【ゼップバウンド】バイアル瓶タイプがアメリカで新発売!供給不足解消のカギに?|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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【ゼップバウンド】バイアル瓶タイプがアメリカで新発売!供給不足解消のカギに?

肥満症治療薬「ゼップバウンド」を処方されている方に朗報です。米イーライリリーは、供給不足の緩和と患者の経済的負担軽減を目的に、バイアル瓶タイプのゼップバウンドを1カ月分399ドル(約5万7700円)で販売開始しました。通常のペン型自動注射器の約半額となり、より多くの患者がアクセスしやすくなります。本記事では、バイアル瓶タイプの特徴や購入方法、メリットについて詳しく解説します。





ゼップバウンドとは?

ゼップバウンド(Zepbound)は、米イーライリリー(Eli Lilly)社が開発した肥満症治療薬です。有効成分は「チルゼパチド(Tirzepatide)」 で、体重管理をサポートする新しいアプローチとして注目されています。


この薬はGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬であり、さらにGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)受容体作動薬としての働きも持ちます。これにより、食欲を抑えつつ、体内の血糖コントロールを改善し、より効果的な体重減少をサポートするとされています。


ゼップバウンドは、主にBMI(体格指数)が30以上の肥満症患者、またはBMI27以上で肥満に関連する健康リスクを抱える患者向けに処方されます。臨床試験では、生活習慣の改善と併用することで、体重の約15〜20%の減量が期待できるという結果が出ています。


✅ ゼップバウンドの主な特徴


食欲を抑え、食事量を自然に減らす

血糖値の調整をサポートし、インスリンの働きを助ける

長期的な体重管理に有効

また、ゼップバウンドの有効成分チルゼパチドは、もともと糖尿病治療薬「マンジャロ(Mounjaro)」にも使用されています。マンジャロは2型糖尿病患者向けに開発されましたが、体重減少効果が顕著だったため、ゼップバウンドとして肥満症治療に特化した形で販売されることになりました。


これまでゼップバウンドはペン型の自動注射器で提供されていましたが、需要の急増により供給不足が発生。そこで新たに、バイアル瓶タイプ(自己充填式)が導入され、より多くの患者が薬を入手しやすくなりました。






供給不足を解消!バイアル瓶タイプの特徴

ゼップバウンドは、発売当初から**ペン型自動注射器(プレフィルドペン)**として提供されていました。しかし、需要の急増に生産が追いつかず、世界的な供給不足が発生。この状況を改善するため、イーライリリーは新たに「バイアル瓶タイプ」の販売を開始しました。


バイアル瓶タイプは、従来のペン型と異なり、患者自身が注射器で薬液を吸い上げて自己注射する方式です。ペン型に比べて製造プロセスが簡素化されるため、生産効率が向上し、より多くの患者に安定供給できると期待されています。


バイアル瓶タイプのメリット


✅供給時間の短縮:ペン型よりも早く生産でき、患者の手元に届きやすい

✅コストダウン:ペン型の約半額(399ドル)で購入可能

✅高用量の選択肢:最大549ドルで高用量タイプも利用可能


一方で、バイアル瓶タイプには自己充填の手間がかかるというデメリットもあります。ペン型は使い捨てで簡単に注射できますが、バイアル瓶タイプは注射器に薬を充填する作業が必要です。


それでも、価格が大幅に抑えられること、そして供給が安定することで、ゼップバウンドを必要とする多くの患者にとって有益な選択肢となるでしょう。







バイアル瓶タイプの価格とペン型との比較

ゼップバウンドのバイアル瓶タイプは、ペン型の約半額という価格設定になっています。これにより、経済的負担が軽減され、より多くの患者が治療を継続しやすくなることが期待されています。


ペン型とバイアル瓶の価格比較

【タイプ】  【価格(1カ月分)】 【特徴】
ペン型自動注射器 約799ドル〜1000ドル 使いやすいが供給不足
バイアル瓶タイプ 399ドル 安価だが自己充填が必要
バイアル瓶(高用量) 549ドル 高用量でもコストを抑えられる

 

ペン型のゼップバウンドは、1回の使用で決まった量を自動的に注射できるため、利便性が高いですが、その分コストがかかります。一方、バイアル瓶タイプは、自分で注射量を調整し、充填する手間があるものの、その分価格が大幅に抑えられています。


また、ゼップバウンドの有効成分であるチルゼパチドを含む「マンジャロ(Mounjaro)」も同様に供給不足が続いています。ゼップバウンドのバイアル瓶タイプの導入により、マンジャロを使用している一部の患者にとっても新たな選択肢となる可能性があります。







マンジャロとの関係

現在、マンジャロ(Mounjaro)の供給不足が続いており、一部の患者が代替としてゼップバウンドを検討するケースも増えています。


✅ ゼップバウンドとマンジャロの違い

ゼップバウンド:肥満症治療薬として承認されており、体重管理が主な目的

マンジャロ:2型糖尿病治療薬として承認されており、血糖コントロールが主な目的

どちらも有効成分チルゼパチド(Tirzepatide)を含み、体重減少効果があるため、一部の患者がゼップバウンドを代替として考えることがあります。ただし、適応症が異なるため、自己判断での切り替えは推奨されません。


✅ ゼップバウンドのバイアル瓶でアクセスしやすく

ゼップバウンドはこれまでペン型のみの提供で、価格も高めでしたが、今回のバイアル瓶タイプの登場により、価格が半額近くに抑えられ、入手しやすくなりました。


マンジャロの供給不足が続く中で、ゼップバウンドのバイアル瓶タイプが新たな選択肢となる可能性もあります。どちらの治療が適しているかは、医師と相談しながら決めることが大切です。






ゼップバウンドの今後の展望

ゼップバウンドのバイアル瓶タイプの導入は、供給不足の解消と患者の経済的負担の軽減を目的とした大きな一歩です。これにより、今後さらに多くの患者が治療を継続しやすくなると期待されています。


現在、ゼップバウンドと同じ有効成分チルゼパチドを含む糖尿病治療薬**マンジャロ(Mounjaro)**も世界的に供給が逼迫しています。マンジャロはもともと2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、体重減少効果があるため、一部の患者がゼップバウンドの代替として検討するケースも増えています。


今後のポイント

✅ バイアル瓶タイプの普及による供給の安定化

✅ 価格が下がることで、より多くの患者が治療を受けやすくなる

✅ マンジャロの供給不足に伴い、ゼップバウンドの需要がさらに拡大する可能性


ゼップバウンドの市場が拡大するにつれ、今後はさらに新しい剤形の導入や、供給体制の強化が進む可能性もあります。イーライリリーは、ゼップバウンドおよびマンジャロの安定供給に向けて、生産能力の拡大を進めていると発表しており、今後の動向にも注目が集まります。


今後の展開次第では、ゼップバウンドがより手軽に入手できるようになり、肥満症治療の選択肢がさらに広がる可能性があるでしょう。







まとめ|ゼップバウンドのバイアル瓶タイプで選択肢が広がる

ゼップバウンドのバイアル瓶タイプが登場したことで、これまで供給不足で入手が難しかった患者さんにも新たな選択肢が広がりました。


✅ ペン型の約半額(399ドル)で購入可能に

✅ 自己充填が必要だが、供給が安定しやすい

✅ マンジャロの供給不足の影響を受ける患者にも、新たな選択肢に


ゼップバウンドと同じチルゼパチドを含むマンジャロ(Mounjaro)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、体重管理にも有効なことから、多くの患者さんに注目されている薬剤です。現在、マンジャロは供給不足が続いていますが、当院ではマンジャロを使用した糖尿病治療や、体重管理の相談も受け付けています。


「マンジャロの処方が可能な医療機関を探している」


このようなお悩みをお持ちの方は、当院での診察をご検討ください。医師が患者さんの体調やご希望に合わせて、適切な治療方法をご提案いたします。


マンジャロの処方や、肥満症治療についてのご相談は、お気軽に当院までお問い合わせください。

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この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞
この記事を監修したドクター

岩田 亮一

Ryoichi Iwata,MD,PhD

資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本脳神経血管内治療学会 専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 認定医
  • 日本認知症学会
  • 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  • 日本脳卒中学会 専門医・指導医
  • 日本頭痛学会 認定医・指導医
  • 日本抗加齢医学会

略歴

平成18年 4月
関西医科大学附属滝井病院 研修医
平成20年 4月
岸和田市民病院脳神経外科 医員
平成22年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 病院助教
平成28年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 助教
令和元年 9月
関西医科大学附属病院脳神経外科 講師
令和 2年 4月
関西医科大学附属病院脳神経外科 非常勤講師
令和 2年12月
いわた脳神経外科クリニック

授賞歴

平成27年 5月
第13回 櫻根啓子賞受賞
令和 2年 4月
第28回 佐々木千枝子賞
令和 2年
第26回 日本脳神経外科学会奨励賞受賞