病気やケガの治療において、「薬」は欠かせないものです。
しかし、薬は自然界に存在しない物質であるため、私たちの体内では通常発生しない化学反応を人工的に引き起こします。そのため、副作用が発生することもあり、薬と上手に付き合う必要があります。

一方で、オーソモレキュラー栄養療法は、私たちの体内に元々存在する分子を「栄養」として補給することで、体の本来の正常な働きをサポートする、体にやさしい医療アプローチです。この方法は、全身の37兆個の細胞の働きを活性化させることを目指しています。

このアプローチは、1960年から精神疾患の分野で応用され始め、その後急速に発展しました。現在では、多くの医療分野で導入され、信頼性の高い治療法として確立されつつあります。

患者さんの中には、元から食事に気を遣われていた方もたくさんいらっしゃいます。
「野菜はしっかり食べて、脂ものにも気を遣っている」という方でも、血液検査を行うと、特定の栄養素が欠乏しているというケースが、実はとても多いのです。
「飽食」と言われる現代は、カロリーは十分に摂れていても、糖質過多や、タンパク質・ビタミン・ミネラル（鉄、亜鉛など）などの栄養素不足に陥りやすい傾向があります。
診察・検査により、「思いもよらない栄養素不足が不調と関係していた」と発覚することが多くあります。

栄養解析結果レポート（例）

各項目について詳細な解析結果が記載されています。

当クリニックで使用するサプリメントは、日本人向けに研究・開発された高品質な栄養素「MSSサプリメント」です。
市販のサプリメントとは製造工程や品質が大きく異なります。厳選された高品質の原料を使用し、栄養素の抽出方法や濃縮方法に工夫を凝らし、高単位で効率的な摂取が可能な、医療機関専用の信頼できるサプリメントです。

これらのサプリメントは、公益社団法人日本健康・栄養食品協会認定のGMP※工場において、原料の受け入れから最終製品の出荷に至るまで、厳格な管理基準のもとで製造されています。