マンジャロの効果はいつから?8週・20週・72週の実データ|M&B美容皮フ科クリニック|東大阪市の美容皮膚科

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マンジャロの効果はいつから?8週・20週・72週の実データ

マンジャロ 医療ダイエット

「始めてどのくらいで変わるのか」。マンジャロについて、いちばん多くいただくご質問のひとつです。

インターネット上には「1〜2週間で食欲が変わる」「3か月で目に見えてくる」といった記述が並んでいます。ただ、そうした数字の多くには出典がありません。何を根拠にした期間なのかが分からないまま、ご自身の経過と見比べて不安になってしまう方もいらっしゃいます。

この記事では、印象ではなく臨床試験で実際に測られた体重の推移から、「いつ・どのくらい」をお伝えします。日本人を対象とした試験を中心に、8週・20週・52週・72週という時点ごとに整理しました。

本記事は、公的資料および査読を経た臨床試験の報告に基づく一般的な医療情報であり、診断・治療の代替ではありません。マンジャロ(チルゼパチド)の国内で承認された効能・効果は2型糖尿病です。当院が痩身を目的として行う処方は、国内で承認されていない使い方(適応外使用)にあたります。記事中の数値はいずれも臨床試験における集団の平均値であり、個々の方の結果をお約束するものではありません。

この記事でわかること

  • 臨床試験で、8週・20週・52週・72週の各時点に何が起きていたか
  • 日本人を対象とした試験(2型糖尿病/肥満症)の実際の数値
  • 同じ薬・同じ用量でも「いつから」が人によって分かれること
  • 最初の8週で差がついても、72週時点では両群とも体重が減っていたこと
  • 年齢で効き方が変わるのか、という疑問への試験データからの答え
  • マンジャロが「GLP-1の薬」ではなく、2つの受容体に働く薬であること

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1. 先に結論|試験でわかっている「いつ・どれだけ」

結論からお伝えします。チルゼパチドを用いた臨床試験では、投与開始から8週の時点ですでに集団の平均体重は動いていました。「3〜6か月たってから減り始める」という説明は、試験のデータとは合いません。

一方で、同じ薬を同じ用量で使っていても、8週時点での減り方は人によって大きく分かれます。そして、その差がついた後も、両方のグループで体重は減り続けていました。

3行でまとめると
・8週の時点で、平均はすでに動いている(早く動く人と、ゆっくりな人に分かれる)
・用量が上がりきる20週前後から、差がはっきりしてくる
・8週で反応が小さかった人も、72週の時点では体重が減っていた

以下、それぞれの数値がどの試験の、どの集団の、何週時点のものかを明示しながら見ていきます。2型糖尿病の方を対象とした試験と、肥満症の方を対象とした試験は別のものです。混ぜて読むと数字を見誤りますので、分けて記載しています。

2. 時点ごとに見る体重の推移

8週時点|全員が同じ段階にいるときの姿

チルゼパチドは週1回2.5mgから始め、4週間の間隔で2.5mgずつ増やしていきます(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。つまり8週の時点では、参加者全員が「5mgを4週間使ったところ」という同じ段階にいます。用量の違いという要因を除いて比べられる、貴重な時点です。

肥満または過体重の方を対象としたSURMOUNT-1試験と、2型糖尿病をあわせもつ方を対象としたSURMOUNT-2試験の参加者2,384名について、8週時点の体重変化で2つのグループに分けた解析が報告されています (Kokkinos et al., 2026)。

8週時点の体重変化(チルゼパチド投与例・最小二乗平均±標準誤差)
試験(集団)8週で5%以上減った方それ以外の方
SURMOUNT-1
(肥満・過体重/2型糖尿病なし)
−7.9%±0.1
参加者の62.1%(1,103名)
−3.1%±0.1
SURMOUNT-2
(肥満・過体重/2型糖尿病あり)
−7.1%±0.1
参加者の40.6%(247名)
−2.5%±0.1

Kokkinos et al. (2026) の報告値。いずれも国際共同試験で、日本の医療機関も参加しています。

ここで注目したいのは、同じ薬を同じ用量で使っていても、8週の時点で −7.9% と −3.1% に分かれているという点です。「効果が出るのが遅い」と感じる方がいらっしゃるのは、気のせいではありません。ただし、この差がその後どうなるかは、後ほど見ていきます。

20週時点|用量が上がりきるころ

SURMOUNT-1試験では、20週時点の体重変化が副次的な評価項目として設定されていました。10mgと15mgの参加者をまとめた解析で、−13.2±0.16kg(プラセボ群は−2.5±0.22kg)と報告されています (Eli Lilly and Company, 2025)。参加者のベースラインの平均体重は104.8kgでした (Jastreboff et al., 2022)。

52週時点|日本人の2型糖尿病の方を対象とした試験

日本人の2型糖尿病の方636名を対象に、チルゼパチドとデュラグルチド0.75mgを52週間比較した国内試験(SURPASS J-mono)があります (Inagaki et al., 2022)。マンジャロの電子添文にも成績が記載されています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。

ベースラインから52週時までの体重の変化量(最小二乗平均±標準誤差)/日本人2型糖尿病患者636例
群52週時の体重変化ベースライン体重
チルゼパチド 5mg−5.8±0.41 kg78.6±16.4 kg
チルゼパチド 10mg−8.5±0.42 kg79.1±13.7 kg
チルゼパチド 15mg−10.7±0.41 kg78.9±14.3 kg
デュラグルチド 0.75mg−0.5±0.41 kg76.5±13.2 kg

医薬品医療機器総合機構 (2026a) 17.1.2 の記載値。なお、この試験の主要評価項目はHbA1cの変化量であり、体重は副次的な項目です。当院でお出しする用量は2.5mg・5mg・7.5mg・10mgです。15mgは扱っておりません。

72週時点|日本人の肥満症の方を対象とした試験

同じチルゼパチドという成分は、ゼップバウンドという別の製品名で、肥満症の治療薬として国内で承認されています。その承認の根拠となったのが、日本人の肥満症の方225名(糖尿病の方は除外)を対象とした国内第III相試験(SURMOUNT-J)です (Kadowaki et al., 2025)。

ベースラインから72週時までの体重変化率(平均値±標準偏差)/日本人肥満症患者225例
群72週時の体重変化率プラセボ群との群間差[95%信頼区間]5%以上減少した方の割合
チルゼパチド 10mg−18.4±7.61%−16.1%[−18.7, −13.5]94.9%(56/59)
チルゼパチド 15mg−22.6±8.90%−21.1%[−23.6, −18.5]96.9%(63/65)
プラセボ−1.8±4.94%—21.2%(14/66)

医薬品医療機器総合機構 (2026b) 17.1.1 の記載値。試験期間中、参加者は食事のカロリー制限と身体活動の増加をあわせて行っています。この試験の対象は、BMI27以上で肥満に関連する健康障害を2つ以上もつ方、またはBMI35以上で1つ以上もつ方です。美容・痩身を目的とする方は対象ではありません。

参考までに、2型糖尿病のない肥満・過体重の方2,539名を対象とした国際共同試験(SURMOUNT-1)の72週時の体重変化率は、5mgで−15.0%、10mgで−19.5%、15mgで−20.9%、プラセボで−3.1%と報告されています (Jastreboff et al., 2022)。

同じ試験でも、解析方法の違いにより、公表元によって数値がわずかに異なることがあります。本記事では、各項目で出典を明示したうえで、公表論文または電子添文に記載された値を用いています。

3. 同じ薬でも「いつから」が分かれる理由

用量が上がりきるまでに時間がかかる

電子添文の用法及び用量では、週1回2.5mgから開始し、4週間投与したのち5mgへ増量することとされています。5mgで効果が十分でない場合は、4週間以上の間隔をあけて2.5mgずつ増量できます(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。

当院で扱う最大量である10mgに到達するまでには、4週間ごとに増量した場合でも最短で12週間かかる計算になります。体調に合わせて増量を先延ばしにしたり、2.5mgのまま続けていただいたりすることもあります。「開始から3か月たっても最大量ではない」というのは、遅れではなく設計どおりです。

早く動いた方と、そうでない方の72週後

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい点です。先ほどの8週時点で分かれた2つのグループを、72週まで追った結果が報告されています (Kokkinos et al., 2026)。

SURMOUNT-1:72週時の体重変化率(8週時点の反応別)
8週で5%以上減った方 −23.3%
それ以外の方 −14.6%

Kokkinos et al. (2026) の報告値。SURMOUNT-2(2型糖尿病あり)では、それぞれ−20.0%と−10.8%でした。

たしかに、早く動いた方のほうが72週時点でも大きく減っています。ただし同時に、8週の時点で反応が小さかった方も、72週では−14.6%まで減っていました。報告した研究者らも、どちらのグループでも臨床的に意味のある体重減少と代謝指標の改善が得られたと述べています。

「最初の1〜2か月で決まってしまう」わけではない、というのがこのデータの読み方です。

年齢・性別・体格で変わるのか

「年齢を重ねると効きにくい」という説明をよく見かけます。これについては、日本人を対象とした試験のサブグループ解析があります。

SURMOUNT-Jのあらかじめ定めたサブグループ解析では、72週時点の体重減少は65歳未満と65歳以上でおおむね同様でした (Yokote et al., 2026)。SURMOUNTシリーズとSUMMIT試験をあわせた65歳以上の解析でも、65歳未満と比べて有効性・安全性はおおむね同等と報告されています (Alfaris et al., 2026)。

一方、数値の上で違いが見られた項目もあります。SURMOUNT-Jでは、プラセボとの群間差が女性のほうが大きく(10mgで−17.5%、15mgで−24.9%)、男性は−15.1%、−18.1%でした。ベースラインのBMIが35未満の方のほうが、35以上の方より大きい傾向も報告されています (Yokote et al., 2026)。

なお、電子添文には「投与開始時のBody Mass Index(BMI)が23kg/m2未満の患者での本剤の有効性及び安全性は検討されていない」と記載されています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。

4. 体の中で何が起きているのか

「GLP-1の薬」ではありません

マンジャロは、GLP-1受容体作動薬とひとくくりに説明されることがありますが、正確ではありません。電子添文の薬効分類名は「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」で、作用機序の項には「本剤はGIP受容体及びGLP-1受容体のアゴニストであり、両受容体に結合して活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進させる」と記載されています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。

GIPとGLP-1という、2つの異なるホルモンの受容体に働く薬です。この点は、同じ成分の肥満症治療薬ゼップバウンドの最適使用推進ガイドラインでも、中枢神経系に分布する両受容体を介した食欲の調節と、GIP受容体の活性化による脂肪細胞での脂質代謝の変化が体重減少作用に関わると考えられる、と説明されています(厚生労働省, 2025)。

胃の動きの変化は、最初がいちばん大きい

「食欲がいつから変わるのか」に関係する記載が、電子添文の薬理作用の項にあります。2型糖尿病の方に5mg以上を週1回4週間くり返し投与したところ、胃の内容物が出ていく速さの低下が認められ、その低下は初回投与後にもっとも顕著で、4週間のくり返し投与で弱まったと記載されています(医薬品医療機器総合機構, 2026a、外国人データ)。

最初の1回目のあとに胃の重さや食欲の変化を強く感じ、続けるうちにその感覚が薄れていく、という経過は、この所見と矛盾しません。感覚が薄れることと、体重の減り方が止まることは別のことです。

週1回でよい理由

日本人の2型糖尿病の方29名で調べた薬物動態では、投与後の血中濃度が最も高くなるまでの時間は約24時間、半減期は約5〜6日と報告されています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。分子がアルブミンと結合することで体内に長くとどまる設計になっており、これが週1回の投与で作用が続く理由です。

5. 「思ったより減らない」と感じたとき

ご自身の経過が、記事で見た数字と違っていても、それだけで薬が合っていないとは限りません。ここまで見てきたとおり、8週時点の反応には幅があり、反応が小さかった方も72週では体重が減っていました (Kokkinos et al., 2026)。

そのうえで、確認する価値があるのは次のような点です。

  • いま何mgで、いつから同じ用量が続いているか
  • 投与の曜日が一定に保てているか(電子添文は同一曜日での投与を求めています)
  • 食事・身体活動の状況。SURMOUNT-Jでも、参加者は食事のカロリー制限と身体活動の増加をあわせて行っています
  • 体重以外の変化(腹囲、血圧、血糖、脂質など)に動きがないか

いったん減ったあとに停滞したり、食欲が戻ってきたように感じたりする現象については、停滞期と食欲が戻る現象を整理した記事で別に扱っています。また、やめたあとの体重の戻りについてはこちらの記事をご覧ください。

減り方が気になるときは、自己判断で量を増やしたり、間隔を詰めたりせず、診察でご相談ください。

6. 主なリスク・副作用

よくみられるもの

電子添文で5%以上の方にみられるとされているのは、悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退です(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。用量を上げていく時期に多く、その後は減っていく傾向が報告されています (Kokkinos et al., 2026)。ただし、すべての方で軽く済むわけではありません。

重大な副作用

電子添文には、重大な副作用として次が挙げられています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。

  • 低血糖(頻度不明)
  • 急性膵炎(0.1%未満)
  • 胆嚢炎(頻度不明)、胆管炎(0.1%未満)、胆汁うっ滞性黄疸(頻度不明)
  • アナフィラキシー、血管性浮腫(いずれも頻度不明)
  • イレウス(頻度不明)

嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛、高度の便秘やおなかの張りなどがあらわれた場合は、使用を中止し、速やかに医師の診察を受けてください。このほか、妊娠・授乳中の方、持病やお薬の飲み合わせによって、使用できない場合や注意が必要な場合があります。診察で確認します。

副作用の経過と対処については、副作用を整理した記事で詳しく扱っています。

7. 日本での承認と、痩身目的が適応外になる理由

マンジャロの効能・効果

マンジャロの電子添文に記載された効能又は効果は、「2型糖尿病」のみです。さらに「あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法、運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮すること」とされています(医薬品医療機器総合機構, 2026a)。米国の添付文書でも、適応は2型糖尿病の血糖コントロールと、心血管イベントのリスク低減であり、体重管理は含まれていません (Eli Lilly and Company, 2026)。

同一成分の肥満症治療薬はあります

チルゼパチドを含む製剤として、肥満症の治療薬ゼップバウンドが国内で承認されています。ただし効能・効果には条件があり、高血圧・脂質異常症・耐糖能障害のいずれかを有し、食事療法・運動療法で十分な効果が得られず、BMI27以上で肥満に関連する健康障害を2つ以上もつ方、またはBMI35以上の方に限られます(医薬品医療機器総合機構, 2026b)。

保険診療ではどう使われるか

ゼップバウンドは最適使用推進ガイドラインの対象品目で、使用できる医療機関にも要件が定められています(厚生労働省, 2025)。ガイドラインが求めている主な内容は次のとおりです。

チルゼパチド製剤(肥満症)の最適使用推進ガイドラインが求める主な要件
区分内容
施設代謝内科・糖尿病内科・内分泌内科・循環器内科または内科を標榜する保険医療機関であること。日本内分泌学会・日本糖尿病学会・日本循環器学会のいずれかの専門医である常勤医師が1人以上所属していること。いずれかの学会の教育研修施設として認定されていること。常勤の管理栄養士による栄養指導ができること
患者高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれか1つ以上の診断があること。食事療法・運動療法の治療計画を6か月以上実施しても十分な効果が得られないこと。その間、2か月に1回以上、管理栄養士の栄養指導を受けていること
期間日本人を対象とした臨床試験の主要な有効性の評価期間が72週間であったことから、投与は最大72週間とすること
見直し投与開始後は毎月、体重・血糖・血圧・脂質等を確認し、3〜4か月投与しても改善傾向が認められない場合には投与を中止すること

厚生労働省 (2025) より。これはゼップバウンドを肥満症の保険診療で用いる場合のルールであり、当院の自由診療におけるマンジャロの治療期間を定めたものではありません。当院での治療期間については、この下の「マンジャロによる自由診療について」をご覧ください。

同じガイドラインには、「治療対象となる肥満症以外での痩身・ダイエットなどを目的に本剤を投与してはならない」「本剤は肥満症治療薬であり、効能又は効果以外の美容・痩身・ダイエットなどの目的では使用しないこと」と明記されています(厚生労働省, 2025)。ゼップバウンドを美容・痩身の目的で使うことはできません。

8. 当院での考え方

当院では、痩身を目的としたマンジャロの処方を自由診療として行っています。これは国内で承認されていない使い方です。そのうえで、お渡しする情報は臨床試験で確かめられた範囲にとどめ、それを超える期待をお伝えしないようにしています。

「いつから」というご質問に対して、当院がお答えできるのは「試験ではこの時点でこう動いていました」までです。ご自身の体がどう動くかは、始めてみて、経過を一緒に見ていく以外に確かめる方法がありません。だからこそ、体重だけでなく体調や検査の値も含めて、続けるかどうかを都度ご相談しながら決めていきます。

減り方がゆるやかでも、それ自体は珍しいことではありません。判断を急がず、まずは診察でご相談ください。

マンジャロによる自由診療について(費用・期間・回数)

当院が痩身を目的として行うマンジャロの処方について、ご検討の前に必ずお読みいただきたい内容をまとめています。

マンジャロ(チルゼパチド)による自由診療について

当院が痩身を目的として行うマンジャロの処方は、国内で承認されていない使い方(適応外使用)です。ご検討の前に、以下を必ずお読みください。

治療の内容・期間・回数

週1回(1か月あたり4回程度)、ご自身で皮下注射します(院内での注射も可能です)。2.5mgから始め、4週間投与したのち5mgへ増量します。5mgで効果が十分でない場合は、4週間以上の間隔をあけて2.5mgずつ増量することがあります(電子添文の用法及び用量)。胃腸の症状などで体に合わない場合は、減量したり、増量を先延ばしにしたりします。2.5mgのまま続けていただく場合もあります。当院でお出しする用量は2.5mg・5mg・7.5mg・10mgです。治療期間:あらかじめ定まった期間はありません。2.5mgから増量していく場合、当院で扱う最大量の10mgに達するまでに最短で12週間かかります(4週間ごとに2.5mgずつ増量した場合)。その後どのくらい続けるかに定めはなく、減った体重を保つには継続が必要になる場合があり、中止したあとに体重が戻ることがあります。続けるかどうかは、効果と副作用を確認しながら医師とご相談のうえ決めます。

費用(自由診療・保険適用外)

  • マンジャロ 1本 3,250円〜12,980円(税込/用量とご購入本数により異なります)
  • 初診料 3,300円(施術を受けていただく場合は無料)
  • 採血(ご希望の方のみ)4,400円/院内での注射 2,200円
  • オンライン診療の送料 10本以下 1,980円/12本以上 3,000円(目安)

1回のお会計はお薬代で3,980円(2.5mgを1本)〜126,000円(10mgを12本まとめて)です。これに上記の初診料・採血・院内での注射・送料が、必要に応じて加わります。用量別・本数別の価格は料金ページをご覧ください。

適応外使用に関する情報

未承認の使い方です。マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は2型糖尿病の治療薬として国内で承認されています。痩身・ダイエット目的での処方は国内で承認されていません。

入手経路。国内の医薬品卸売業者から、国内で承認された医薬品を仕入れています。個人輸入は行っていません。

国内の承認医薬品等。同一成分(チルゼパチド)の肥満症治療薬が国内で承認されています。使用できる医療機関・対象者に要件があり、美容・痩身目的では使用できません。

諸外国の情報。チルゼパチド製剤は米国(体重管理の製剤は2023年11月8日承認)および欧州(2022年9月15日承認、体重管理の効能は2023年12月11日追加)でも承認されていますが、いずれの国でも美容・痩身を目的とした効能は承認されておらず、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。米国の添付文書には、ラットで甲状腺C細胞腫瘍が認められたことに基づく枠組み警告があり、髄様甲状腺がんの既往歴・家族歴のある方と多発性内分泌腫瘍症2型の方は使用できないとされています。

救済制度。承認された効能・効果と異なる目的での使用のため、重い副作用が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

「自分の場合はどうか」は、診察でご相談ください。

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よくあるご質問

Q. 効果が出るまで何か月かかりますか?
A. 一律の答えはありません。臨床試験では8週の時点で集団の平均体重はすでに動いていましたが、その減り方には幅がありました。SURMOUNT-1試験では、8週で5%以上減った方が62.1%、それ以外の方の平均は−3.1%でした。ご自身の経過は診察で確認しながら判断していきます。
Q. 最初の2か月であまり減りませんでした。続けても意味がないのでしょうか?
A. 8週時点で5%未満だった方も、72週時点では平均−14.6%まで減っていたと報告されています(SURMOUNT-1)。早期の反応が小さいことが、そのまま最終的な結果を決めるわけではありません。ただし続けるかどうかは、副作用や体調も含めて医師とご相談のうえ決めてください。
Q. 何キロ減りますか?
A. お約束できる数値はありません。参考として、日本人の2型糖尿病の方を対象とした52週の試験では5mgで−5.8kg、10mgで−8.5kgでした。日本人の肥満症の方を対象とした72週の試験では10mgで−18.4%、15mgで−22.6%でした。いずれも集団の平均値であり、対象となる方の条件も異なります。
Q. 年齢が高いと効きにくいですか?
A. 日本人の肥満症の方を対象とした試験のサブグループ解析では、72週時点の体重減少は65歳未満と65歳以上でおおむね同様でした。複数の試験をあわせた65歳以上の解析でも、65歳未満と比べて有効性・安全性はおおむね同等と報告されています。
Q. 最初に感じた食欲の変化が、だんだん薄れてきました
A. 電子添文には、胃の内容物が出ていく速さの低下は初回投与後にもっとも顕著で、4週間のくり返し投与で弱まったと記載されています。感じ方が変わることと、体重の減り方が止まることは別のことです。気になる場合は診察でご相談ください。
Q. マンジャロはGLP-1の薬ですか?
A. GLP-1受容体だけに働く薬ではありません。電子添文の薬効分類名は「持続性GIP/GLP-1受容体作動薬」で、GIP受容体とGLP-1受容体の両方に結合して活性化する薬です。
Q. 保険は使えますか?
A. 痩身を目的とする処方は保険適用外の自由診療です。マンジャロの国内で承認された効能・効果は2型糖尿病です。同じ成分の肥満症治療薬は国内で承認されていますが、使用できる医療機関と対象となる方に要件があり、美容・痩身の目的では使用できません。

まとめ

  • 臨床試験では、8週の時点ですでに集団の平均体重が動いていました
  • 同じ用量でも、8週時点の減り方は−7.9%と−3.1%に分かれていました
  • 8週で反応が小さかった方も、72週時点では−14.6%まで減っていました
  • 日本人の2型糖尿病の方の52週では、5mgで−5.8kg、10mgで−8.5kgでした
  • 日本人の肥満症の方の72週では、10mgで−18.4%、15mgで−22.6%でした
  • 65歳未満と65歳以上で、体重の減り方はおおむね同様と報告されています
  • マンジャロはGIP受容体とGLP-1受容体の両方に働く薬です
  • 国内で承認された効能・効果は2型糖尿病で、痩身目的の処方は適応外使用です

数字が並ぶと、つい自分の経過と比べたくなります。ただ、ここに挙げた値はすべて集団の平均で、しかも対象となる方の条件が試験ごとに違います。ご自身の経過をどう読むかは、診察で一緒に確認させてください。

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参考文献

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  9. 厚生労働省 (2025) ‘最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名:ゼップバウンド皮下注2.5mgアテオス 他)’(令和7年3月18日 医薬薬審発0318第1号). Available at: https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001440799.pdf (Accessed: 24 September 2026).
  10. 医薬品医療機器総合機構 (2026a) ‘マンジャロ皮下注アテオス 電子添文(2026年9月改訂・第11版)’. Available at: https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2499422G1024_1_11/ (Accessed: 24 September 2026).
  11. 医薬品医療機器総合機構 (2026b) ‘ゼップバウンド皮下注アテオス 電子添文(2026年9月改訂・第6版)’. Available at: https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2499422G7022_1_06/ (Accessed: 24 September 2026).
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科
この記事を監修したドクター

川嶋 俊幸

Toshiyuki Kawashima

資格・所属学会

  • 臨床医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本癌学会
  • 日本てんかん学会
  • 日本定位・機能神経外科学会
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本認知症学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 機能的定位脳手術技術認定医
  • American association for cancer research (US)
  • The Society for Neuro Oncology (US)

略歴

平成18年 4月
大阪市立大学医学部医学科 入学
平成24年 3月
大阪市立大学医学部医学科 卒業
平成24年 4月
市立島田市民病院臨床研修医
平成26年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科前期臨床研究医
平成27年 4月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 入学
守口生野記念病院脳神経外科医師
平成30年 4月
大阪市立総合医療センター脳神経外科シニアレジデント
平成31年 3月
大阪市立大学大学院医学研究科博士課程 卒業
平成31年 4月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科後期臨床研究医
令和2年10月
大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科病院講師
令和4年 4月
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科医長
令和5年 4月
大阪公立大学医学部附属病院脳神経外科