ウゴービとは？

「ウゴービ（一般名：セマグルチド）」は厚生労働省に承認された肥満症治療薬で、GLP-1というホルモンに似た働きをする注射製剤です。

GLP-1はもともと体内にあるホルモンで、血糖値の調整や食欲の抑制に関与しています。ウゴービはこのGLP-１の働きを補うことで、自然に食欲を抑え、満腹感を得やすくする作用があります。

ウゴービは、下記の基準を満たす方を対象に、医師の診療の上でのみ使用可能な肥満症治療薬です。

【適応となる基準】
・BMIが27 kg/m²以上で、肥満に関連する健康リスクを2つ以上有する方 　（例：高血圧、脂質異常症、2型糖尿病、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、非アルコール性脂肪性肝疾患 など）
・BMIが35 kg/m²以上の高度肥満の方

【治療開始前の確認事項】
・妊娠中・授乳中、18歳未満、重度の胃腸障害がある方、甲状腺髄様がんの既往または家族歴がある方などは使用できません。
・治療前に医師が詳細な問診・身体計測・血液検査を実施し、適応を総合的に判断します。

【治療の進め方】
・週1回の皮下注射を自己投与していただきます。
・食事療法・運動療法を併用することで、より良い効果が期待できます。
・悪心、嘔吐、便秘などの消化器症状を中心に副作用がみられることがあります。経過を診ながら用量や生活習慣の調整を行います。

当院では、自費診療（保険適用外）にて処方することが可能です。治療費用は全額自己負担となります。

※本剤は国内で肥満症治療薬として厚生労働省の承認を受けています。効果や副作用には個人差がありますので、必ず医師の説明を受け、同意の上でご使用ください。

・週1回の皮下注射：ご自身で自己注射が可能です（初回は医師、看護師が指導します）
・段階的な増量：副作用を抑えるため、少量から始めて徐々に増やします。
・継続治療で効果が期待できる：臨床試験において、体重減少の効果が認められています。

※効果は個人差がありますが、継続することで効果が期待できます。

・主な副作用：吐き気、下痢、便秘、胃の不快感など
・ごくまれに膵炎や胆石、腸閉塞など重篤な副作用が起きることがあります。
・妊娠中、授乳中の方、セマグルチドにアレルギーがある方は使用できません。

※ご使用にあたっては、医師による診察と定期的な検査が必要です。

当院では保険適用外の自由診療としてウゴービを取り扱っております。
※すべて自由診療となり、健康保険は使用できません。

ウゴービによる肥満治療をご希望の方は、WEBにてご予約ください。
医師が一人ひとりの体質・体調に合わせて、無理のない健康的な体重管理プランをご提案いたします。

ご注意ください：
本製剤は、「やせ薬」や「美容目的」のための薬ではありません。
厚生労働省の承認に基づき、医学的適応のある方に限り、医師の判断で処方される治療薬です。