ポテンツァによる肝斑治療|特徴やメリット・注意点を解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ポテンツァによる肝斑治療|特徴やメリット・注意点を解説

肝斑のケア方法として、ポテンツァが注目を集めています。ポテンツァによる施術では、肌の真皮層に高周波を照射し、肝斑の原因となるメラニンの発生にアプローチします。


ポテンツァの肝斑治療は、どのような特徴やメリットがあるのか、気をつけるべき点は何か気になる方もいるでしょう。


この記事では、ポテンツァによる肝斑治療の特徴やメリット、肝斑が発生する仕組みを解説します。肝斑の悩みに対処していきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。




ポテンツァによる肝斑治療の特徴

ポテンツァは、従来のレーザー治療とは異なるアプローチ方法で肝斑に対応します。

 

ポテンツァによる肝斑治療の特徴として、肌質からの改善が期待できることや、白斑の出現リスクが少ないことが挙げられます。それぞれ特徴を見ていきましょう。

 

肌質からの改善が期待できる】

ポテンツァによる肝斑治療では、肌の表面ではなく、奥にある真皮層にアプローチします。

 

真皮層にある色素細胞、メラノサイトに高周波を照射し、メラニンの生成を抑えるよう促します。肝斑の原因であるメラノサイトの過剰な産生を抑制することにより、色素沈着が起こりにくい肌へと導くのです。[1]

 

さらにポテンツァの施術では、コラーゲンやエラスチンの生成を担う線維芽細胞にも刺激を与えます。これにより、肌のハリを高める効果も期待できます。

 

白斑のリスクが少ない】

従来、肝斑へのレーザー治療には、白斑が出現するリスクがありました。白斑とは、肌の一部が白く抜けたように見える症状のことです。

 

レーザーを高出力で当てた際に、メラノサイトを破壊してしまうことで白斑が起こります。メラノサイトが破壊されると、皮膚の色を作っているメラニンの生成ができなくなり、その部分のみ白くなってしまうのです。[2][3]

 

ポテンツァの施術では、メラノサイトを破壊せず、メラニンを作る働きを抑えるようにアプローチします。これにより、白斑が発生するリスクが少なくなります。[4]



肝斑の基礎知識

肝斑は、多くの女性が悩む肌トラブルのひとつです。以下のような特徴があります。

 

  • 顔の左右に色素沈着が見られる
  • メラニンが過剰に作られることにより発生する
  • 紫外線ホルモンバランス・外部刺激が関係している

 

詳しく見ていきましょう。

 

【顔の左右両側に色素沈着が見られる】

肝斑は、主に30〜50代の女性に多く見られる症状です。両頬や額、こめかみなどにできる薄茶色の色素沈着で、左右対称に現れるケースが多いことが特徴です。

 

また、肝斑は全体的にぼやけたような形で出現します。輪郭がくっきりとした、一般的なしみとは区別されます。

 

【メラニンが過剰に作られることにより発生する】 

本来、メラニンは紫外線の刺激から肌細胞を守るために作られる色素であり、人の肌にとってなくてはならない大切なものです。[2]

 

紫外線やホルモン変化、物理的な刺激により真皮に存在するメラノサイトが活性化すると、メラニンが過剰に作られるようになります。メラニンの産生が増えると、色素が濃くなった細胞が皮膚の表面に押し上げられ、色が目立つようになるのです。

 

【紫外線やホルモンバランス・外部刺激が関係している】

肝斑の発生には、さまざまな原因があることがわかってきています。

 

とくに女性ホルモンや紫外線の影響が大きく、次の特徴を持つ方は肝斑が出現・悪化しやすいことが知られています。[5]

 

  • 妊娠中や産後の女性
  • 経口避妊薬を服用している女性
  • 紫外線に当たる場面が多い人

 

また、精神的なストレスや、マッサージをはじめとする物理的な外部刺激が、肝斑悪化の原因となることもあります。

 

ポテンツァによる治療のメリット

ポテンツァは、マイクロニードルと呼ばれる微細な針と、高周波を組み合わせた美容機器です。主に次の特徴があります。

 

  • 肌の真皮層に高周波を照射する
  • 幅広い肌悩みに対応する
  • ダウンタイムが短い

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

【肌の真皮層に高周波を照射する】

ポテンツァの施術では、マイクロニードルを肌に刺し、真皮層に高周波を照射します。

 

皮膚に傷をつけて自然治癒作用を活性化させ、さらに熱エネルギーを与えることにより、細胞を刺激します。[4]

 

これらの仕組みにより、真皮層にある細胞の機能が活性化し、肌の内側からさまざまな肌悩みにアプローチするのです。

【幅広い肌悩みに対応する】

ポテンツァの特徴のひとつは、用途に合わせて交換できるチップです。肌に触れる部分に設置するチップは10種類以上あり、針の長さや数、絶縁コーティングの方法など、それぞれ独自の特性を持っています。[5]

 

肝斑治療専用チップをはじめ、肌のたるみ改善に効果的なチップや、薬液と併用できるチップなどがあります。チップのバリエーションが豊富であるため、幅広い肌の悩みに効果的にアプローチできるのです。

 

【ダウンタイムが短い】

ポテンツァによる施術では、針を刺したのちに高周波の熱を当てることで、出血を極力抑えます。そのため、注射やダーマペンなど、他の美容施術と比較してもダウンタイムが短い傾向にあります。

 

ポテンツァ治療後の一般的なダウンタイムの経過は以下のとおりです。

 

  • 施術直後:赤み・ヒリヒリ感・腫れ・内出血
  • 1〜3日後:かさぶたの形成・肌のざらつき
  • 4日目以降:ざらつきの改善・内出血の軽減

 

ダウンタイムが短いことで、日常生活への影響を極力抑えながら治療を受けやすいというメリットがあります。



ポテンツァ肝斑治療における2つの注意点

ポテンツァでの肝斑治療を受ける際に、注意すべき2つのポイントを解説します。

 

【専用チップを使用しないと肝斑悪化のリスクがある】

ポテンツァによる肝斑治療では、正しいチップの選択が重要です。肝斑専用チップを使用した「肝斑モード」による施術を受けましょう。

 

肝斑モード以外のチップで施術を受けると、肝斑に適さない針の深さや高周波の照射により、肝斑自体が悪化してしまうリスクがあります。

 

このようなトラブルを避けるためには、専門的な知識と豊富な経験を持つ医療機関を選ぶことが大切です。肝斑治療やポテンツァの施術に関して経験豊富なクリニックを受診しましょう。

 

肌表面に出ている色素の改善は難しい場合がある】

ポテンツァの施術では、真皮に存在するメラノサイトの働きを抑制するよう促します。そのため、新たな色素の生成を抑える効果は期待できますが、既に現れている皮膚表面の色素沈着には、直接的なアプローチが難しくなります。

 

表面の色素を改善したい場合には、レーザー治療との併用が効果的です。

 

事前カウンセリングで施術の目的をしっかりと伝え、治療計画に納得したうえで施術を受けましょう。




ポテンツァ肝斑治療のよくある質問

ポテンツァによる肝斑治療に関して、よくある質問に回答します。

 

【ポテンツァの効果はいつまで続く?】

個人差はありますが、ポテンツァによる美肌効果やリフトアップ効果は、施術後1〜3ヶ月ごろまで実感できる方が多いようです。

 

肝斑の治療では、繰り返し施術を受けることにより、メラニンの生成を抑える効果が維持されやすく、再発予防効果も高まります。

 

【ポテンツァは何回受けるのがよい?】

ポテンツァの推奨回数は、クリニックによって異なります。肝斑治療では、2〜4週間に1回のペースで5〜10回ほどの施術が推奨されることが多いでしょう。

 

肝斑の程度や肌質などにより、最適な施術回数は異なるため、医師と相談しながら計画を立てることが大切です。

 

【料金の相場は?】

ポテンツァによる治療は自由診療です。そのため、料金設定はクリニックにより大きく異なります。

 

一般的な料金相場は、施術前の麻酔込みで3〜5万円(税込)です。施術箇所が全顔か、一部かによっても価格は変わってきます。

 

まとめ

ポテンツァによる肝斑治療では、肌の深層部からアプローチし、肌の内側から改善を目指します。肌の一部が白く抜ける白斑のリスクが少ない点やダウンタイムが短いことがメリットです。

 

効果を維持するためには、定期的な施術が推奨されます。繰り返し施術を受けると、肝斑予防効果も期待できます。



M&B美容皮フ科クリニックでは、ポテンツァによる肝斑の予防・治療を行っています。症状や目的に合わせて最適な施術を提案しますので、ぜひご相談ください。



 

この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞
この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞