目の下のヒアルロン酸注射は効果ある?失敗やリスク、ボコボコになる原因と対処法を解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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目の下のヒアルロン酸注射は効果ある?失敗やリスク、ボコボコになる原因と対処法を解説

目の下のくぼみやクマは、疲れた印象や老けた印象を与える悩みとして多くの方が抱えています。ヒアルロン酸注射は、メスを使わずにこれらの悩みを改善できる美容医療として人気ですが、効果や持続期間、失敗やボコボコになるリスクについて不安を感じる方も少なくありません。

この記事では、目の下にヒアルロン酸を注入する際の効果や適応症状、失敗例とその原因、副作用が起きた場合の対処法について詳しく解説します。施術を安心して受けるために必要な知識を身につけ、自分に合った治療かどうかを判断できるようになりましょう



目の下のヒアルロン酸の効果

ヒアルロン酸注射は、皮膚の内側にゼリー状の成分を注入することで、ボリュームを補い、表面を滑らかに整える治療法です。特に目の下の領域では、加齢や生まれつきの骨格によって生じるくぼみや影を目立たなくする効果が期待できます。

改善できる症状

目の下のヒアルロン酸注射で改善が期待できる主な症状は、くぼみ・黒クマ・小ジワの3つです。くぼみは、目の下の脂肪が減少したり、支えている組織が弱くなったりすることで目立ちやすくなります。ヒアルロン酸でボリュームを補うことで、くぼんだ部分がふっくらとして影が薄くなります。

黒クマは、くぼみや皮膚のたるみによって生じる影が原因で、疲れた印象を強めます。ヒアルロン酸を注入して凹凸を整えることで、影が軽減され、明るい印象になります。また、目の下の皮膚は非常に薄いため、乾燥や加齢によって細かいシワが目立ちやすい部分です。ヒアルロン酸が水分を保持する性質を持つことで、肌にハリが生まれ、小ジワが目立ちにくくなる効果もあります。

一方で、色素沈着が原因の茶クマや、血行不良による青クマには効果が限定的です。これらの症状には、レーザー治療や血流改善を促す別のアプローチが適しています。

効果の持続期間

ヒアルロン酸注射の効果は、使用する製剤の種類や注入量によって持続期間が異なります。一般的には、6ヶ月〜1年程度効果が続くとされていますが、個人差があります。

柔らかいタイプのヒアルロン酸は、目の下のような動きのある部分に適していますが、吸収されやすい傾向があります。硬めのタイプは持続期間が長い反面、不自然な仕上がりになるリスクが高まります。注入量が多いほど効果は長持ちしますが、過剰に入れるとボコボコとした凹凸や不自然な膨らみの原因となります。

施術後は徐々に体内に吸収されていくため、効果を維持したい場合は定期的な追加注入が必要です。初回の効果を見ながら、次回以降の量や間隔を調整していくことが推奨されます。

使われるヒアルロン酸の種類と選び方

ヒアルロン酸にはさまざまな種類があり、注入する部位や目的に応じて選ばれます。目の下には、柔らかくて滑らかな質感を持つ製剤が適しています。

代表的な製剤には、ジュビダームビスタ、レスチレン、テオシアルなどがあります。これらは厚生労働省やFDAなどの承認を受けた安全性の高い製剤で、クリニックによって取り扱いが異なります。柔らかいタイプは目の下のような皮膚が薄く動きのある部分に適しており、硬めのタイプは頬やあごのボリューム補充に向いています。

また、粒子の大きさや架橋度と呼ばれる構造の違いによって、持続期間や吸収速度が変わります。医師が患者さんの皮膚の厚みや症状、希望する仕上がりに応じて最適な製剤を選択することが重要です。カウンセリングの際に、使用する製剤の特徴や理由をしっかり説明してもらえるクリニックを選びましょう







目の下ヒアルロン酸が向いている方

ヒアルロン酸注射は誰にでも適しているわけではありません。症状や体質、希望する結果によって、向いている方と向かない方がいます。自分がどちらに当てはまるかを事前に確認しておくことが大切です。

向いている方の特徴

目の下のヒアルロン酸注射が向いている方は、以下のような特徴を持つ方です。まず、くぼみや影が原因で黒クマが目立つ方は、ヒアルロン酸でボリュームを補うことで改善が期待できます。また、手術やダウンタイムの長い治療を避けたい方にとって、注射は短時間で済み、日常生活への影響が少ない選択肢です。

加齢による目の下のたるみが軽度で、くぼみが主な悩みの方も適応しやすいです。皮膚が極端に薄くない場合や、血行不良による青クマよりも影が目立つタイプの方にも効果的です。

さらに、定期的なメンテナンスを受けられる方は、長期的に良好な状態を維持しやすいです。ヒアルロン酸は時間とともに吸収されるため、効果を持続させるには数ヶ月から1年ごとの追加注入が必要になります。

向かない方

ヒアルロン酸注射が向かない方もいます。例えば、色素沈着が原因の茶クマや、血行不良による青クマが主な悩みの方には、ヒアルロン酸の効果は限定的です。これらの場合は、レーザー治療や血流を改善する施術が適しています。

また、目の下の皮膚が非常に薄い方は、注入後にボコボコとした凹凸やチンダル現象と呼ばれる青みがかった変色が起こりやすいリスクがあります。皮膚のたるみが著しく進行している場合には、ヒアルロン酸だけでは十分な改善が得られないことがあり、外科的な治療が検討されます。

妊娠中や授乳中の方、アレルギー体質の方、過去にヒアルロン酸注射で強い副作用が出た方も施術を避けるべきです。持病や服用中の薬がある場合は、事前に医師に相談し、安全性を確認することが必要です。

医師とクリニックの選び方

ヒアルロン酸注射の仕上がりや安全性は、医師の技術と経験に大きく左右されます。目の下は血管や神経が密集している繊細な部位であり、注入する深さや量、部位の判断を誤ると、失敗やリスクにつながります。

クリニックを選ぶ際は、まず形成外科や美容皮膚科の専門的な知識を持つ医師が在籍しているかを確認しましょう。症例写真や口コミを参考にすることも有効です。カウンセリングで丁寧に説明を受けられるか、リスクやデメリットについてもしっかり話してくれるかが重要なポイントです。

安さだけを重視せず、技術力とアフターケアの体制が整ったクリニックを選ぶことが、満足度の高い結果につながります。万が一トラブルが起きた際にも迅速に対応してもらえる体制があるかを確認しておくと安心です。








目の下ヒアルロン酸の施術の流れと費用

ヒアルロン酸注射を受ける際は、施術前の診察から施術、アフターケアまでの一連の流れを理解しておくことが大切です。費用についても事前に把握しておくことで、予算に合った計画を立てられます。

施術前の診察のポイント

施術前には必ずカウンセリングと診察が行われます。医師が患者さんの悩みや希望を聞き取り、目の下の状態を詳しく確認します。皮膚の厚さ、くぼみの程度、血管の位置などを把握することで、安全で効果的な注入計画が立てられます。

カウンセリングでは、使用するヒアルロン酸の種類、注入量、期待できる効果、持続期間、リスクや副作用について詳しく説明があります。疑問や不安がある場合は、この段階で遠慮せずに質問しましょう。納得した上で同意書にサインし、施術日を決定します。

持病やアレルギー、服用中の薬がある場合は必ず申告してください。血液をサラサラにする薬を服用している方は、内出血のリスクが高まるため、事前に医師と相談が必要です。

注入方法と麻酔・施術時間

施術当日は、まず洗顔やクレンジングでメイクを落とし、注入部位を清潔にします。その後、表面麻酔のクリームを塗布して痛みを軽減します。麻酔が効くまで10分から15分程度待ちます。

注入には、針を使う方法とカニューレと呼ばれる先端が丸い管を使う方法があります。カニューレは血管を傷つけにくく、内出血のリスクが低いため、目の下のような繊細な部位では多く用いられます。医師が少量ずつ丁寧に注入し、左右のバランスや仕上がりを確認しながら進めます。

施術時間は15分から30分程度で、注入後は軽くマッサージして形を整えます。施術直後は鏡で仕上がりを確認し、必要に応じて微調整が行われます。

費用相場と追加費用の注意点

目の下のヒアルロン酸注射の費用は、使用する製剤の種類や注入量、クリニックによって異なります。一般的な相場は、片側で3〜8万円程度、両側で5万円〜15万円程度です。

安価なクリニックでは1万円台から提供されることもありますが、使用する製剤の質や医師の技術に差がある可能性があります。費用だけでなく、安全性と技術力を重視して選ぶことが重要です

また、カウンセリング料、麻酔代、アフターケア費用が別途かかる場合もあります。初診料や再診料、万が一のトラブル対応にかかる費用についても、事前に確認しておくと安心です。追加注入を希望する場合の料金や、定期的なメンテナンスにかかる総額も考慮して予算を立てましょう。







目の下ヒアルロン酸のリスク

ヒアルロン酸注射は比較的安全な治療法ですが、リスクや合併症が全くないわけではありません。失敗を防ぎ、万が一トラブルが起きた際にも適切に対処できるよう、事前に知識を持っておくことが大切です。

代表的な合併症と対処法(しこり・チンダル現象)

ヒアルロン酸注射の代表的な合併症には、しこりとチンダル現象があります。しこりは、注入されたヒアルロン酸が一箇所に固まってしまうことで生じます。触ると硬い塊のように感じられ、見た目にも凹凸が目立つことがあります。原因としては、注入量が多すぎる、注入が浅すぎる、注入後のマッサージが不十分などが挙げられます。

チンダル現象は、ヒアルロン酸が皮膚の浅い層に注入された際に、その部分が青っぽく変色して見える現象です。これは光の散乱が原因で、特に皮膚の薄い目の下では起こりやすいです。青色の光が強く散乱されるため、まるで青あざのように見えることがあります。

しこりやチンダル現象が起きた場合、軽度であればマッサージによって徐々に改善することがあります。しかし、改善が見られない場合や症状が強い場合は、ヒアルロニダーゼという酵素を注射してヒアルロン酸を溶解させる治療が行われます。この溶解注射は数日から1週間程度で効果が現れ、不要なヒアルロン酸を取り除くことができます。

術後のケアとトラブル発生時の対応

施術後のケアも重要です。注入直後は、腫れや内出血、赤みが生じることがありますが、多くは数日から1週間程度で自然に引いていきます。施術当日は激しい運動、飲酒、入浴、サウナなど、血行を促進する行動は避けましょう。洗顔やメイクは翌日から可能ですが、注入部位を強くこすらないように注意してください。

冷やしすぎると血流が悪化し、逆に腫れが長引くことがあるため、適度な冷却にとどめます。痛みや違和感が強い場合は、我慢せずにクリニックに相談しましょう。

万が一、激しい痛み、視力の変化、皮膚の色の異常な変化、しこりが大きくなるなどの症状が現れた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡してください。早期の対応が重要で、適切な処置によって症状を最小限に抑えることができます。アフターケア体制がしっかりしているクリニックであれば、迅速にサポートしてもらえます。






まとめ

目の下のヒアルロン酸注射は、くぼみや黒クマ、小ジワを改善し、若々しい印象を取り戻すための有効な治療法です。効果の持続期間や適応症状、使用する製剤の種類を理解し、自分に合った選択をすることが大切です。

一方で、しこりやチンダル現象といった合併症のリスクも存在します。失敗を避けるためには、経験豊富で信頼できる医師とクリニックを選び、カウンセリングで十分な説明を受けることが不可欠です。施術後のケアや万が一のトラブル対応についても事前に確認しておくことで、安心して施術を受けられます。自分の悩みや希望をしっかり伝え、納得した上で治療を進めていきましょう。

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この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科