1. まぶたが下がる…それって眼瞼下垂かも?
目元の印象が「前より暗くなった」と感じたことはありませんか? 年齢のせいだと思っているまぶたの変化、もしかすると眼瞼下垂(がんけんかすい)が原因かもしれません。
1-1 そもそも「眼瞼下垂」とはどういう状態?
眼瞼下垂とは、上まぶたが下がって、目が開けづらくなる状態のことです。 軽いものでは「目が重い」「眠そうに見える」程度ですが、重くなると視界が狭くなったり、頭痛や肩こりを引き起こしたりすることもあります。
本来、まぶたは「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」という筋肉で引き上げられています。 この筋肉や、それを支える腱(けん)が弱くなると、まぶたがだんだんと下がってしまいます。
1-2 放置してはいけない3つの理由
- 視野が狭くなる: まぶたが下がると、物の見え方が変わります。特に上のほうが見えづらくなり、無意識に顎(あご)を上げて見るクセがついてしまいます。
- 顔の印象が老けて見える: まぶたがたるむと、目が小さく、疲れて見える印象に。周囲からは「元気がなさそう」に見えることが多いです。
- 体の不調につながる: 額や眉を使って目を開けるようになると、頭痛・肩こり・目の疲れなどの症状が現れることがあります。
1-3 どこからが“治療が必要な症状”なのか?
「まぶたがちょっと下がってきた気がする」程度なら、すぐに手術が必要なわけではありません。 しかし、以下のような症状がある方は、専門のクリニックで相談することをおすすめします。
- 片目または両目が明らかに開けづらい
- 視界の上側がかすむ、まぶたが邪魔に感じる
- 表情が暗く見えると指摘された
- 眉を上げないと目が開かない
- 家族に「まぶたが下がってきたね」と言われた
こうしたサインがあるなら、早めに原因を知り、改善のための方法(治し方)を検討することが大切です。
2. 眼瞼下垂の原因とよくある誤解
まぶたが下がる原因は「年のせい」だけだと思っていませんか? 実は眼瞼下垂には複数のタイプと原因があり、それぞれ対処法が異なります。 ここでは、見落としやすい原因と、誤解されやすいポイントを解説します。
2-1 加齢だけじゃない!眼瞼下垂を引き起こす5つの要因
眼瞼下垂の原因は、大きく以下の5つに分かれます。
- 加齢による筋力の低下(腱膜性): まぶたを持ち上げる筋肉の腱が緩むことで起こる。最も多いタイプです。
- 生まれつきの筋肉の発達異常(先天性): 幼児期から目が開けづらく、視力発達に影響することもあります。
- 神経の異常(神経原性): 動眼神経麻痺や重症筋無力症など、まぶたを動かす神経の問題によるものです。
- 筋肉そのものの障害(筋原性): 筋ジストロフィーなど、全身の筋肉疾患に関係します。
- 物理的な影響(機械性・外傷性): 腫瘍や手術による癒着など、まぶたへの負担によって起こります。
このように、「加齢=眼瞼下垂」とは限りません。身体の内側に原因があるケースもあるため、自己判断は避けるべきです。
2-2 生まれつき vs 後天性|タイプによって原因は違う
眼瞼下垂は、「先天性(生まれつき)」と「後天性(あとから起こる)」の2つに大きく分けられます。
- 先天性: まぶたを上げる筋肉が未発達。乳児期から下がっており、視力の発達に影響するため早期診断が重要です。
- 後天性: 加齢や目元の摩擦、生活習慣によってまぶたが下がってくる状態。大人になってから気づくケースが多いです。
2-3 自分で気づきにくい症状と“間違いやすい勘違い”
「眉を上げて表情をつくるクセがある」「目を大きく見せようと見開いている」という方は、まぶたの下がりに気づきにくい傾向があります。
また、以下のような思い込みも誤解されがちです。
- 「自分は若いから関係ない」: コンタクトの長期使用や目元をこするクセでも起こります。
- 「疲れてるだけかも」: 初期の眼瞼下垂は「目が重い」「眠そう」など、曖昧な症状が多く見過ごされがちです。
- 「整形手術みたいで怖い」: 実際には、視野や生活の支障を改善する医療的な治療です。
3. 眼瞼下垂の治し方と治療の選択肢
「まぶたが下がってきたけど、これって治せるの?」「手術しかないの?」 そんな不安を持っている方に向けて、眼瞼下垂の具体的な治療法とその違いをわかりやすく解説します。
手術は怖い?まず知っておきたい2つの治療方法
眼瞼下垂の治療には、大きく分けて2つの選択肢があります。
- 保存的なアプローチ: まぶたの筋トレやアイプチなどの一時的対応。ただし根本治療にはなりません。
- 外科的治療(手術): 腱膜前転術や挙筋短縮術など。まぶたを物理的に引き上げて根本から改善します。日帰り手術が可能で、局所麻酔によって痛みは最小限に抑えられます。
美容目的と医療目的の違い
眼瞼下垂の治療には、医療保険が使えるケースと自由診療(美容目的)があります。
- 視界が狭くなって生活に支障がある → 医療目的 → 保険適用の可能性あり
- 見た目の改善が主目的 → 美容目的 → 自由診療
どちらに該当するかは、医師の診察によって客観的に判断されます。迷ったら、まずは無料相談で確認するのがおすすめです。
どこで受ければいい?クリニック選びのポイント
眼瞼下垂の手術は、見た目と機能のバランスが重要な繊細な治療です。以下のポイントをチェックして、信頼できるクリニックを選びましょう。
- 形成外科や美容外科の専門医が在籍している
- 保険診療と自由診療の両方に対応している
- 手術の症例数が多く、実績やビフォーアフターが公開されている
- 術後フォローや再調整にもしっかり対応している
自分の症状に合った治療を安心して受けるためにも、経験豊富な医師との丁寧なカウンセリングが第一歩です。
4. Q&A
眼瞼下垂という言葉を初めて聞いた方も、「もしかして自分のことかも」と思った方も。 ここでは、患者さまからよくいただくご質問に、わかりやすくお答えします。
4-1 手術って痛いの?ダウンタイムは?
手術は局所麻酔で行うため、手術中の痛みはほとんどありません。 術後は腫れや内出血が出る場合がありますが、3〜7日程度で落ち着く方が多いです。
目元の腫れが気になる期間は1週間前後。メイクは術後約1週間から可能となり、日常生活に戻るまでの期間も比較的短いのが特徴です。
4-2 保険適用になるケースは?
眼瞼下垂の治療は、視野が狭くなって生活に支障があると医師が診断した場合、保険適用が可能です。
たとえば、次のような場合は保険診療の対象になることがあります:
- まぶたが黒目を覆っていて視界が悪い
- 顎を上げないと前が見えない
- 視野検査で上方の視界が制限されている
ただし、見た目を改善する目的(美容目的)の場合は自由診療となります。診察で明確に判断されますので、気になる方はまずはご相談ください。
4-3 親にどうすすめればいい?
「まぶたが下がってるよ」と直接言うのはためらうこともありますが、「写真だと疲れて見えるね」「相談だけでもしてみたら?」と伝えるだけでも十分です。
実際に、20〜30代の娘さんや息子さんが、お母様・お父様を連れて来院されるケースは増えています。 見た目の変化に気づけるのは、一緒に過ごす家族だからこそ。 「無料相談があるから行ってみよう」と、背中をそっと押してあげるのが一番のきっかけになります。
※M&B美容皮フ科クリニックでは、水曜日限定で「無料相談」を行っています。5. まとめ|「なんとなく見た目が変わった」を放置しないで
鏡を見るたびに感じる「目が重たい気がする」「表情がぼんやりしてきた」―― その違和感、もしかすると眼瞼下垂のサインかもしれません。
加齢や生活習慣によって、まぶたの筋肉や腱膜は少しずつ弱っていきます。 見た目だけの変化と思いきや、視界が狭くなる・頭痛や肩こりが悪化する・見た目に自信がなくなるなど、心身への影響も少なくありません。
でも、安心してください。 今は、眼瞼下垂の原因を正しく診断し、症状に合わせた治療で改善できる時代です。
「まだ大げさかな」と悩む方も、「これってそうなの?」と迷う方も、 まずは無料相談やカウンセリングで、自分の状態を知ることから始めてみてください。
あなたの目元が、本来の印象を取り戻し、毎日がもっと明るく快適になりますように。
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参考文献
- Griepentrog, G.J. et al. (2010). Etiology of ptosis in children. Journal of AAPOS, 14(2), pp.124–129.
- American Academy of Ophthalmology. (2021). Ptosis (Drooping Eyelid) Overview. https://www.aao.org
- NCBI Bookshelf. (2022). Ptosis. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK546705/
- 日本形成外科学会. 眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう). https://jsprs.or.jp