襟足を脱毛したいと思っていたのに「髪の毛部分は脱毛できない」と施術を断られた経験はありませんか?以前脱毛クリニックで襟足の脱毛を断られた人でも「ニードル脱毛(医療針脱毛)」を選択することで施術が可能です。
襟足を理想のデザインに整えれば、ショートカットやアップスタイルなどの髪型にしても、首元の毛を気にしなくてすみます。襟足の髪の毛を脱毛するのに適した「ニードル脱毛」や「襟足のデザイン」について見ていきましょう。
目次
<襟足(うなじ)の髪の毛が脱毛できない理由>
多くの脱毛クリニックやサロンでは「レーザー」または「光」による脱毛を行っています。両者は毛の黒い部分に反応して、毛根にダメージを与える脱毛方法です。
襟足の髪の毛部分は毛が太すぎるため、照射時の刺激が強く火傷のリスクが高まります。そのため、襟足の産毛部分のみに対応し、襟足にある髪の毛部分の脱毛は断られるケースがあるのです。
しかし、後ほど紹介するニードル脱毛を選択すれば、襟足の髪の毛を含むすべての毛に対応が可能です。[1]
<襟足(うなじ)と髪の毛部分の見分け方>
襟足と髪の毛を見分けるためには、髪の毛を束ねてみましょう。このときに手から落ちない毛が髪の毛です。周辺にある産毛は襟足の毛になります。ただし脱毛の場面では「遅れ毛」と呼ばれる短い毛は、脱毛髪の毛に含まれるケースがほとんどです。長さにかかわらず、太さが髪の毛と同等であれば髪の毛と判断できます。
両者の見極めはクリニックやサロンによっても基準が異なるため、事前に確認しておきましょう。
<襟足の髪の毛を脱毛したいときはニードル脱毛がおすすめ>
襟足の髪の毛を脱毛したいときは「ニードル脱毛」が適しています。ニードル脱毛とは、毛1本1本に電気を流して毛根にダメージを与え、永久脱毛を可能にする脱毛方法です。
ここからは襟足脱毛におけるニードル脱毛のメリットとデメリットを紹介します。
−ニードル脱毛のメリット−
ニードル脱毛のメリットは以下の通りです。
ニードル脱毛のメリットは、レーザー脱毛では難しい毛質や肌質でも脱毛ができる点です。髪の毛のような太い毛や色素の薄い髪の毛にも対応できます。また、色の濃い肌も脱毛が可能です。
レーザー脱毛では襟足のデザインを変更したくても、髪の毛が生えていると施術を断られることがあります。一方、ニードル脱毛なら髪の毛が生えていたとしても、好みに合わせてデザインを変更できます。
−ニードル脱毛のデメリット−
ニードル脱毛のデメリットは以下の通りです。
- チクチクするような痛みがある
- 1回の脱毛範囲が限定される
ニードル脱毛はレーザー脱毛に比べると痛みを強く感じる傾向があります。毛に1本ずつ電気を流すので、チクチクとした痛みを感じます。ただ、痛みの感じ方は人それぞれで麻酔を追加することも可能です。
もう一つのデメリットは、レーザー脱毛のように広範囲を一気に脱毛できないことです。襟足の産毛部分を含む範囲を脱毛する場合、レーザー脱毛に比べて時間がかかります。ただ、1本ずつ確実に脱毛するため、高い脱毛効果を得られます。[2]
<襟足がきれいに見える4つのデザイン >
後ろから見た姿を左右するのが、襟足のデザインです。ここでは、襟足がきれいに見える4つの代表的なデザインを解説します。
−W型|ナチュラルな印象−
W型は、襟足が「W」の形になっているデザインです。日本人に多い襟足の形ともいわれています。ナチュラルで落ち着いた雰囲気を出したい人におすすめです。
もともとW型の襟足の人が多いので、産毛を脱毛するだけで形が整うことも珍しくありません。
−MW型|大人っぽい印象−
MW型は「M」と「W」の形を組み合わせたデザインです。W型の中心が少し出っ張っていて、大人っぽさを演出してくれます。また、着物に似合うデザインとしても人気があります。
首が細く長く見えるので、首の太さに悩んでいる人におすすめです。
MW型のデザインにする際は、もともとの襟足の形によって髪の毛部分の脱毛が必要になります。レーザー脱毛では対応が難しいため、ニードル脱毛を検討しましょう。
-U型|可愛らしい印象-
U型は「U」のような緩やかなラインを描くデザインです。柔らかく可愛らしい印象になります。
ただし、U字のカーブを急にしすぎると、子どもっぽさが強調されることがあります。U型に脱毛したい人は、細かい仕上がりのイメージをクリニックと相談しておきましょう。
-直線型|ボーイッシュな印象-
直線型は、生え際がまっすぐなラインになっているデザインです。ボーイッシュで洗練された印象になります。
ベリーショートに似合うデザインですが、髪型によっては個性的になりすぎてしまいます。後悔しないようにデザインを決めましょう。
Q:セルフで襟足の髪の毛を脱毛できる?
残念ながら、セルフで家庭用光脱毛機を使った襟足の髪の毛は脱毛できません。家庭用光脱毛機もレーザー脱毛や光脱毛と同様、毛の黒い部分に反応する機械です。パワーは弱めですが、火傷する可能性は十分にあるので絶対にしないでください。
セルフで脱毛するときは、襟足の産毛部分のみの使用にとどめましょう。自己処理をしっかり行い、説明書通りに使用してください。
Q:襟足の髪の毛を脱毛すると痛い?
ニードル脱毛で襟足の髪の毛を脱毛すると、痛みを感じることがあります。また、レーザー脱毛で襟足の産毛部分を脱毛した場合も、骨から近いため痛みを感じやすいといわれています。
どちらも麻酔を使用できるので、痛みが不安な人はカウンセリング時にクリニックに相談しましょう。
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Q:襟足(うなじ)の脱毛は何回くらい通う?
襟足の脱毛は、医療脱毛の場合5〜8回で完了します。ただし、脱毛効果はもともとの毛の量や太さなどによって個人差が大きいものです。
数回通っただけでは脱毛効果を実感できないこともあるので、根気強くクリニックに通いましょう。
まとめ
「襟足の脱毛はできない」と髪の毛部分の脱毛を断られた経験がある人でも、ニードル脱毛なら対応できる可能性があります。ニードル脱毛は「痛みを感じやすい」「広範囲を一気に脱毛できない」という弱点がありますが、襟足のデザイン変更に対応できる手法です。
また、痛みが不安な人は、麻酔を使用することで痛みを軽減できる可能性があります。
襟足の一般的なデザインは「W型」「WM型」「U型」「直線型」の4つです。襟足の髪の毛を脱毛する際は、好みの襟足デザインを検討してみてください。
M&B美容皮フ科クリニックは、ニードル脱毛とレーザー脱毛の両方を取り揃えている美容皮膚科です。患者様が脱毛を続けやすいよう、痛みに配慮した施術を行っています。
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参考文献
[1]なくならない脱毛施術による危害 |独立行政法人 国民生活センター
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170511_1.pdf
[2]美容電気脱毛とは|日本美容電気脱毛協会