位でもあるため、経験豊富な医師による施術が求められます。

頬のボリューム不足に対しては、ボリューマXCが効果的です。加齢によってこけた頬にボリュームを足すことで、顔全体が若々しく見えるリフトアップ効果も期待できます。

効果の持続期間

ジュビダームビスタの効果は、注入直後から実感できることが多いです。ヒアルロン酸が注入された部位は、すぐにボリュームが増したり、シワが浅くなったりします。

ただし、施術後は腫れや内出血が起こる場合があり、完全な仕上がりを確認できるまでには数日から1週間程度かかることもあります。また、製剤が皮膚に馴染んで自然な状態になるまでには、2〜4週間程度を要することもあります。

持続期間については、使用する製剤や注入部位、個人の代謝速度によって異なります。一般的には9〜12か月、VYCROSS技術を用いた製剤では18〜24か月程度とされています。ただし、動きの多い部位や代謝が活発な方では、やや短くなる傾向があります。

効果が薄れてきたら再注入が可能です。定期的にメンテナンスを行うことで、理想の状態を維持できます。初回施術後のフォローアップ計画について、医師と相談しておくと安心です。







ジュビダーム施術の安全性

安心して施術を受けるためには、施術前の準備や流れ、起こりうるリスクについて理解しておくことが重要です。ここでは、施術に関する具体的な情報を解説します。

施術前のチェック項目と準備

施術前には、医師によるカウンセリングが行われます。ここでは、あなたのお悩みや希望する仕上がり、健康状態などが確認できます。以下のような項目について、正直に伝えることが大切です。

  • 過去にヒアルロン酸注射や他の美容施術を受けたことがあるか
  • アレルギー体質や皮膚疾患の有無
  • 現在服用している薬やサプリメント
  • 妊娠中や授乳中でないか
  • 過去に顔面の手術を受けたことがあるか

また、施術前には飲酒や血液をサラサラにする薬の服用を控えるよう指示されることがあります。これは、内出血のリスクを減らすための対策です。施術当日はメイクを落とした状態で来院するか、クリニックでメイクオフを行います。

施術の流れ

施術は通常、以下のような流れで進みます。

  1. 洗顔とメイクオフ:施術部位を清潔にします
  2. マーキング:注入する位置を医師がマークします
  3. 麻酔:痛みを和らげるため、表面麻酔クリームや局所麻酔を使用することがあります。ジュビダームビスタには麻酔成分(リドカイン)が含まれているタイプもあり、注入中の痛みが軽減されます
  4. 注入:医師が細い針やカニューレと呼ばれる柔らかい管を使って、製剤を注入します。カニューレは先端が丸く、血管を傷つけにくいため、内出血のリスクを減らせる選択肢です
  5. マッサージと冷却:注入後、製剤を均一に馴染ませるため軽くマッサージしたり、冷やしたりします

施術時間は注入部位や範囲にもよりますが、10〜30分程度で終わることが多いです。施術直後から普段通りの生活に戻れますが、当日は激しい運動や飲酒、サウナなどを避けるよう推奨されます。

副作用と合併症の見分け方と対処法

ジュビダームビスタは厚生労働省の承認を受けた製剤ですが、どんな医療行為にもリスクは存在します。よく見られる副作用としては、以下のようなものがあります。

  • 注入部位の腫れや赤み
  • 内出血
  • 軽い痛みや違和感
  • 注入部位のしこりや凹凸

これらは通常、数日から1週間程度で自然に治まります。冷やしたり、指示された軟膏を塗ったりすることで症状を和らげられます。

一方、まれに起こる深刻な合併症として、血管閉塞があります。これは、注入したヒアルロン酸が血管を圧迫したり、誤って血管内に入ったりすることで起こります。皮膚の色が急に白や紫になったり、激しい痛みが続いたりする場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡して対処を受ける必要があります

また、感染症や肉芽腫と呼ばれる硬いしこりが形成されることもあります。異常を感じたら、自己判断せず医師に相談することが大切です。







ジュビダームの選び方と費用の目安

施術を検討する際には、クリニックや医師の選び方、費用感についても把握しておくと安心です。ここでは、実際に施術を受ける前に知っておきたい情報をまとめます。

クリニックと医師の選び方のポイント

ジュビダームビスタによる施術は、医師の技術や経験によって仕上がりが大きく左右されます。以下のポイントを参考に、信頼できるクリニックと医師を選びましょう。

  • ヒアルロン酸注射の実績や症例数が豊富か
  • カウンセリングで十分に時間をかけて説明してくれるか
  • リスクや副作用についても正直に話してくれるか
  • アフターフォロー体制が整っているか
  • 厚生労働省承認の製剤を使用しているか
  • クリニックの雰囲気やスタッフの対応が丁寧か

口コミやホームページの情報も参考になりますが、実際にカウンセリングを受けて、医師との相性や説明の分かりやすさを確かめることが重要です。複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較するのもひとつの方法です。

施術費用の相場

ジュビダームビスタの施術費用は、クリニックや注入部位、使用する製剤の種類によって異なります。一般的な相場は以下の通りです。

部位・製剤 費用の目安(1本あたり)
ほうれい線(ボリフトXC) 6万〜10万円
頬(ボリューマXC) 8万〜12万円
唇(ボルベラXC) 7万〜10万円
鼻・顎(ボラックスXC) 8万〜12万円
肌質改善(ボライトXC) 6万〜9万円

費用を左右する要因としては、以下のようなものがあります。

  • 使用する製剤の種類と量
  • 注入する部位の数
  • クリニックの立地や設備
  • 医師の経験や技術レベル
  • 麻酔の種類や追加オプション

また、初回限定の割引や複数部位の同時施術による割引を設けているクリニックもあります。ただし、費用の安さだけで選ぶのではなく、安全性や仕上がりの質を重視することが大切です。

相談時に確認すべきこと

カウンセリング時には、以下の項目を確認しておくと安心です。

  • 使用する製剤の種類と特性
  • 注入量と注入箇所の具体的な計画
  • 期待できる効果と持続期間
  • 起こりうる副作用やリスク
  • ダウンタイムの目安と過ごし方
  • 施術費用の内訳と支払い方法
  • 万が一のトラブル時の対応方法
  • 再注入やメンテナンスの必要性と時期

不明点や不安なことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。納得できるまで説明を受けてから、施術を受けるかどうかを判断することが大切です。






まとめ

ジュビダームビスタは、複数の種類があり、それぞれ硬さや持続期間、適応部位が異なるヒアルロン酸注射製剤です。ほうれい線やシワの改善から、唇や鼻、顎といった輪郭形成まで、幅広いお悩みに対応できる点が特徴となっています。効果は注入直後から実感でき、一般的には9〜12か月、製剤によっては18〜24か月程度持続するとされています。施術を受ける際には、医師の技術や経験、使用する製剤の種類、費用などを総合的に判断し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。まずは気になるクリニックでカウンセリングを受けて、あなたのお悩みに合った施術プランを相談してみてはいかがでしょうか。

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この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科