ヒアルロン酸を注入した後に絶対にやってはいけないことリスト!|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

〒577-0056 大阪府東大阪市長堂1-2-1 A+FUSEビル5F

美容トピックス TOPICS

ヒアルロン酸を注入した後に絶対にやってはいけないことリスト!

ヒアルロン酸注入は手軽にできる美容施術として人気が高まっていますが、施術後のケアを間違えると思わぬトラブルを招く恐れがあります。腫れや内出血が長引いたり、せっかくの効果が台無しになってしまったりする前に、正しい知識を身につけることが大切です。この記事では、ヒアルロン酸注入後に絶対に避けるべき行動を具体的に解説し、安全で美しい仕上がりを手に入れるためのポイントをお伝えします。


ヒアルロン酸注入後に避けたほうがよい行動

ヒアルロン酸を注入した後は、施術部位が非常にデリケートな状態になっています。適切なケアを行わないと、副作用が長引いたり効果が減少したりする可能性があります。

激しい運動・入浴・サウナ

ヒアルロン酸注入後に最も注意すべきなのが、血行を促進する活動です。激しい運動、長時間の入浴、サウナは施術後2〜3日間は完全に避けましょう。

これらの活動を行うと血液循環が活発になり、注入部位の腫れやむくみが悪化してしまいます。国際的な美容医学のガイドラインでも、少なくとも48時間は激しい身体活動を避けることが推奨されています。

施術当日はシャワーのみに留め、熱いお湯ではなく、ぬるま湯で済ませることが重要です。入浴は3日目以降から徐々に再開し、最初は短時間の入浴で済ませることがおすすめです。

飲酒

アルコールも血行を促進する作用があるため、ヒアルロン酸注入後は控える必要があります。飲酒により血管が拡張すると、腫れや内出血が起こりやすくなってしまいます。

一般的には施術後24時間は禁酒をすることが推奨されていますが、もともとむくみやすい体質の方は1週間程度控えることが望ましいとされています。

注入部位への刺激

ヒアルロン酸が皮膚に馴染むまでの期間は、注入部位へのマッサージや圧迫、過度な刺激を避けることが重要です。

施術直後のヒアルロン酸はまだ不安定な状態にあり、外部からの力が加わると形が崩れたり、本来よりも早く吸収されてしまう可能性があります。

施術後1〜2週間は注入部位に触れることを避け、特にマッサージは絶対に行わないでください。顔を洗う際も優しく行い、タオルで拭く時も軽く押さえるように水分を取りましょう。

肌への紫外線

施術後の肌は普段よりも刺激に敏感になっているため、日焼け対策が重要です。紫外線を浴びると炎症が起こりやすく、腫れや赤みが悪化するリスクがあります。

外出時は日焼け止めクリームをしっかりと塗り、帽子や日傘を活用して紫外線から肌を守りましょう。日焼け止めは最低でもSPF30以上のものを選び、こまめに塗り直すことが大切です。

室内でも窓際にいる時間が長い場合は、肌に紫外線が当たらないように気をつけることがおすすめです。

メイクによる摩擦

ヒアルロン酸注入後のメイクは当日から可能ですが、注入部位への強い摩擦や圧迫は避けましょう。

ファンデーションやコンシーラーを塗る際は、軽くポンポンと叩くように優しく行い、こすらないようにしましょう。また、使用するメイク道具は清潔なものを使い、雑菌による感染を防ぐことも大切です。

メイク落としの際も同様に、ゴシゴシとこすらず優しく行うことを心がけてください。






施術後に注意すべきケース

ヒアルロン酸注入後は、体調やライフスタイルによって気をつけるべきことが変わります。特に予定や薬の有無など、個人の状況に応じたリスク管理が大切です。

大切な予定があるとき

ヒアルロン酸注入後のダウンタイムには個人差があり、予想以上に腫れや内出血が長引く場合があります。

結婚式や重要な仕事のプレゼンテーション、旅行などの大切な予定がある場合は、十分な余裕を持ってスケジュールを組むことが重要です。

一般的には施術から1〜2週間程度の回復期間を見込んでおくことが安心です。特に初回の施術では、自分がどの程度の反応を示すか分からないため、より慎重にスケジューリングしましょう。

薬を服用してる場合

現在服用している薬がある場合は、施術前に必ず医師に相談することが重要です。特に抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用している方は注意が必要です。

バイアスピリンやワーファリンなどの抗凝固薬は、内出血のリスクを高める可能性があります。これらの薬を服用している場合は、医師と相談の上で一時的な休薬が必要になる場合があります。

自己判断で薬の服用を中止することは危険ですので、必ず主治医と美容医師の両方に相談してください。






ダウンタイム中に現れる症状と対処法

ヒアルロン酸注入後は、さまざまな症状が現れることがあります。これらは多くの場合、正常な反応ですが、適切な対処法を知っておくことで不安を軽減できます。

むくみと腫れへの対処

注射による刺激で一時的にむくみや腫れが生じることは珍しくありません。これらの症状は通常、数日から1週間程度で自然に改善していきます。

腫れを軽減するためには、施術部位を適度に冷やすことが効果的です。保冷剤や氷嚢をタオルで包んで、15〜20分程度冷却を行いましょう。ただし、長時間の冷却は血行を悪くしすぎる可能性があるため注意が必要です。

痛みや違和感がある場合

施術後に筋肉痛のような痛みを感じることがありますが、これは数時間から数日で収まることが一般的です。また、注入した部位に違和感を覚える場合もありますが、1週間以内には慣れることが多いです。

痛みが強い場合は、医師から処方された痛み止めを適切に服用しましょう。市販の痛み止めを使用する場合は、事前に医師に相談することが安心です。

痛みが日を追うごとに強くなったり、発熱を伴う場合は感染の可能性があるため、すぐに医師に連絡してください

内出血が起きてしまった場合

注射部位の皮膚が薄い場合や血管が多い部位では、内出血が起こりやすくなります。特に目の周りや唇などは内出血が起こりやすい傾向にあります。

内出血は最初は濃い紫色や青色に見えますが、時間の経過とともに黄色や緑色に変化し、最終的には消失します。完全に消えるまでには数日から数週間かかる場合があります。

内出血を目立たなくするために、コンシーラーやカバークリームを使用することは可能ですが、優しく塗布することを心がけましょう。

しこりができてしまった場合

まれにヒアルロン酸が固まってしこりを形成することがあります。小さなしこりは時間とともに自然に改善することが多いですが、見た目が気になったり痛みを伴う場合は医師に相談しましょう。

必要に応じて、ヒアルロニダーゼという薬を使用してヒアルロン酸を分解することができます。この処置により、しこりを改善することができます。

しこりを自分でマッサージして解消しようとすることは逆効果になる可能性があるため、医師の判断を仰ぐことが重要です。

感染やアレルギー反応のサイン

非常にまれですが、感染症やアレルギー反応が起こる可能性もあります。発熱、強い痛み、異常な腫れ、膿の形成などの症状が現れた場合は、すぐに医師に連絡してください。

免疫力が低下している時期や、化膿しているニキビが多数ある状態での施術は感染リスクが高くなるため、体調を整えてから施術を受けることが大切です。

アレルギー反応の場合は、強いかゆみや発疹、呼吸困難などの症状が現れることがあります。これらの症状を感じた場合は、緊急医療機関を受診してください。







ダウンタイムを短縮する効果的な方法

適切なアフターケアを行うことで、ダウンタイムを短縮することができます。科学的な根拠に基づいた方法を紹介します。

冷却による腫れのケア

施術後の冷却は、腫れや内出血を軽減する効果が医学的に認められています。保冷剤や氷嚢をタオルで包み、注入部位を適度に冷やすことが大切です。

冷却は15〜20分間行った後、1時間程度休憩してから再度行うというサイクルを繰り返します。施術後24〜48時間の間、こまめに冷却を行うことで症状の軽減が期待できます。

直接氷を肌に当てることは凍傷のリスクがあるため、必ずタオルやガーゼで包んで使用してください

刺激を避ける

国際的な美容医学の研究でも、施術部位への刺激を避けることがダウンタイム短縮に重要であることが示されています。摩擦や圧迫を避けることで、ヒアルロン酸の定着が良くなり、副作用も軽減されます。

睡眠時にうつ伏せで寝ることも圧迫の原因となるため、仰向けで寝るよう心がけましょう。枕の高さを調整して、注入部位に負担をかけない姿勢を保つことが大切です。

また、眼鏡やマスクなど、顔に触れるものも施術部位を圧迫する可能性があるため、数日間は使用を控えるか、圧迫しないよう工夫することが必要です。

運動・サウナ・飲酒を控える

運動、サウナ、飲酒などの血行促進行為を避けることは、ダウンタイム短縮において非常に重要です。これらを避けることで、不要な腫れや内出血を防ぐことができます。

軽い散歩程度の活動は問題ありませんが、汗をかくような運動や心拍数が大幅に上がる活動は控えましょう。ヨガや筋力トレーニングも、施術後数日間は避けることが推奨されています。

体温が上がる活動全般に注意を払い、安静に過ごすことがダウンタイム短縮の鍵となります。






他の美容施術との組み合わせには注意

ヒアルロン酸注入を他の美容施術と組み合わせて行う場合は、注意が必要です。間違ったタイミングで施術を受けると、効果が減少したり副作用が増加したりする可能性があります。

ヒアルロン酸施術前に避けるべき美容処置

ヒアルロン酸注入の前に行うべきでない施術があります。糸リフトやプロテーゼ挿入などの大がかりな施術は、組織に炎症を起こすため避ける必要があります。

また、レーザー脱毛やフェイシャルトリートメントなども、肌に刺激を与えるため施術前は控えましょう。これらの処置により肌が敏感になっている状態では、ヒアルロン酸注入時の副作用が強く出る可能性があります。

一般的には、他の施術から1〜2週間空けてからヒアルロン酸注入を受けることが推奨されています

ヒアルロン酸注入後は施術間隔に注意

ヒアルロン酸注入後は、2週間から1ヶ月程度は他の美容施術を避けることが安全です。この期間中にヒアルロン酸が組織に馴染み、安定した状態になります。

特にレーザー治療やピーリングなどの刺激の強い施術は、ヒアルロン酸の分解を早めたり、予期しない反応を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

マッサージやフェイシャルトリートメントも同様に、ヒアルロン酸が安定するまでは避けることが望ましいでしょう。

同日施術が可能なケース

一部の施術については、ヒアルロン酸注入と同日に行うことが可能な場合があります。ハイフ(HIFU)、ポテンツァ、ボトックス注射などがその例です。

ただし、これらを同日に行う場合は、ヒアルロン酸注入を最後に行うことが一般的です。他の施術の刺激によってヒアルロン酸の定着が影響を受けることを防ぐためです。

ポテンツァについては、施術の刺激によりヒアルロン酸の効果が弱くなる可能性があるため、医師とよく相談して決めることが重要です。同日施術を希望する場合は、事前に医師と詳しく相談し、リスクとベネフィットを十分に理解した上で決定しましょう。







効果を長持ちさせるための継続的なケア

ヒアルロン酸注入の効果を最大限に活かし、長期間維持するためには、日常生活での継続的なケアが重要です。適切な生活習慣と定期的なメンテナンスにより、より良い結果を得ることができます。

生活習慣で効果を高める

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠は、体内でのヒアルロン酸生成をサポートし、注入したヒアルロン酸の定着を促進します。

特に、コラーゲンやビタミンCを多く含む食品を積極的に摂取することで、肌の健康状態を維持できます。水分補給も重要で、1日2リットル程度の水を飲むことを心がけましょう。

睡眠不足やストレスは肌の回復力を低下させるため、規則正しい生活リズムを保つことが効果の持続に繋がります。

品質の高いヒアルロン酸の選ぶ

使用するヒアルロン酸の品質は、効果の持続性に大きく影響します。クリニックごとに使用している薬剤が異なるため、事前に確認することが重要です。

極端に安価な施術は、品質の低いヒアルロン酸を使用している可能性があるため注意が必要です。FDA承認や厚生労働省認可の製品を使用しているクリニックを選ぶことが安心につながります。

高品質なヒアルロン酸は分子構造が安定しており、体内での持続時間も長くなる傾向があります。

再注入のタイミングを見極める

定期的にヒアルロン酸注入を繰り返すことで、組織内でのヒアルロン酸の基盤ができ、吸収速度が遅くなって効果の継続性が高まる可能性があります。

一般的には、効果が完全になくなる前に再注入を行うことで、より安定した効果を維持できます。初回から3〜6ヶ月後に再度評価を行い、必要に応じて追加注入を検討しましょう。

再注入の際は、前回の効果や副作用の状況を医師と共有し、量や注入部位を調整することで、より理想的な結果を得ることができます。






まとめ

ヒアルロン酸注入後の適切なケアは、安全性の確保と理想的な効果の実現に欠かせません。激しい運動や飲酒、マッサージなどの禁止事項を守り、冷却や刺激回避などの正しいアフターケアを実践することで、ダウンタイムを短縮し良好な結果を得ることができます。

また、他の美容施術との適切なタイミング調整や、継続的な生活習慣の改善により、ヒアルロン酸の効果を最大限に活かすことが可能です。何よりも重要なのは、信頼できる医師のもとで施術を受け、不安や疑問があれば遠慮せず相談しましょう。

この記事で紹介した注意点を守り、医師の指示に従って適切なケアを行うことで、安全で美しいヒアルロン酸注入の効果を実感してください。



この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科