リジュラン注射は目の下に効果あり?くま・しわの原因も解説|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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リジュラン注射は目の下に効果あり?くま・しわの原因も解説

目の下のクマや小じわなど、目元の肌トラブルは疲れや老けを感じさせる原因の一つです。このような目元のトラブルを軽減させる治療法として、リジュランは注目を集めています。


そこで、「実際に目元の悩みに効果があるの?」「リスクがある施術なの?」と疑問を持っている方もいるでしょう。


この記事では、リジュランの目の下への効果や、使用する際のリスクについて詳しく解説します。クマ・しわができる原因についても紹介しているので、目元の悩みがある方はぜひ最後まで読んでみてください。





リジュランは目の下効果が期待できる治療

リジュランは、皮下に注射することで、肌の若返りや組織の再生作用が期待できる薬剤です。リジュランによる目の下への治療の特徴を紹介します。


【サーモン由来の美容成分がハリをもたらす】

リジュランの主成分は、サーモンのDNAから抽出された、ポリヌクレオチドと呼ばれる成分です。サーモン由来のものから作られているため、リジュランを「サーモン注射」とも呼ぶ場合があります。[1]


ポリヌクレオチドはヒトのDNAと似た構造であり、ヒトの体に馴染みやすいといわれています。細胞の修復や再生の手助けをすることから、傷の治りを促進する薬として海外で使用されている成分です。[2]


リジュランの成分が皮下に注入されると、肌の真皮層にある細胞に働きかけます。線維芽細胞を活性化してコラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸の生成を促進したり、毛細血管を再生・新生し血流を改善させたりするのです。


これにより、皮膚のハリの改善や再生機能が促進されることがわかっています。[3]


【肌の衰えが気になる場所に幅広く使用できる】

リジュランは、顔や首、手の甲など、肌の衰えが気になる部分に幅広く使用できる薬剤です。目の下の施術にも積極的に使われています。


目の下は、顔の印象を大きく左右する部分です。皮膚が薄くデリケートな場所であるため、脂肪注入や脂肪除去、ヒアルロン酸注入など、皮下の膨らみを調整する治療は難易度が高くなります。これらの治療を受けた方の中には、施術後に思うような変化が得られず、修正を希望する方もいるようです。


リジュランは、細胞の再生や活性化を促し、肌の悩みに根本的にアプローチします。皮膚本来の機能を高め、肌の再生過程により悩みを改善するよう働きかけるのです。


肌の状態に応じて徐々に変化が現れるため、自然な仕上がりを実現しやすいことも魅力のひとつです。[3]





リジュランによる目の下効果は2つ

リジュランを使用すると、細胞を活性化し、若々しい肌へ再生する効果が期待できます。[4]


主に目の下のクマやしわへの効果が期待できます。それぞれの効果について紹介します。


【目の下のクマに対する効果】

目の下のクマは、色素沈着や血行不良、脂肪の蓄積などにより引き起こされる肌悩みです。


リジュランの主成分であるポリヌクレオチドにより、悩みがある皮膚の細胞を活性化し、ターンオーバーを促進します。細胞が入れ替わるスピードが速くなるため、色素沈着が薄くなったり、脂肪の蓄積が減ったりする効果が期待できるのです。


また、毛細血管の再生や生成が促進され血流を促すことで、肌の血色もよくなります。


【目の下のしわに対する効果】

目の下の小じわは、乾燥や、肌のハリ・弾力の減少が原因です。


リジュランは、このような乾燥による小じわの解消に役立ちます。肌のターンオーバーが活発になり、健康的なうるおいのある細胞が増えると、しわが目立ちにくくなる効果が期待できるのです。


また、リジュランを注入すると、皮下にある線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチン・ヒアルロン酸の生成を促進します。皮膚のハリや弾力が向上し、目元になめらかな印象をもたらすでしょう。





目の下に現れるクマ・しわの原因

目の下に現れるクマやしわの主な原因として、以下の3つが挙げられます。


  • 乾燥
  • 紫外線
  • 加齢

原因を理解することで、普段からより効果的に対策を講じられます。具体的に紹介します。


【乾燥】

目の周りは、顔の中でも汗や皮脂の分泌が少ない場所です。そのため、他の部位に比べてうるおいを維持することが難しく、乾燥の影響を受けやすくなります。


肌のうるおいが失われると、肌のハリやキメ、弾力性も失われ、皮膚がしぼんで見えるようになります。結果として小じわが目立ってくるのです。


このような肌乾燥を予防するためには、日々の保湿ケアが重要です。


【紫外線】

紫外線にあたると、皮膚のコラーゲンやエラスチンが破壊され、弾力が失われます。この変化は肌の老化を進め、しわやたるみの原因となるのです。[5]


また、紫外線は肌のバリア機能も低下させます。肌のバリア機能が弱まると、皮膚内の水分が失われやすくなり、乾燥が進みます。


そこで、日常的に紫外線対策を行えば、老化や乾燥を遅らせることにつながります。


【加齢】

加齢は、目の下のクマやしわの大きな原因のひとつです。


年齢を重ねるごとに、真皮に存在する線維芽細胞の働きが弱まり、コラーゲンやエラスチンの生成量が低下します。結果的に肌の弾力が失われ、クマやシミが目立ちやすくなってしまうのです。


とくに、皮膚の薄い目の下は加齢による影響が現れやすく、目の下のクマやシワは、見た目の年齢を左右する要因となります。

加齢を防ぐことは難しいですが、日々のスキンケアにより、肌への負担が抑えられるでしょう。






リジュランを目の下に使うリスクと注意点

リジュランには以下のようなリスクや注意点もあります。


  • アレルギーのリスク
  • 感染のリスク
  • ダウンタイムがある
  • 痛みがある

リスクや注意点を理解したうえで、リジュランの施術を受けるか判断しましょう。


【アレルギーのリスク】

リジュランは、サーモン由来の成分を使用して作られた製剤です。そのため、魚や魚卵にアレルギーを持つ方は使用できません。施術を受ける前に、アレルギーの有無を必ず医師に伝えましょう。


また、魚や魚卵にアレルギーがなくても、アレルギー症状が出る可能性があります。施術後に異変を感じたら、すぐに医師に相談するようにしましょう。


【感染のリスク】

リジュランの施術では、細い針を複数回刺し、薬剤を少量ずつ注入します。


施術は清潔な環境で行われますが、注射部位から感染を起こす危険性は存在します。これは、皮膚に針を刺す施術全般に共通するリスクです。


施術後に、感染を思わせるような赤みや熱感、強い痛みが出現した場合は、早めに医師の診察を受ける必要があります。


【ダウンタイムがある】

リジュランの施術後には、ダウンタイムが存在します。ダウンタイムの期間には個人差がありますが、通常2〜3日です。


施術後に出現した赤みや腫れ、痛みは、数日で徐々に治っていきます。皮下で内出血が起こった場合には、完全に目立たなくなるまでに2週間程度かかることもあります。


→関連記事「リジュラン ダウンタイム


【痛みがある】

リジュランは、微細な針を使用して複数箇所に注射をする施術であり、痛みを伴います。


リジュランの施術による痛みは、次の2種類です。


  • 針を刺す痛み
  • 薬液を入れるときの痛み

クリニックによっては、注射の前には麻酔クリームを塗布するところも多くあります。痛みが心配な方は、事前に医師に相談しましょう。





リジュランの効果に関するよくある質問

リジュランの効果に関するよくある質問に回答します。


【Q:いつから効果を実感できる?】

リジュランを皮下に注射すると、肌の細胞に働きかけてコラーゲンやエラスチンの生成が促進されたり、毛細血管が再生・新生されたりと、徐々に肌の内側から改善されます。


ただし、効果を実感できるまでにはある程度の時間が必要な施術です。


一般的には、施術後2〜3週間経過した頃に効果を実感する方が多いようです。


なお、効果の程度や出現時期は個人の体質や生活習慣、施術部位、肌の状態などにより異なります。


【Q:リジュランは繰り返し受ける必要がある?】

1回の施術で効果を実感する方が多いですが、肌質改善の効果をより実感するためには、複数回の施術が推奨されます。


初めは2〜3週間ごとに1回の施術を3〜4回繰り返し、その後は半年から1年ごとにメンテナンスとしての施術が進められることが多いようです。





まとめ

リジュランは、サーモン由来のポリヌクレオチドを主成分とし、肌の細胞に直接働きかける特徴を持つ薬剤です。


ポリヌクレオチドが皮下に注射されると、コラーゲンの生成を促進して肌のハリや弾力を取り戻し、細胞を活性化させ血流を促進します。乾燥や紫外線、加齢による目の下のクマやしわが目立たなくなり、目元を若々しく見せる効果が期待できます。



当クリニックでは、水光注射の薬剤としてリジュランを取り扱っています。施術前に麻酔クリームを塗布しますので、痛みに弱い方も安心してご相談ください。診察時には、患者さんの症状に応じて、適切な治療方法をご提案させていただきます。


ご予約はLINEで承ります。まずは気軽にお友達登録してみてくださいね。










参考文献

[1]プロサイエンス – REJURAN PRO

https://rejuranpro.com/pages/pro-science


[2]:: JKMS :: 韓国医学ジャーナル 褥瘡治療におけるポリデオキシリボヌクレオチドの効果

https://jkms.org/DOIx.php?id=10.3346/jkms.2014.29.S3.S222


[3]Consensus report on the use of PN-HPT™ (polynucleotides highly purified technology) in aesthetic medicine

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jocd.13679


[4]Lee, YJ, Kim, HT, Lee, YJ, Paik, SH, Moon, YS, Lee, WJ, … Won, CH (2020). ポリヌクレオチドとヒアルロン酸フィラーの眼周囲の若返りに対する効果の比較:ランダム化二重盲検分割顔試験 Journal of Dermatological Treatment33 (1)、254–260

https://doi.org/10.1080/09546634.2020.1748857


[5]紫外線環境保健マニュアル 2008|環境省

https://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_pdf/full.pdf