【ニードル脱毛(針脱毛)】は跡になる?施術の後遺症やできるだけ跡にしない方法も解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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【ニードル脱毛(針脱毛)】は跡になる?施術の後遺症やできるだけ跡にしない方法も解説

施術できる部位や毛の種類が多いニードル脱毛(医療針脱毛)は、医療レーザー脱毛ができない毛を処理できると近年見直されている脱毛方法です。脱毛効果は高く、毛の成長を長期的に抑えられる「永久脱毛」とされていますが、「施術した場所が跡になるのではないか」と心配する方もいます。

ニードル脱毛の施術後は一時的に皮膚症状が出ますが、「跡になりやすい」ということはありません。施術の後遺症やできるだけ跡にしない方法と合わせてみていきましょう。



<ニードル脱毛の跡はどうなるか(後遺症)>



ニードル脱毛をした部位は、以下の症状が出ることがあります。
 
皮膚症状の強さや持続期間は、個人の体質や脱毛部位によってさまざまです。
 
脱毛部の赤みや腫れは2〜3日ほどで治まる方が多いのですが、長いと10日ほど続きます。
 
また、まれに施術中に針が毛細血管や神経に当たってしまうと、内出血(アザ)やピリピリ感が出る可能性があります。
 
炎症が起きている場所を触ったり掻いたりすると、跡になるリスクが上がるため注意が必要です。
 
施術前の医師・看護師による説明をよく聞き、もし気になる症状が出た場合は施術を受けた医療機関に連絡してください。






<ニードル脱毛が跡になる理由>



ニードル脱毛によって起きた皮膚の炎症が長引くと、皮膚内の色素を作る細胞が活性化してシミ(色素沈着)が起こる可能性があります。[1]
 
そもそもニードル脱毛とは毛穴に針を刺して電気を流し、毛根を破壊する方法です。
 
針は特殊なコーティングをされているため、皮膚の表面がやけどをすることはありません。しかし、毛根を破壊する際の熱により、毛穴には一時的に軽いやけどのような炎症が起こります。
 
そのため施術後は肌の状態に合わせてクーリング(冷やすこと)や炎症止めの軟膏を使用し、炎症を抑えます。
 
ただし、適切な処置をしても炎症が長引く方もいます。炎症が長引くと色素細胞が過剰に働き、跡になるのです。
 





<ニードル脱毛の跡をできるだけ作らない5つの方法>



ニードル脱毛後の炎症を抑え、できるだけ跡を作らないための注意点は以下の5つです。
 
 

注意を守って生活することで炎症の悪化を防ぎ、ニードル脱毛が跡になるリスクを軽減できます。

-1・日焼けをしない-

ニードル脱毛は日焼けした肌にも施術できますが、施術後は日焼けを防ぐ必要があります。
 
施術後の炎症(赤みや腫れなど)が残っている時は、肌がデリケートな状態です。
 
炎症が残っている時に日焼けをすると、シミや針跡ができやすくなります。赤みや腫れなどの炎症がある状態での日焼けは避けてください。
 

手や脚、陰部は洋服で隠し、顔やうなじは帽子を被る方法もあります。炎症がある時にメイクをできるかは、施術時に確認するとよいでしょう。

 

-2・保湿をする-


ニードル脱毛は毛根に電気の熱を加えるため、施術後に肌が乾燥することがあります。
 
乾燥は肌の赤みや炎症を悪化させるため、脱毛部位はしっかりと保湿して肌のコンディションを整えるのがおすすめです。
 
保湿がしっかりとされて肌のキメが整うと、次に脱毛する際のトラブルも減らせます。
 

保湿には化粧水や保湿剤を使うのが一般的です。刺激の強い商品は避け、自分の肌に合うものを使いましょう。

-3・必要以上に触らない-


脱毛後は、必要以上に触らないことも大切です。脱毛後の皮膚はデリケートな状態のため、普段よりも強い刺激を与えるとトラブルにつながります。
 
脱毛後のツルツル感を触って確かめたかったり、皮膚の赤みが気になったりしがちですが、必要以上に触ると細菌が入って化膿しやすくなります。
 

皮膚のかゆみがある場合は冷やし、症状が続く場合は施術した医療機関に早めに相談しましょう。

-4・毛抜きやワックスでの自己処理はしない-


ニードル脱毛は施術に時間がかかるため、見えているすべての毛を一度に脱毛できないケースもあります。
 
その場合、脱毛後のキレイな状態に揃えようと、残っている毛を毛抜きやワックスで処理しようとする方もいます。
 
しかし、毛抜きやワックスによる自己処理は皮膚にダメージを与え、炎症を悪化させるリスクがあるためおすすめできません。
 
毛抜きやワックスによる自己処理で毛周期(毛の生え変わりサイクル)が乱れると、次回の施術の時に毛が生えそろわない可能性もあります。
 

跡になるリスクが上がるうえに、脱毛がスムーズに進まなくなる可能性もあるため、残った毛を毛抜きやワックスで自己処理するのは避けてください。

-5・炎症が続く場合は相談する-


医師の指示を守っても、体質によっては皮膚の炎症が続く方もいます。
 
施術時に説明された皮膚の経過より状態が悪いと感じる場合は、施術した医療機関に相談しましょう。
 
医療機関では皮膚の炎症が脱毛によるものかを確認し、速やかで適切な処置を行います。
 

炎症が長引くと跡になりやすいため、我慢せずに専門家の指示を仰ぎましょう。







Q:眉毛のニードル脱毛が跡になることはある?


眉毛のニードル脱毛も、他の場所と同じく施術後は「赤み」「腫れ」「むくみ」「毛嚢炎」などが出る可能性があります。
 
特に眉毛の下側に腫れやむくみが出た場合は、まぶた全体がやや腫れたように見えるかもしれません。
 
どの程度赤みや腫れが出るかは個人の体質や皮膚の状態、脱毛範囲によって異なります。
 

赤みや腫れについては、施術前の診察で相談すると安心できます。





Q:エステと医療機関のニードル脱毛で跡になりやすさは違う?




 
 
ニードル脱毛の跡になりやすさは、施術の安全性で考えるのがおすすめです。
 
基本的には医療機関によるニードル脱毛の方が安全性が高く、跡になりにくいと考えられます。
 
というのも、実は脱毛サロンのニードル脱毛は正式には「美容電気脱毛」といい、医療機関のニードル脱毛とは少し種類が異なります。[2]
 
美容電気脱毛の仕組みも、「毛穴に針を刺し、電気を流して毛根にダメージを与える」です。
 
仕組みは医療機関でのニードル脱毛とほとんど同じですが、美容電気脱毛は脱毛サロンによって機械や技術レベル、安全性に大きな差があります。
 
たとえば医療機関は「絶縁針」という皮膚表面に熱が伝わらない針を使い、電気を流す時間が0.13〜1秒と非常に短く済みます。[3]
 
一方エステサロンでよく使われる針は絶縁針ではなく、処理にかかる時間は1秒以下〜20秒ほどと幅があります。
 
もしやけどや皮膚トラブルが起きても、エステサロンには医師・看護師はいません。対処が遅れると、跡になる可能性が高くなります。
 
また、永久脱毛は医療機関のみが行える「医療行為」です。そのため、医療機関ではないエステサロンによる美容電気脱毛は、永久脱毛とはいえません。
 

「跡になりやすさ」「脱毛効果」のどちらの観点からも、エステサロンによる美容電気脱毛より、医療機関によるニードル脱毛がおすすめです。






<まとめ>



ニードル脱毛は、施術後に2〜10日ほど「赤み」「ほてり」「腫れ」「毛嚢炎」などの炎症が出ることがあります。
 
日にちが経つにつれて良くなるケースが多いのですが、炎症が続くと跡になりやすいため施術した医療機関に相談してください。
 
また、ニードル脱毛後に炎症が起きている肌はデリケートな状態です。肌に負担がかかる日焼けや毛抜き、ワックス脱毛による自己処理は避けましょう。
 

M&B美容皮フ科クリニックでは自由診療に特化した美容クリニックで、ニードル脱毛も施術可能です。

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参考文献
[1]炎症後色素沈着とは どのような病気ですか?|日本医事新報社
https://www.jmedj.co.jp/files/item/books%20PDF/978-4-7849-2371-7.pdf
[2]なくならない脱毛施術による危害 |独立行政法人 国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170511_1.pdf
[3]電気手術器 COA-50NX |添付文書https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/580724/580724_224ADBZX00055000_A_01_02.pdf
 
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科