貴族フィラーとは?効果・値段・失敗しないクリニックの選び方を徹底解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

〒577-0056 大阪府東大阪市長堂1-2-1 A+FUSEビル5F

美容トピックス TOPICS

貴族フィラーとは?効果・値段・失敗しないクリニックの選び方を徹底解説

ほうれい線の深さや小鼻の広がり、口元が前に出て見えるような顔のバランスに悩んでいる方にとって、貴族という施術名を耳にしたことがあるかもしれません。この施術は、鼻と口の間の凹んだ部分にヒアルロン酸を注入することで、顔全体の印象を整える方法として注目されています。

手軽に受けられる一方で、注入する部位が顔の中心で動きが多い場所であるため、仕上がりの自然さや左右のバランスなど、慎重に検討すべきポイントも多いです。この記事では、施術の具体的な内容や期待できる効果、費用の目安、失敗しないためのクリニック選びのポイントまで、分かりやすく解説していきます。






貴族フィラーとは?

貴族という施術は、鼻の横から小鼻の付け根にかけての凹んだ部分、医学的には鼻翼基部(びよくきぶ)と呼ばれる場所に、ヒアルロン酸を注入する施術です。鼻翼基部とは、小鼻の横にある顔の表面で、笑ったときにほうれい線が深く見えたり、口元が突出して見えたりする原因となる部分です。

この部分が生まれつき凹んでいると、顔全体の立体感が失われて老けて見えたり、顔のバランスが崩れて見えたりすることがあります。特に日本人を含むアジア系の方は、骨格の特徴としてこの部分が凹みやすい傾向があります。

施術では、この凹みを埋めるようにヒアルロン酸を注入することで、顔に自然な立体感を与え、高級感のある顔立ちに整えることを目指します。注入に使う薬剤であるヒアルロン酸は、もともと人の体の中に存在する成分であり、水分を保つ働きがあるため、異物として拒絶される心配が少ないという特徴があります。

注入には針や、先が丸いマイクロカニューレという器具が使われることが多く、麻酔クリームや局所麻酔を併用することで、痛みを軽減しながら施術が行われます。






期待される効果と持続期間

鼻翼基部の凹みをヒアルロン酸で埋めることで、顔全体の印象が大きく変わることが期待できます。具体的には、ほうれい線が目立ちにくくなる、小鼻が小さく見える、口元の突出感が和らぐ、横顔のラインが滑らかになるといった変化が挙げられます。

ただし、これらの効果は永久的なものではありません。体内に注入されたヒアルロン酸は、時間が経つにつれて少しずつ吸収され、分解されていきます。効果の持続期間は使用する薬剤の種類や個人の体質、注入した量によって異なりますが、一般的には半年〜1年程度が目安とされています。

そのため、効果を維持したい場合は定期的に追加の注入を行う必要があります。初回の施術から数か月後に再注入を検討する方も多く、繰り返し施術を受けることで理想の状態を保つケースが一般的です。

また、施術直後から効果を実感できる点も大きな特徴ですが、注入したヒアルロン酸が周囲の組織に馴染むまでには1〜2週間程度かかることもあります。その間は、若干の腫れやむくみ、左右差を感じることがあるため、最終的な仕上がりを判断するには少し時間をかけて観察することが重要です。







顔のバランス改善

施術によって鼻と口の間の凹みが埋まると、顔全体のバランスが整い、若々しく洗練された印象になることが期待できます。ここでは、具体的にどのような悩みに対して効果が見込めるのかを紹介します。

ほうれい線が目立ちにくくなる

ほうれい線は、鼻の横から口角に向かって伸びるシワのことですが、この原因のひとつが鼻翼基部の凹みです。凹んだ部分を持ち上げることで、ほうれい線の始まりとなる部分が浅くなり、目立ちにくくなる効果が期待できます。

特に笑ったときにほうれい線が深く刻まれて気になっていた方にとって、自然な笑顔を取り戻す手助けになります。

小鼻が小さく引き締まって見える

鼻翼基部にボリュームを出すことで、相対的に小鼻が小さく、スッキリと見える効果があります。小鼻の広がりが気になっている方や、鼻全体のバランスを整えたい方にとって有効な手段のひとつです。

ただし、小鼻そのものの大きさや形が変わるわけではなく、周囲の立体感が変わることで視覚的な印象が変化するという仕組みです。

口元の突出感(口ゴボ)が和らぐ

口元が前に出て見える状態を口ゴボと呼ぶことがありますが、これは鼻翼基部が凹んでいることで相対的に口元が強調されて見えることが原因のひとつです。この部分にヒアルロン酸を注入することで、顔の中心部にボリュームが出て、口元の突出感が目立ちにくくなります。

横から見たときの顔のラインがなめらかになり、全体的に調和の取れた印象に近づきます。

エイジングケア

年齢を重ねると、顔の脂肪や骨が減少し、鼻翼基部の凹みがより目立ちやすくなります。この部分にハリと立体感を与えることで、若々しい印象を取り戻すエイジングケアのひとつとして活用できます。

特に30代以降で顔のたるみや老け見えが気になり始めた方にとって、手軽に試せる方法として選ばれています。







手軽さとダウンタイム

この施術の大きな魅力のひとつが、手軽さとダウンタイムの短さです。美容医療に興味はあるけれど、手術のような大掛かりな治療には抵抗があるという方にとって、注入による施術は心理的なハードルが低いと言えます。

施術時間が短い

施術にかかる時間は、カウンセリングを除けば10〜20分程度が一般的です。麻酔クリームを塗る時間を含めても30分前後で終わることが多く、忙しい日常の中でも時間を作りやすいです。

施術当日に帰宅できるため、入院の必要もなく、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

ダウンタイムが比較的軽い

注入後には、針を刺した部分に軽い腫れや赤み、内出血が出ることがありますが、多くの場合は数日以内に落ち着きます。メイクで隠せる程度のものが多く、翌日から仕事や外出ができるケースがほとんどです。

ただし、腫れやむくみの程度には個人差があり、表情を動かすたびに違和感を覚える方もいるため、大切な予定の直前を避けるなど、スケジュール調整には配慮が必要です。

やり直しや調整がしやすい

もし仕上がりに満足できなかった場合や、過剰に注入されてしまった場合には、ヒアルロン酸を溶かす薬剤(ヒアルロニダーゼ)を注射することで、元の状態に戻すことも可能です。この点は、永久的な変化をもたらす手術とは大きく異なる利点と言えます。

また、少量ずつ段階的に注入することで、理想の形に近づけながら調整していくことができるため、急激な変化を避けて自然な仕上がりを目指せるのも魅力です。







カウンセリングから施術までの流れ

施術を受ける際には、事前のカウンセリングから施術当日の流れを理解しておくと、安心して臨むことができます。以下では、一般的な流れを順を追って説明します。

カウンセリング

まず最初に、医師とのカウンセリングが行われます。ここでは、あなたが気になっている顔の部位や改善したいポイント、どのような仕上がりを希望しているかを具体的に伝えます。

医師は顔全体のバランスや骨格、皮膚の状態を確認し、施術が適しているかどうか、どの程度の量をどこに注入するのが最適かを判断します。この段階で不安や疑問があれば、遠慮せずに質問することが大切です。

注入部位のデザインと麻酔

カウンセリングの内容をもとに、注入する位置や範囲を決定します。施術前には、痛みを和らげるために麻酔クリームを塗ったり、局所麻酔を注射したりすることが一般的です。

麻酔が効くまで数分〜15分程度待ち、痛みの感じ方を確認してから実際の注入に進みます。

ヒアルロン酸の注入

医師が細い針や、先端が丸くなったマイクロカニューレという器具を使って、鼻翼基部にヒアルロン酸を少しずつ注入していきます。注入中は、医師が顔のバランスを見ながら量や位置を調整します。

この工程は10分程度で完了することが多く、痛みも麻酔によってほとんど感じないか、軽い圧迫感がある程度です。

施術後の確認とクーリング

注入が終わったら、鏡で仕上がりを確認します。必要に応じて追加の微調整が行われることもあります。その後、腫れを抑えるために冷やしたり、軽くマッサージをしたりすることがあります。

施術後は、当日の過ごし方や注意点について説明を受け、問題がなければそのまま帰宅できます。






術後のケアと注意事項

施術が終わった後も、仕上がりを良好に保ち、トラブルを避けるために守るべきポイントがいくつかあります。

当日の過ごし方

施術当日は、注入部位を強く触ったり、圧迫したりしないようにしましょう。また、激しい運動や長時間の入浴、サウナ、飲酒など、血流が急激に増えるような行動は避けることが推奨されます。

これらは腫れやむくみを悪化させる原因になるため、できるだけ安静に過ごすことが大切です。洗顔やメイクは、多くの場合翌日から可能ですが、注入部位には優しく触れるようにしてください。

表情の動きと違和感

注入直後は、笑ったり話したりする際に違和感を覚えることがあります。これは、ヒアルロン酸がまだ周囲の組織に馴染んでいないためです。通常、1〜2週間程度で自然に馴染んでいきますので、焦らず様子を見ることが大切です。

もし違和感が長引いたり、強い痛みや異常を感じたりした場合には、早めに施術を受けたクリニックに相談しましょう。

左右差や腫れへの対処

施術直後は、左右の腫れ方に差が出ることがあります。これは注入した部位や量、皮膚の厚さの違いなどが影響しているためです。多くの場合、時間が経つにつれて左右のバランスは整っていきますが、気になる場合は医師に相談して調整してもらうことができます。

最終的な仕上がりは、腫れが完全に引いてから判断することが重要です。

定期的な経過観察

効果を持続させるためには、定期的にクリニックで経過を確認してもらうことが推奨されます。医師が顔全体のバランスや注入した部位の状態をチェックし、追加の注入が必要かどうかを判断してくれます。

段階的に調整を重ねることで、より自然で満足度の高い仕上がりに近づけることができます。







合併症とトラブルの対処法

施術は比較的安全性が高いとされていますが、注入する部位が顔の中心で血管や神経が多く通っている場所であるため、リスクやトラブルについても正しく理解しておく必要があります。

副作用

注入後に見られることが多い副作用としては、軽い腫れや赤み、内出血、痛みなどが挙げられます。これらは数日から1週間程度で自然に治まることがほとんどです。

また、注入した部分にしこりのような硬さを感じることもありますが、多くの場合は時間とともに柔らかくなります。ただし、硬いまま残る場合や痛みを伴う場合には、医師の診察が必要です。

血流障害

非常にまれですが、注入したヒアルロン酸が血管を圧迫したり、血管内に誤って入り込んだりすることで、血流が妨げられる血流障害が起こる可能性があります。この場合、周囲の組織に酸素や栄養が届かなくなり、皮膚の変色や壊死(えし)といった重大な合併症につながることがあります。

施術後に強い痛み、皮膚の白い変色、視力の異常などが現れた場合には、すぐに医療機関を受診することが不可欠です。早期に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。

感染症や炎症

衛生管理が不十分な環境で施術を受けた場合や、術後のケアが不適切だった場合には、感染症や炎症が起こる可能性があります。発熱や腫れがひどくなる、膿が出るといった症状が見られたら、すぐに医師に相談してください。

不自然な仕上がりや左右差

注入する量が多すぎたり、適切な層に注入されなかったりすると、顔が不自然に膨らんで見えたり、左右のバランスが崩れたりすることがあります。このような場合には、ヒアルロン酸を溶かす薬剤で修正することが可能です。

また、施術直後の腫れやむくみが原因で一時的に不自然に見えることもあるため、最終的な判断は腫れが引いてから行うことが大切です。







医師選びと費用相場

失敗やトラブルを避けるためには、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶことが最も重要です。以下では、クリニック選びの際にチェックすべきポイントと、費用の目安について説明します。

医師の経験と技術力

ヒアルロン酸注入は手軽に見える施術ですが、注入する部位や量、深さのバランスを正確に判断するには高い技術と経験が必要です。特に鼻翼基部は、血管や神経が複雑に走っている場所であるため、解剖学的な知識が豊富で、注入技術に長けた医師を選ぶことが大切です。

クリニックのホームページなどで、医師の経歴や資格、専門分野、症例数などを確認しましょう。日本美容外科学会や日本形成外科学会などの専門学会に所属しているかどうかも、ひとつの目安になります。

症例写真と実績

実際にそのクリニックで施術を受けた方の症例写真を見ることで、医師の技術レベルや仕上がりのイメージを掴むことができます。施術前後の変化や、顔全体のバランスが自然に整っているかを確認してみましょう。

症例写真が公開されていない場合や、数が少ない場合には、経験不足の可能性も考えられます。

カウンセリングの質

カウンセリングの段階で、医師があなたの悩みをしっかり聞いてくれるか、顔全体のバランスを考慮した提案をしてくれるか、リスクやデメリットについても丁寧に説明してくれるかを確認しましょう。

カウンセリングで不安や疑問を解消できないまま施術を受けることは避けるべきです。納得できるまで質問し、信頼できると感じた医師に任せることが重要です。

アフターケア体制

施術後にトラブルが起きたときに、迅速に対応してもらえる体制が整っているかも大切なポイントです。24時間対応の相談窓口がある、定期的なフォローアップがある、追加費用なしで修正対応してもらえるなど、アフターケアの内容を事前に確認しておきましょう。

費用相場と注意点

施術の費用は、使用するヒアルロン酸の種類やクリニックによって異なりますが、一般的には片側あたり3万円〜8万円程度、両側で6万円〜15万円程度が相場とされています。

安すぎる価格を提示しているクリニックは、使用する薬剤の品質や医師の技術に不安がある場合もあるため、注意が必要です。逆に、高額であれば必ずしも安心というわけではないため、費用だけでなく、医師の実績やカウンセリングの質を総合的に判断しましょう。

また、効果の持続期間が限られているため、定期的な再注入を考えると、長期的なコストも視野に入れておくことが大切です。

口コミや評判の活用

インターネット上の口コミや評判も、クリニック選びの参考になります。ただし、すべての口コミが信頼できるわけではないため、複数の情報源を比較して総合的に判断することが重要です。

実際に施術を受けた友人や知人からの紹介があれば、より信頼性の高い情報として活用できるでしょう。







まとめ

貴族という施術は、鼻翼基部にヒアルロン酸を注入することで、ほうれい線や小鼻の広がり、口元の突出感といった顔のバランスに関する悩みを改善する方法として、多くの方に選ばれています。手軽さやダウンタイムの短さが魅力ですが、効果は半年~1年程度と限定的であり、繰り返し施術が必要になる点や、注入部位の特性上、自然な仕上がりを得るには医師の高い技術が求められる点にも注意が必要です。

施術後の腫れや左右差は時間とともに落ち着くことが多いものの、血流障害などの重大なリスクもゼロではありません。そのため、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選び、カウンセリングで十分に納得してから施術を受けることが何よりも大切です。費用や口コミだけでなく、症例写真やアフターケア体制もしっかり確認し、自分に合ったクリニックを選んでください。

顔のバランスを整えて自信を取り戻すために、まずは信頼できる医師に相談し、あなたに最適な治療計画を一緒に考えていきましょう。

CONTACT

まずはお気軽にLINEでご相談ください!

費用は
どのくらい?

ダウンタイムは?

美容医療
初心者でも
大丈夫?

何回
通えばいい?

どの治療が
いいか
分からない


この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科