ワキガは人にうつるのか?勘違いしやすい理由と正しい対策を紹介!|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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ワキガは人にうつるのか?勘違いしやすい理由と正しい対策を紹介!

目次

1. ワキガはうつるのか?まずは結論から!


1-1 ワキガは感染症ではない!うつらない理由を解説

ワキガは、細菌やウイルスが原因で発生するものではなく、体質によるものです。アポクリン汗腺という特定の汗腺から分泌される汗が皮膚の常在菌と反応することで、特有のにおいが発生します。このアポクリン汗腺の大きさや数は生まれつき決まっていて、誰かと接触したからといって突然増えたり減ったりすることはありません。つまり、ワキガの人と一緒に暮らしたり、衣類を共有したりしたとしても、自分の体がワキガになることはないのです。


たとえば、風邪はウイルスが原因なので、人から人へうつります。しかし、ワキガはそもそも病気ではなく、遺伝的な体質のひとつです。だからこそ、「ワキガの人と同じタオルを使ったから、ワキガがうつる」といったことは起こりません。ワキガを「うつるもの」と思ってしまうのは、においが衣類や空間に残ることで、あたかも自分がワキガになったように感じるからです。実際には、においが付着しているだけで、体質自体が変わることはありません。


もし、「最近、体臭が気になる」と思ったら、まずは自分の生活習慣を見直してみるのがおすすめです。ストレスや食生活の変化、ホルモンバランスの影響で、一時的ににおいが強くなることもあります。気になる場合は、デオドラントを使ったり、こまめに汗を拭いたりすることで、においの発生を抑えることができます。


1-2 「ワキガがうつった?」と感じるシチュエーションとは?

ワキガはうつるものではありませんが、「ワキガがうつったかもしれない」と感じることはあるかもしれません。それは、実際にワキガになったのではなく、においが衣類やタオルに移っただけの可能性が高いです。ワキガのにおいは強いため、布製品に染み付きやすい特徴があります。


たとえば、ワキガの人が着ていた服を借りたあと、「なんだか自分もワキガのにおいがする…?」と感じることがあります。しかし、それはワキガがうつったわけではなく、単に服の繊維に残っていたにおいが移っただけです。同様に、ワキガの人が使ったタオルを共用した場合、一時的ににおいがつくことがありますが、それで体質が変わることはありません。


また、洗濯の仕方によってもにおいが残ることがあります。ワキガのにおいが強い衣類を、ほかの衣類と一緒に洗濯すると、洗濯機の中でにおいが移ることがあります。特に、汗を多く吸収した衣類はにおいが落ちにくいため、抗菌・消臭効果のある洗剤を使ったり、洗濯後はすぐに干したりすることが重要です。


「ワキガがうつったかも?」と感じたときは、まず落ち着いて状況を確認しましょう。本当に体臭が変化したのか、それとも一時的ににおいが付着しただけなのかを見極めることが大切です。


1-3 体臭が変わることはある?ワキガと生活習慣の関係

「今まで気にならなかったのに、最近なんだか自分の体臭が変わった気がする…」そんなふうに感じたことはありませんか? 実は、ワキガがうつったわけではなく、生活習慣の変化によって体臭が強くなることがあります。


ワキガは体質によるものですが、食生活やストレス、ホルモンバランスの乱れによって、体臭が変化することはあります。たとえば、脂っこい食事を続けていると、皮脂の分泌が活発になり、汗の成分が変化してにおいが強くなることがあります。また、ストレスを感じると交感神経が刺激され、通常よりも汗をかきやすくなるため、においが強くなることがあります。


さらに、睡眠不足や運動不足も体臭に影響を与えます。十分な睡眠をとらず、運動もしないまま過ごしていると、新陳代謝が低下し、汗の成分が変わることがあります。すると、汗のにおいが普段とは違うものになり、「ワキガになったのでは?」と勘違いしてしまうこともあるのです。


実際に、食生活を改善し、ストレスを減らし、適度に運動をすることで、体臭が落ち着くことはよくあります。もし、最近体臭が気になり始めたら、まずは食事や生活習慣を見直してみましょう。特に、野菜を多く摂ることは体臭の改善に効果的です。緑黄色野菜に含まれる抗酸化成分が、においのもととなる物質を抑える働きをするため、積極的に摂取するのがおすすめです。


また、汗をかいたあとは、できるだけ早く拭き取ることも大切です。時間が経つと汗が皮膚の常在菌と反応し、においが強くなるため、こまめにタオルやウェットシートで拭くとよいでしょう。


「ワキガがうつったのでは?」と不安に感じたときは、まず自分の生活習慣を振り返ってみてください。ちょっとした改善で、気になる体臭が軽減されることは少なくありません。





2. 「ワキガがうつる」と錯覚してしまう3つの原因

2-1 衣類の貸し借りでにおいが移ることはある?

ワキガはうつるものではありませんが、においが衣類に残ることで「ワキガになったかも?」と勘違いしてしまうことがあります。ワキガの人が着ていた服には、アポクリン汗腺から出る汗が染み込んでおり、においの成分が繊維に残ることがあります。そのため、ワキガの人の服を借りて着たとき、一時的にそのにおいを感じてしまい、「自分もワキガになったのでは?」と思ってしまうのです。


たとえば、友人から借りた服を着た瞬間に、「あれ? なんだかワキガっぽいにおいがする…」と感じたことはありませんか? でも、それは服ににおいが残っていただけで、あなたの体質が変わったわけではありません。服を脱げばにおいも消えるはずです。これは、タバコのにおいが服に染み付くのと同じような現象です。


また、ワキガの人の服と自分の服を一緒にクローゼットにかけていた場合、においが移ることもあります。布製品はにおいを吸収しやすいため、特に密閉された空間ではにおいが移りやすくなります。


におい移りが気になる場合は、衣類を貸し借りするときに、消臭スプレーを使ったり、洗濯後にしっかり乾燥させたりするのがおすすめです。特に、ワキ部分はしっかり洗剤をなじませて洗うことで、においの定着を防ぐことができます。また、着用前にアイロンをかけることで、におい成分を熱で分解する効果も期待できます。


2-2 体温計やタオルを共用するとワキガになる?

ワキガの人が使った体温計やタオルを共用すると、「ワキガがうつるかも?」と心配になるかもしれません。でも、ワキガはそもそも人から人へうつるものではないので、共用しただけでワキガ体質になることはありません。


しかし、体温計やタオルは肌に直接触れるものなので、汗や皮脂のにおいが付着することがあります。特に、ワキガの人が使ったタオルは、汗の成分が繊維に染み込みやすく、においが強く残ることがあります。そのため、ワキガの人が使った後のタオルを使ったとき、「あれ? なんかワキガっぽいにおいがする…」と感じることがあるのです。


実際に、家族でタオルを共用していて、「このタオル、なんかにおう…」と感じた経験がある人もいるのではないでしょうか? これは、タオル自体に汗の成分が残っているからです。一度洗濯しても、においが落ちにくいこともあります。


このようなにおい移りを防ぐためには、タオルや体温計をできるだけ個別に使用するのがベストです。また、タオルはこまめに洗濯し、柔軟剤ではなく消臭効果の高い洗剤を使うと、におい残りを防ぐことができます。


特に、タオルを部屋干しすると、雑菌が繁殖してにおいが強くなることがあります。天日干しをするか、乾燥機でしっかり乾燥させることも重要です。


2-3 同じ洗濯機を使うとワキガがうつる?

「ワキガの人と同じ洗濯機を使うと、ワキガになってしまうのでは?」と心配する人もいるかもしれません。しかし、洗濯機の水を介してワキガがうつることはありません。ただし、ワキガの人の衣類と一緒に洗濯すると、においが他の衣類に移る可能性はあります。


特に、ワキガの人の服と一緒に洗ったタオルやシャツを使ったとき、「あれ? 自分もワキガになった?」と錯覚することがあります。でも、それは洗濯中ににおいが付着しただけなので、体質が変わったわけではありません。


たとえば、ワキガの人の服と自分の服を一緒に洗ったら、乾いたあとに少しワキガのにおいが移っていた…という経験があるかもしれません。特に、洗濯後すぐに干さずに放置してしまうと、においが繊維に残りやすくなります。


におい移りを防ぐには、洗濯の際に消臭効果のある洗剤や酸素系漂白剤を使うのが効果的です。また、洗濯機に重曹を入れて回すと、におい成分が分解されやすくなります。洗濯後はすぐに干し、風通しの良い場所で乾かすことが大切です。


もし、「洗濯後もなんだかにおいが気になる…」という場合は、衣類に直接スチームアイロンをかけたり、消臭スプレーを使うのもおすすめです。特に、ワキ部分のにおいが気になる場合は、アイロンの熱でにおい成分を飛ばすことで、効果的に消臭できます。






3. ワキガは遺伝する?発症のタイミングとリスク


3-1 ワキガの発症には遺伝が関係する?

ワキガは、遺伝による影響が大きいとされています。ワキガの原因となるアポクリン汗腺の数や大きさは、遺伝によってある程度決まるため、親がワキガ体質の場合、その体質を子どもが受け継ぐ可能性が高くなります。特に、両親のどちらかがワキガの場合は約50%、両親ともにワキガの場合は約80%の確率で遺伝すると言われています。


しかし、遺伝するのは「ワキガそのもの」ではなく、「アポクリン汗腺の発達しやすい体質」です。つまり、親がワキガでも、子どもが必ずしもワキガになるわけではなく、アポクリン汗腺の発達具合によって症状の有無や程度が変わるのです。


たとえば、親がワキガでも、子どもは軽度でほとんど気にならない場合もありますし、逆に親がワキガでなくても、隔世遺伝などによってワキガになるケースもあります。また、遺伝以外にも食生活やホルモンバランスの影響で、においが強くなることもあります。


ワキガの発症リスクが高いと感じる場合は、思春期のうちからデオドラントを使う習慣をつけたり、汗をこまめに拭き取ったりすることで、においを抑えることができます。さらに、ワキガ体質の人は、抗菌効果のあるボディソープを使ったり、衣類の素材を通気性の良いものに変えたりするだけでも、においを軽減できることがあります。


3-2 親がワキガなら子どももなる?確率を解説

「親がワキガなら、子どもも必ずワキガになるの?」と心配になるかもしれませんが、答えは「必ずしもそうとは限らない」です。


ワキガの遺伝は優性遺伝とされており、確率は高いものの、100%発症するわけではありません。たとえば、片方の親がワキガの場合、子どもに遺伝する確率は約50%、両親ともにワキガなら約80%といわれています。しかし、残りの20%の人は、親がワキガでもワキガにならないこともあるのです。


また、アポクリン汗腺の発達度合いは個人差があり、ワキガの症状が軽い人もいれば、においが強く出る人もいます。これは、遺伝だけでなく、生活習慣やホルモンバランスが影響するためです。


例えば、親がワキガでも、子どもがバランスの良い食生活を送っていれば、においがそれほど強くならないこともあります。一方で、脂っこい食事や刺激物を多く摂ると、皮脂の分泌が増えて、においが強くなることがあります。


もし子どもがワキガになった場合でも、早めにデオドラントを使用したり、生活習慣を改善したりすることで、においの発生を抑えることができます。また、思春期のうちから汗をこまめに拭き取る習慣をつけることで、大人になったときにワキガの症状を最小限に抑えられる可能性があります。


3-3 思春期・大人になってからワキガが気になり始める理由

ワキガは、思春期に発症しやすいといわれています。その理由は、アポクリン汗腺がホルモンの影響を受けて活発になるからです。


小学生の頃まではワキガの症状がなくても、中学生や高校生になると急ににおいが気になり始めることがあります。これは、思春期に入るとホルモンの分泌が増え、アポクリン汗腺の働きが活発になるためです。そのため、それまでは無臭だった人が、「なんだか最近、脇のにおいが強くなった気がする…」と感じるようになります。


また、大人になってからワキガの症状が強くなることもあります。これは、ストレスや食生活の変化、生活環境の影響でホルモンバランスが乱れることが原因とされています。


たとえば、仕事のストレスが増えると、交感神経が活発になり、汗をかきやすくなります。さらに、ストレスがたまると、脂っこい食事や甘いものを多く摂ることが増え、それが体臭の原因になることもあります。


また、運動不足になると汗をかく機会が減り、汗腺の機能が低下します。その結果、汗が濃縮され、においが強くなることがあります。さらに、加齢によって皮脂の分泌が増えると、汗と混ざってにおいが強くなることもあります。


ワキガが思春期や大人になってから気になり始めた場合は、まずは生活習慣を見直してみることが大切です。バランスの取れた食事を心がけたり、適度に運動を取り入れたりすることで、ホルモンバランスを整え、においを軽減することができます。また、デオドラントや制汗剤を上手に活用し、汗をかいた後はこまめに拭き取ることで、においを最小限に抑えることができます。





4. ワキガかも?セルフチェックと確実な判断方法

 

また、確実にワキガかどうか知りたい場合は、専門のクリニックで診断を受けるのもひとつの方法です。「においの原因が分からない」「デオドラントでは対策しきれない」と感じたら、医師に相談することで、適切なアドバイスや治療方法を提案してもらえます。ここでは、ワキガのセルフチェック方法について詳しく解説していきます。


4-1 耳垢が湿っている=ワキガ?セルフチェックのポイント

ワキガの可能性があるかどうかを判断する際に、最も手軽に確認できる方法のひとつが「耳垢の状態」です。


アポクリン汗腺はワキの下だけでなく、耳の中にも存在しています。そのため、ワキガの人は耳の中にもアポクリン汗腺が多く、そこから分泌される汗の影響で耳垢が湿りがちになります。特に、耳掃除をしたときにベタついた耳垢が出る場合は、アポクリン汗腺が活発に働いている証拠です。


ただし、耳垢が湿っている=必ずワキガというわけではありません。湿った耳垢が出ても、ワキガ特有のにおいがなければ、ワキガではない可能性もあります。また、逆に耳垢が乾燥しているからといって、絶対にワキガではないとも言い切れません。


ワキガの可能性があるかどうかをより正確に判断するには、以下のポイントも合わせてチェックしてみましょう。


✅ 服のワキ部分が黄ばみやすい

アポクリン汗腺から分泌される汗には脂質やタンパク質が多く含まれているため、普通の汗よりも黄ばみやすい特徴があります。ワキの部分だけ黄ばみが目立つ場合、ワキガの可能性が高くなります。


✅ ワキのにおいが強く、シャワーを浴びてもすぐ戻る

運動後の汗のにおいは時間が経つと消えることが多いですが、ワキガのにおいは皮膚の常在菌と汗が反応して発生するため、シャワーを浴びても完全に消えにくいことがあります。


✅ 家族にワキガの人がいる

ワキガは遺伝の影響が大きいため、両親のどちらかがワキガの場合は約50%、両親ともにワキガの場合は約80%の確率で遺伝すると言われています。家族にワキガの人がいる場合は、自分もワキガ体質である可能性が高くなります。


これらのチェックポイントに複数当てはまる場合は、ワキガの可能性があるかもしれません。しかし、においの感じ方には個人差があるため、不安な場合は専門の医師に相談するのが確実です。


4-2 ワキガと単なる汗のにおいの違いとは?

汗をかくと、誰でも多少のにおいが発生しますが、ワキガと普通の汗のにおいには大きな違いがあります。


ワキガのにおいは、アポクリン汗腺から出る汗が皮膚の常在菌によって分解されることで発生します。この汗には脂質やタンパク質が多く含まれており、それが細菌と混ざることで独特のツンとした強いにおいを発します。対して、普通の汗は主にエクリン汗腺から分泌されるもので、99%が水分でできており、基本的にはほぼ無臭です。


ワキガと普通の汗のにおいを見分けるポイントは以下の通りです。


✅ においが強く、衣服に残りやすい

普通の汗は時間が経つと乾いてにおいが薄れますが、ワキガのにおいは服の繊維に染みつきやすく、洗濯しても完全に落ちにくいことがあります。


✅ デオドラントや制汗剤を使っても効果が続かない

通常の汗によるにおいなら、市販のデオドラントを使うことで簡単に抑えられますが、ワキガの場合は制汗剤の効果が一時的だったり、すぐににおいが戻ってしまうことがあります。


✅ においが甘酸っぱい・チーズのような独特な臭いがする

普通の汗は軽い酸味のあるにおいですが、ワキガのにおいはチーズや玉ねぎのような発酵臭に近いと感じることがあります。


もし、「最近、汗のにおいがいつもと違う気がする…」と感じたら、上記のポイントと照らし合わせて確認してみましょう。





5. 「ワキガがうつった気がする」と思ったときの対策


5-1 まずは焦らず確認!ワキガの原因を整理する

まず大前提として、ワキガは他人からうつるものではありません。「ワキガがうつったかも?」と思う背景には、何らかの理由で自分の体臭が変わったことが関係している可能性が高いです。


例えば、以下のような原因が考えられます。


✅ 食生活の変化

最近、肉類や乳製品を多く摂るようになったり、揚げ物やスナック菓子を食べる頻度が増えたりしていませんか? 脂肪分の多い食事は皮脂の分泌を促し、それが汗と混ざることで体臭が強くなることがあります。


✅ ストレスの増加

精神的なストレスがかかると、交感神経が刺激され、普段よりも汗をかきやすくなります。また、ストレスによるホルモンバランスの乱れが、汗のにおいを強くすることもあります。


✅ 汗腺の活性化

季節の変わり目や急な気温上昇で汗をかく機会が増えると、汗腺の働きが活発になり、汗の成分が変わることがあります。特に普段あまり汗をかかない人が急にたくさん汗をかくと、においがいつもより強く感じることがあります。


✅ 衣類やタオルのにおい移り

ワキガの人と同じタオルや衣類を使った後に、自分の服や肌ににおいが移ることがあります。これはワキガがうつったわけではなく、においが一時的に付着しただけなので、洗濯すれば解決します。


もし最近、上記のような環境の変化があった場合、一時的に体臭が強くなっただけかもしれません。まずは焦らず、自分の生活習慣を見直してみましょう。


5-2 ワキガのセルフケア|デオドラントや生活習慣の見直し

ワキガが気になるときは、正しいケアをすることで、においを軽減することができます。間違った対策をしてしまうと、逆ににおいが強くなることもあるので、ポイントを押さえてケアしましょう。


① デオドラントの正しい使い方

デオドラントを使うときは、以下のポイントを意識しましょう。


汗を拭いてから使う → 汗をかいたまま塗ると効果が薄れるため、清潔な状態で使うのがベスト。

ワキを完全に乾かしてから塗る → 濡れたままだと成分が定着しにくいので、タオルやティッシュで軽く拭いてから塗布する。

「制汗成分」+「殺菌成分」入りのものを選ぶ → 汗を抑えるだけでなく、においの原因となる菌の繁殖を防ぐものを選ぶ。

特に、スティックタイプやクリームタイプは密着力が高く、長時間においを防いでくれます。


② 生活習慣の改善

日々の食生活や生活習慣も、体臭に大きく影響します。


✅ 肉類・乳製品・油っぽい食べ物を控える

脂肪分が多い食事は皮脂の分泌を促し、においが強くなりやすいです。バランスの良い食事を心がけ、特に野菜や発酵食品(納豆・ヨーグルト)を積極的に摂ると、においが抑えられます。


✅ 水分をしっかり摂る

体の老廃物を排出するために、こまめに水を飲むことが大切です。汗の成分が薄まることで、においが軽減されることがあります。


✅ ストレスをためない

ストレスを感じると交感神経が活性化し、アポクリン汗腺の働きが活発になります。適度な運動やリラックスする時間を持つことで、ホルモンバランスを整えましょう。


✅ お風呂の入り方を見直す

ワキガのにおいが気になる場合、ただシャワーを浴びるだけではなく、湯船につかるのも効果的です。汗腺の機能を正常に保ち、老廃物を排出しやすくすることで、においを軽減できます。


5-3 病院でできるワキガ治療とは?手術・レーザー・ボトックス注射

セルフケアを続けてもにおいが気になる場合は、専門のクリニックで治療を受けるのもひとつの選択肢です。


① ボトックス注射

ワキにボトックスを注射することで、汗の分泌を抑え、においの発生を軽減する方法です。効果は約半年間持続し、手術に比べて手軽に受けられます。


② ミラドライ

ミラドライは、マイクロ波(電磁波)を利用してアポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方を破壊し、ワキガのにおいや多汗症を改善する治療法です。切開を伴わないため、ダウンタイムが短く、傷跡が残らないというメリットがあります。


③ 手術(剪除法)

アポクリン汗腺を直接取り除く手術で、ワキガを根本的に治療する方法です。確実に効果がある反面、ダウンタイムが長く、術後のケアが必要になります。


「ワキガがうつったかも?」と感じて不安になったら、まずはセルフケアを見直し、それでも気になる場合は専門医に相談するのがベストです。クリニックの無料カウンセリングを活用すれば、自分に合った治療法を提案してもらうこともできます。





6. ワキガ治療を受ける前に知っておくべきこと


6-1 自分に合った治療法の選び方|軽度・重度で変わる対策

ワキガの治療を考える際、まず重要なのは「自分の症状のレベルを知ること」です。ワキガには軽度・中度・重度があり、それぞれに適した治療法が異なります。


✅ 軽度(においは気になるが、そこまで強くない)

→ デオドラント・ボトックス注射

デオドラントや制汗剤を使えば十分ににおいを抑えられるケースも多いです。また、ボトックス注射は汗腺の働きを一時的に抑えるため、軽度のワキガであれば十分な効果が期待できます。


✅ 中度(デオドラントでは抑えきれず、服ににおいが残ることがある)

→ レーザー治療(ミラドライ含む)

レーザー治療やミラドライは、アポクリン汗腺を破壊し、においの発生を抑えます。軽度よりも強いにおいを感じる場合、デオドラントだけでは不十分なことが多いため、ワキガ専門の治療を検討するのがよいでしょう。


✅ 重度(強いにおいが持続し、周囲にも指摘されることがある)

→ 手術(剪除法・ミラドライ)

においがかなり強く、日常生活に支障をきたす場合は、アポクリン汗腺を直接取り除く手術(剪除法)や、ミラドライのような半永久的な効果が期待できる治療法を検討するのがベストです。


自分に合った治療法を見極めるためには、専門医の診察を受けることが重要です。症状のレベルによって最適な治療法は異なるため、まずはカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。


6-2 ワキガ治療は再発する?長期的な対策のポイント

ワキガ治療を受ける際に気になるのが、「この治療、ずっと効果が続くの?」という点ですよね。結論から言うと、治療法によって効果の持続期間は異なります。


✅ ボトックス注射:効果は約半年間

ボトックス注射は、汗腺の働きを一時的に抑える治療法です。ただし、時間が経つと効果が薄れ、半年ほどで元に戻るため、定期的な施術が必要になります。


✅ レーザー治療(ミラドライ含む):2~3回の施術で長期間効果が持続

ミラドライなどのレーザー治療は、汗腺を破壊することでにおいの発生を防ぐ方法です。一度の施術で効果が長く続くことが多いですが、完全に汗腺をなくすことはできないため、症状によっては2~3回の施術が必要になることもあります。


✅ 手術(剪除法):半永久的に効果が持続

剪除法は、ワキを切開して直接アポクリン汗腺を取り除く治療法です。根本的な治療ができるため、再発の可能性はほぼありません。ただし、術後のダウンタイム(回復期間)が長く、傷跡が残る可能性があるため、慎重に検討する必要があります。


もし「再発が心配…」という場合は、長期間の効果が期待できるミラドライや剪除法を選ぶのが安心です。ただし、どの治療法を選ぶにしても、生活習慣やスキンケアを見直すことも大切です。


6-3 クリニック選びのコツ|実績豊富な病院を選ぶメリット

ワキガ治療は、どのクリニックで受けるかによって結果が大きく変わります。特に、ミラドライや手術などの治療は、医師の技術力が仕上がりを左右するため、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。


✅ ワキガ治療の実績が豊富なクリニックを選ぶ

ワキガ治療には、経験と技術が求められます。治療実績が多く、専門的にワキガ治療を行っているクリニックを選ぶことで、リスクを最小限に抑えることができます。


✅ 症例写真や口コミを確認する

実際に治療を受けた人の口コミや症例写真をチェックすることで、仕上がりのイメージをつかみやすくなります。特に、手術やミラドライの治療後の経過がわかる写真が掲載されているクリニックは、信頼度が高いと言えます。


✅ アフターケアが充実しているか確認する

ワキガ治療は、施術後のアフターケアも重要です。手術の場合は術後の傷のケア、ミラドライやボトックスの場合は再施術の有無など、治療後のフォローがしっかりしているクリニックを選ぶのがポイントです。


✅ 無料カウンセリングを活用する

治療を決める前に、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。実際に医師と話してみることで、自分に合った治療法を見極めることができます。






7. まとめ|ワキガがうつる不安を解消して自信を取り戻そう


ワキガは感染症ではなく、人にうつるものではありません。「ワキガがうつったかも?」と感じることがあっても、それはにおい移りや生活習慣の変化による錯覚であることがほとんどです。


まずはセルフチェックをして、自分の体質を確認しましょう。ワキガの可能性がある場合でも、デオドラントの使用や食生活の改善でにおいを抑えることは可能です。それでも気になる場合は、医師に相談し、自分に合った治療を選びましょう。


治療にはボトックス注射・ミラドライ・剪除法などがありますが、ダウンタイムが短く、傷跡が残らず、長期間効果が持続するミラドライは、切らずにワキガを改善したい方におすすめです。


「においの悩みから解放されたい」「ワキガを根本から治したい」と思ったら、まずはミラドライの無料カウンセリングを受けてみるのも一つの方法です。ワキガの悩みを解決し、自信を取り戻しましょう!

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この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科